「Mobile Slim」実機レビュー

名刺入れに収まるサイズと薄さを実現!「Mobile Slim」(UQ WiMAX)

スタイリッシュなデザインと使いやすさで人気を博した「Mobile Cube」を手掛けたネットワークコンサルティングからWiMAXルーターの最新モデル「Mobile Slim」が登場した。その名の通り、薄さにこだわったのが一番の特徴だ。薄さは業界最薄の8.2mm(ネットワークコンサルティング調べ)。名刺入れに収まるほどスリムでコンパクトな「Mobile Slim」を徹底調査した。
※2013年3月現在

業界最薄8.2mmのスリムなWiMAXルーター「Mobile Slim」。サイズもコンパクトで名刺入れに余裕で収まる

サイズ・重さ

「Mobile Slim」のサイズはW103×D56.0×H8.2mm。前述の通り、名刺入れに収まるほどコンパクトでスリムだ。同社によると、国内におけるモバイルルーターの中では最も薄いという。重量は約67g。重さも業界最軽量だ。これだけ薄くて軽ければ、かばんはもちろんワイシャツの胸ポケットに入れても邪魔になることはない。

  • 「Mobile Slim」が登場する前は、シンセイコーポレーション「URoad-Aero」(8.4mm)が業界最薄だった。「Mobile Slim」は、それよりも0.2mm薄い8.2mmの薄さを実現した
  • 実際に名刺入れに入れたところ、すっきりと収まった
これだけ薄ければ、ワイシャツの胸ポケットに入れてもかさばらない

「2012年度 グッドデザイン賞」を受賞した「Mobile Cube」と同様、デザインにもこだわっている。カラーは「ホワイト×レッド」と「ブラック×シルバー」の2色。正面と背面には幾何学模様が描かれており、高級な文房具のような仕上がりだ。本体には電源ボタンしかないため、操作に迷うことはないだろう。インターフェイスも充電やパソコンとの接続に利用するmicro USBポートだけと非常にシンプルだ。電源や通信の状態(ステータス)は、「PWR LEDランプ」、「Wi-Fi LEDランプ」、「WiMAX LEDランプ」の3つのLEDランプの色や光り方で確認できる。

カラーは「ホワイト×レッド」と「ブラック×シルバー」の2色を用意する

操作性

電源を入れるときは、前面の大きな電源ボタンを3秒間長押しする。「PWR LEDランプ」が緑点滅、「WiMAX LEDランプ」が緑点灯したら、通信できる状態だ。スマートフォンやタブレット端末、ノートパソコンと接続するための「SSID」と「KEY」(パスワード)は、本体裏面のラベルに記載されている。「Mobile Slim」は、SSIDの名称に一工夫ある。電車や街中で自分のモバイルルーターを探すと、多くのSSIDが検出されて、接続するまでに時間がかかる。誤って別のSSIDを選択して、なかなかつながらなかった経験がある人もいるのではないだろうか。そこで「Mobile Slim」では、SSIDの名称を「(mobileslim)****」というリストの上位に表示されるものにしているのだ。これでSSIDを見つける手間がかからず、すぐにルーターにつなげられる。

ネットワークのリストの上位に表示されるように、SSIDが「(mobile Slim)****」という名称となっている。電車や街中など無線LANやモバイルルーターが混在する場合でもすぐにSSIDが見つかる

本体にディスプレイがないと不便なのが、バッテリーの残量がどのくらい残っているのかがわからないことだ。「Mobile Slim」では、「PWR LED ランプ」の色と光り方でバッテリー残量がわかる。緑点灯の場合は100%〜30%、緑点滅は30%〜20%、赤点滅は20%〜0%であることを示している。緑点滅がはじまったら、バッテリーの残量を気にしながら使うようにしたい。また、WiMAXの電波強度は、「WiMAX LEDランプ」で確認できる。電波強度が強い場合は緑点灯、中の場合は緑点滅、弱い場合は赤点灯となる。赤点滅の場合は圏外など接続していない状態を示している。

  • 本体のボタンは前面にある電源ボタンのみ。3秒間の長押しで電源のオンとオフが可能。20秒以上長押しすると初期状態に戻る
  • バッテリーの残量やWiMAXの電波強度は、3つのLED(左から「PWR LEDランプ」、「Wi-Fi LEDランプ」、「WiMAX LEDランプ」)の色や光り方で確認できる。3つとも緑点灯の場合はもっとも状態がよいことを示しており、バッテリーの残量が100%〜30%、WiMAXの電波強度が強、Wi-Fi接続中ということだ

