「Pocket WiFi LTE GL04P」実機レビュー

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EMOBILE LTE対応。名刺入れほどのコンパクトさ「Pocket WiFi LTE GL04P」(イー・モバイル)

イー・モバイルのモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi(ポケットWiFi)」の最新モデル「Pocket WiFi LTE GL04P」が登場。下り最大75Mbpsの通信速度に対応。イー・モバイルの4Gサービス「EMOBILE LTE」が利用できる高速モバイルWi-Fiルーターだ。今回は「Pocket WiFi LTE GL04P」(以下GL04P)を調査した。

「GL04P」の本体。カラーはブラックだが、表面が光沢タイプになっている

サイズ・重さ

「GL04P」のサイズはW102×D14.5×H66mmと、名刺入れほどのコンパクトさ。以前レビューした「Pocket WiFi LTE GL01P」は縦型だったが、「GL04P」は横型。そしてさらに小さくなっている。シャツの胸ポケットに入れるには大きいと感じるが、ズボンのポケットには余裕で入れておけるだろう。重量はGL01Pと変わらず140g。手に持ったときに適度な重さが感じられる。

ボディカラーはブラックのみ。前面は光沢感があり、明るいところだとシルバーにも見える。液晶ディスプレイは27×27mmで、端末の電波状態や設定などを一目で確認できる。前面の操作ボタンはひとつだが、大きくて押しやすい。

インターフェースは、下側面にmicroUSB端子とWPSボタン、上側面にUSIMカードスロットとmicroSDカードスロット、リセットボタンを搭載している。今回は新規契約をしてきたばかりの端末なので、梱包を開くところから見てみよう。

  • イー・モバイルの4Gサービスに対応するモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi LTE GL04P」
  • 下側面にはmicroUSB端子とWPSボタンを備える
上側面にはUSIMカードスロットとmicroSDカードスロット、リセットボタンを搭載。ストラップホールも用意されている

端末はコンパクトな黒いボックスに収納されている。端末に加えて、ACアダプタとUSBケーブルを長短2本同梱。太いピンセットのようなものはUSIMカードを脱着する時に利用するものだ。右上の側面にストラップホールが設けられており、お気に入りのストラップを付けておけば、バッグからの出し入れも楽になる。ちなみに、ストラップは同梱されていない。購入時は電池が空なので、まずは充電する。充電時間はACアダプタを利用した場合は約3時間、USB接続なら約7.5時間かかる。

  • 端末とACアダプタ、USBケーブル2本、USIMカード脱着ツールが付属する
  • USIMカード(EM chip)を取り出す
付属のツールを使って装着する

操作性

最初に、箱の上部に付いているシールをはがし、USIMカードを取り出す。続いて、端末上側面の「USIM Card」スロットを開き、端子面を上にして挿入する。ある程度入れたら、付属のピンセットのようなもので、カチッと音がするまで押し込めばいい。カバーを閉めれば準備完了だ。

電源ボタンを長押しすると電源が入る。イー・モバイルのロゴが表示され、しばらくすると起動する。液晶ディスプレイは約27mm四方だが、電波状態や接続しているデバイスの台数などがわかりやすく表示されている。モノクロ表示なので視認性は高いが、表面が光沢処理されているので、映り込みは激しい。

  • 電源ボタンを長押しすると電源が入る
  • 約30秒後に起動し、端末のステータスが表示される

操作ボタンは前面にひとつと、側面にひとつ用意されている。基本的には前面の電源ボタンで電源のオン・オフを行うだけでいい。WPSボタンはWPS(Wi-Fi Protected Setup)に対応した無線LANデバイスを手軽に接続するために利用する。デバイスの接続準備をしたあとに、WPSボタンを10秒押せば、接続できる。また、WPSボタンを2回押すと、端末のSSIDと暗号化キーを表示することができる。もし、第三者が端末に触れられるような場合には、簡単に暗号化キーが見えてしまうのは困る。そんな時は、暗号化キーを表示させないようにもできる。ただし、自分が接続するために、SSIDと暗号化キーは別途管理する必要がある。

基本的に使うのはボタンひとつだけとシンプル

初期設定

「GL04P」が起動したら、パソコンやスマートフォンなどの無線LAN搭載デバイスで接続すればいい。同時接続数は最大10台まで。SSIDは「GL04P-」から始まる文字列で、WPA暗号化キーは数字8桁に設定されている。SSIDと暗号化キーは付属のシールに記載されている。このシールは再発行できないので、きちんと保管しよう。

