脱毛器・女性用シェーバーの選び方
気になるムダ毛を自宅で手軽に処理できるシェーバーや脱毛器。ここでは、「シェーバーと脱毛器の違い」、「顔・ボディ・VIOラインなど部位ごとに適した製品の特徴」、「主なメーカーと代表的なシリーズ」などについて解説し、選び方のポイントをご紹介します。
2022/7/4 更新
目次
除毛とは、皮膚の表面に出ている毛を取り除くこと。シェーバーを使って、除毛することができます。痛みはほとんどないものの、毛根が残っているため、脱毛に比べると毛が伸びるスピードは速いです。
一方脱毛は、毛根ごと毛を取り除くことを意味します。毛根がなくなるため、一度ケアすればしばらく生えてこないというメリットがありますが、脱毛時に多少の痛みを伴う場合があります。
シェーバーは、通常のムダ毛はもちろん、産毛などの細い毛も処理することができます。また、スティックタイプのモデルであれば、ペンのように持ち、眉毛などの細かい箇所まで除毛が可能。多くのシェーバーは、刃が直接皮膚に当たらない仕様なので、ケガをする心配はほとんどありませんが、強く当てて動かすと肌にダメージを与えてしまうので、やさしくなでるように使用するのがポイントです。
シェーバーの代表的なメーカー・シリーズ
シェーバーの種類には、主に顔用、ボディ用、VIO用があります。顔用は、細かい部位にも届きやすいI字で、やわらかい毛を剃りやすい刃を搭載したモデルが多いです。ボディ用は、広い面を効率よく剃れるよう、幅が広いT字の形状を採用。VIO用には、デリケートゾーンの太い毛もスパッと切れるモーターや刃が搭載されていることが多いです。専用のシェーバーを使わずに除毛しようとすると、切れが悪く毛を引っ張り痛みを伴うことがあるので、できる限り専用のシェーバーを使うとよいでしょう。
やわらかく短い産毛もキャッチできるよう、刃の大きさは小さく薄めにつくられています。顔の凹凸にフィットさせやすい形状なので、ムダ毛が気になる口まわりはもちろん、指の産毛といった狭い範囲のムダ毛も手軽に処理できます。また、毛の長さを調節できるコーム付きなら、眉毛のボリュームダウンも可能です。
顔用に比べると刃の幅が広いため、腕や足、背中など、広面積のムダ毛処理を効率よく行うことができます。アタッチメントを付け替えることで、ビキニラインに対応するものも。なお、使用面積が広い分、刃の劣化が早いため、長く使えるよう刃を交換できるタイプだと便利です。刃が劣化すると、切れ味が悪くなるだけでなく、肌を傷めることになるので要注意。
脱毛器の製品公式サイトには、「ビキニライン」「VIOライン」という言葉がよく出てきます。この2つのラインは、異なる部位を指しているので注意が必要。Vラインは両足の付け根あたりの部位を指しており、ビキニラインと同じ部位を意味します。また、Iラインは陰部の両側を、Oラインは肛門周辺を指します。ビキニライン用と記載されている場合、IラインやOラインには対応していない場合があるので、使用前に確認するようにしましょう。ビキニライン用シェーバーは、太いアンダーヘアをスパッと切れるパワーを持ち、デリケートな除毛部位を傷つけないよう肌当たりがやさしい製品が数多くラインアップされています。アンダーヘアのボリュームダウンも行いたい場合は、コーム付きの製品を選ぶようにしましょう。
Iライン、Oラインのムダ毛を安全に処理するために、専用シェーバーを使おう
Vラインだけでなく、Iライン、Oラインも処理したいなら、専用のものを選びましょう。部位に合わせた幅や刃の強度を備えているので、安全かつ効率よく処理することができます。
VIOすべてのラインに対応したシェーバー。肌に当たる刃先が丸くつくられており、デリケートな部位も安心してケアすることができます。アタッチメントを使えば、アンダーヘアをナチュラルな長さに仕上げたり、ツルツルに仕上げたりなど、好みに合わせたデザインにすることが可能。
回転部に搭載されたツメが毛をつかみ、一度にたくさんのムダ毛を引き抜くことができるのが脱毛器。当然ながら、一本ずつ抜いていく毛抜きよりもスピーディーに処理することができます。毛根ごと毛を引き抜くため、多少の痛みはありますが、毛が生えるまでの時間が長いので、処理の頻度を減らせる点が魅力。ただし、産毛のような細い毛は脱毛器では抜きにくく、処理が難しいというデメリットがあります。
脱毛器の代表的なシリーズ
ほとんどの脱毛器にはアタッチメントが付属しています。アタッチメントを付け替えることで、顔・ボディ・ビキニラインとさまざまな部位に使用可能。肌のデリケートさや毛質、処理する面積が異なるので、それぞれの部位に適したアタッチメントを付けて脱毛しましょう。
厚み約0.12mmのうす刃(VIO用を除く)で毛を根元からカットします。上位モデルには、肌の凹凸に合わせて柔軟に動く「密着スイングヘッド」が採用され、剃りにくい部位にもぴったりとフィットするモデルや、パワフルモーターでVラインなどの太い毛もスムーズにカットできるモデルがラインアップされています。
ノーズケアに対応した顔用シェーバーや、誤動作を防ぐロック付の防水ボディシェーバーなど、さまざまな製品をラインアップ。ミニ回転刃を採用した眉毛専用のペンシル型シェーバーも登場しており、細かい箇所のムダ毛を処理することができます。
ソイエの主要モデルである「ES-EL」シリーズは、ワイドヘッドを採用し、毛を挟むためのツメが60枚もあるため、効率的に脱毛することができます。 ヘッドの可動範囲は約90度で、脱毛箇所に密着することが可能。やわ肌ガードが寝た毛を起こし、肌にやさしい抜き心地を実現します。
防水対応している脱毛器・女性用シェーバーであれば、入浴時にムダ毛処理ができるのはもちろん、本体を丸洗いできるため、より清潔に使いたい人に向いています。
充電式タイプならば、電源のない場所でもコードレスでムダ毛処理ができるので便利です。ただし、バッテリーを搭載している分、本体が重くなる傾向にあります。
乾電池式タイプは、軽量な製品が多いので広範囲のムダ毛処理をしていても手首が疲れにくい点が魅力。また、電池が切れても、新しいものを入れ替えればすぐに使えるのも安心です。
逆剃りを推奨している製品もあれば、順剃りを推奨している製品もあります。
毛の流れに逆らって剃る逆剃りは、深く剃ることができる半面、肌を傷つけることがあります。そのため、毛の流れにそって剃る順剃りを推奨しているメーカーもあります。購入後、どちらの剃り方が推奨されているか、取扱説明書をチェックしましょう。
1年〜3年など、製品によって異なります。
ヘッドの交換時期は製品によって異なりますが、1年〜3年を目安としているメーカーが多いです。使用頻度にもよりますが、定期的に交換することで切れ味が復活し、清潔に使えるので、忘れずに交換しましょう。
ドライ剃り
肌に何もつけず、乾いた状態でシェーバーを使う剃り方のこと。短時間でムダ毛を処理することが可能です。製品によっては、泡をつけた状態で剃るウェット剃りを推奨している場合があるので、肌を傷めないためにも必ず確認しましょう。
ドライ脱毛
肌に何もつけず、乾いた状態で脱毛を行うことを指します。濡らすと毛が寝てしまい、キャッチしにくくなるため、ドライ脱毛のほうが効率よく処理できます。ただし、泡をつけて行うウェット脱毛で処理するほうが、痛みが少ない傾向にあります。