初期設定

購入後初めて電源を入れる場合は、電源ボタンを3秒間長押しすると「PWR LEDランプ」と「WiMAX LED ランプ」が赤点灯する。その後、「PWR LEDランプ」が赤点灯、「WiMAX LEDランプ」が白点滅する。これはWiMAXの開通作業中であることを示している。「WiMAX LEDランプ」が青点滅している場合は、接続準備中だ。開通作業が終わった2回目以降は「PWR LEDランプ」と「WiMAX LEDランプ」が緑点滅および緑点灯する。電源を切る場合は、電源ボタンを3秒間長押しする。

「Mobile Slim」の準備が完了したら、スマートフォンやタブレット端末、ノートパソコンでの設定になる。本機種の無線LANは、IEEE802.11b/g/nをサポートし、最大8台までの無線LAN機器を同時に接続できる。接続方法は、一般的な無線LAN機器の接続手順と同じなので簡単だ。スマートフォンやタブレット端末の場合は、ネットワーク接続を設定する画面を開いて作業する。今回はAndroidタブレットを使って接続してみよう。「設定」を開き「無線とネットワーク」の中にある「Wi-Fi」をタップする。モバイルルーターや無線LANのSSIDが表示されるので、「(mobileslim)****」をタップしてパスワードを入力する。これで設定は完了だ。

「設定」を開き「無線とネットワーク」の中にある「Wi-Fi」をタップする。周辺のモバイルルーターや無線LANのSSIDがリストで表示されるので、一番上の「(mobileslim)****」をタップ。次の画面でパスワードを入力すれば接続は完了だ

起動時間・スタンバイモード

「Mobile Slim」は電源ボタンを押して、通信ができるまで30秒ほどかかる。高速起動が特徴の「Mobile Cube」は、15秒ほどで接続できたが、新モデルの「Mobile Slim」は少しだけ接続まで時間がかかる。30秒でもモバイルルーターとしては短時間で接続できる部類に入る。

「Mobile Slim」はスリムでコンパクトなボディーに2420mAhの大容量バッテリーを搭載している。連続通信時間は約12時間。「Mobile Cube」より約2時間伸びている。このサイズでこれだけの通信時間を実現しているのは驚異的だ。連続待機時間も約1200時間の長さを実現。休止状態へ移行する機能はないが、これだけ待機時間が長ければ、1日はバッテリーに困ることはないだろう。また、こまめに電源をオン/オフするのが面倒な人にとっても、このバッテリーの持ちは助かる。

機能拡張

「Mobile Slim」にはオプションで専用充電台も発売されている。横からスライドさせて装着するタイプで、片手で簡単に脱着できる。

オプションの専用充電台。横からスライドさせて装着する

モバイルルーターのトレンドの一つがスマートフォンやタブレット端末からルーターの各種設定を変更したり、休止状態に移行したりできるアプリだ。「Mobile Slim」にはアプリは用意されていないが、Web上で各種の設定ができるWeb設定ページのショートカットを作成することで、アプリ代わりに使える。Web設定ページは、使いやすいようにモバイル端末用に最適化されているのが特徴だ。Web設定ページでは、バッテリーの残量やWiMAXの電波強度、接続端末数などが確認できる。さらにセキュリティの設定の変更なども可能だ。端末の再起動、電源のオフもWeb設定ページからできる。パソコン版のWeb設定ページからはさらに細かな設定が可能だ。

「iPhone」の場合は、「Mobile Slim」を接続した状態で、Webブラウザーの「Safari」を起動する。アドレス欄に「http://192.168.1.1/」と入力すると、Web設定ページが表示される(写真左)。ホーム画面にショートカットを作成しておけば、アプリのようにすぐにWeb設定ページが表示される(写真右)
セキュリティの設定はWi-Fiモードの変更、ステルスモードなど細かな点まで変更できる(写真左)。設定の初期化や端末の再起動、電源のオフもWeb設定ページからできる(写真右)
パソコン版のWeb設定ページからは、モバイル版よりさらに細かな設定ができる。ページにアクセスするには、スマートフォンやタブレット端末と同じようにWebブラウザーを起動し、アドレス欄に「http://192.168.1.1/」と入力すればよい

前モデルと仕様・機能比較

「Mobile Cube」との仕様・機能を比較表でまとめたので参考にしてほしい。

Mobile Slim Mobile Cube
機種画像
動作時間 連続通信
12h

10h
連続待受
20h

14h
待機時間
1200h

150h(クイックスタートモード使用時)
サイズ 装置
約103mm(W)×56mm(D)×8.2mm(H)

約67mm(W)×67mm(D)×10.2〜14.2mm(H)
カラー ブラック×シルバー/ホワイト×レッド ホワイト
WiMAXハイパワー なし
Wi-Fi
IEEE802.11b/g/n
IEEE802.11b/g
USB接続モード
専用充電台 なし
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