SSIDと暗号化キーを記載したシールを付属する

「GL04P」はIEEE802.11b/g/nをサポートするほか、「UE Category4」に対応しているのも特徴だ。「UE Category4」とは、20MHzの帯域幅で下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの高速通信が可能になる規格。もちろん「EMOBILE LTE」の通信速度は、下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsとなるで、150Mbpsのインターネット接続ができるわけではないが、今後イー・モバイルが高速サービスを提供する際に実力を発揮できる可能性はある。

  • WPSボタンを2回押すとSSIDと暗号化キーが表示される
  • 無線LANデバイスで「GL04P-」から始まるSSIDを選択する。画面はiPhone 4S
  • シールに記載されている暗号化キーを入力する
  • 接続できた

「GL04P」で利用できるSSIDはひとつだけだ。初期設定での暗号化方式はWPAで、ニンテンドーDSなど一部のデバイスでは利用できない。その場合は、暗号化方式をWEPに変更する必要がある。まずは「GL04P」に接続し、ブラウザのアドレス欄に「http://pocketwifi.home」と入力する。「EMOBILE GL04P設定ツール」の画面が開くので、ユーザー名とパスワードの両方に「admin」と入力してログインする。続いて「設定」→「無線LAN設定」→「無線LANセキュリティ設定」で「IEEE802.11認証」を「Open System」に、暗号化方式を「WEP」に変更すればいい。初期設定のWEPキーも同梱のシールに記載されている。

  • ブラウザで設定画面にアクセスする。画面はiPad
  • 「設定」→「無線LAN設定」→「無線LANセキュリティ設定」を開く
暗号化方式をWEPに変更する

起動時間・スタンバイモード

電源を入れるにはボタンを5秒ほど長押ししなければならないが、起動までの時間はこの5秒を入れても、平均32秒となかなか速い。 バッグの中での誤動作防止のためなのだろうか。もう少し起動の長押しが短いとさらに快適に利用できるのではと感じた。
省電力機能はシンプル。「GL04P」に接続している無線LANデバイスが0台になって10分が経過すると、電源が自動的に切れるようになっている。もし、定期的に使うので10分で切れると面倒に感じるようなら、20分に設定したり、「無線LAN自動オフ」機能を無効にすればいい。逆に使わなくなったら速やかに電源を切ってバッテリーを持たせたいなら、5分に設定すればいい。

「設定」→「無線LAN設定」→「無線LAN基本設定」で「無線LAN自動オフ」の時間を変更できる

バッテリー容量は3000mAhで、連続通信時間はLTE/3G接続ともに約9時間。連続待機時間も380時間と長く、外出するまでにフル充電しておけば、帰宅までは十分に持つだろう。充電時間もACアダプタを使えば3時間で済むので、出張先でも問題なく利用できる。なお、「GL04P」の背面カバーは外すことができず、ユーザーはバッテリーを交換できない。もし、屋外で9時間以上利用するようなら、USB出力機能付きのモバイルバッテリーを用意するといいだろう。

機能拡張

「GL04P」はUSBケーブルでパソコンと接続し、インターネット接続を利用することもできる。ブリッジ接続ではないため、USB接続時でも、他の無線LANデバイスを同時に接続できるのはユニーク。「GL04P」のバッテリーを消費せずに利用できるので、ノートパソコンのバッテリーに余裕があるなら活用したい。無線LAN接続時と同様、「GL04P」の電源を入れる以外の操作は不要だ。

自宅やオフィスのデスクトップパソコンに接続して利用することもできる。同時に無線LAN機能も動作しているので、「GL04P」だけでネットワークを構築できるのだ。初期設定では、「プライバシーセパレータ」という機能が有効になっており、無線LANで接続した端末同士の通信を禁止しているが、オフにすれば通信できるようになる。

パソコンにUSB接続すると、デバイスドライバのインストールが始まるので画面の指示に従おう

「GL01P」と同様、microSDカードスロットも搭載している。最大32GBまでのmicroSDカード/microSDHCカードを利用でき、端末をUSBメモリーのように活用できる。進行中の仕事で使っているファイルなどを入れておくと、万一の際に役立つだろう。

microSDカードを装着して、USBメモリーのように利用できる

「GL04P」は最大150Mbps通信ができるポテンシャルを備えた、最新のLTE対応モバイルWi-Fiルーターだ。パソコンを外出先で使うユーザーなら、USB接続機能も大きなメリット。しかも、無線LANも同時に使えるので、打ち合わせの相手にもネット接続を使わせてあげることも可能だ。microSDカードを装着することもでき、ストレージとしての役割も果たす。イー・モバイルの次世代モバイル通信を利用するなら、今注目の端末と言える。

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