「URoad-Aero」実機レビュー

薄型・軽量で携帯性にすぐれるWi-Fiルーター。「URoad-Aero」(UQ WiMAX)

薄型・軽量で携帯性にすぐれるのが特徴のモバイルWi-Fiルーター「URoad」シリーズに、新モデルが登場。8.4mmの世界最薄(シンセイコーポレーション調べ)のボディは、シャツの胸ポケットにすっきりと収まる。さらに、従来よりも内蔵バッテリーの容量は少なくなっているものの、ソフトウェアの見直しなどで連続通信時間、休止時間ともに前モデルから大幅に伸びている。便利なスマホ用アプリも新たに用意した。「URoad-Aero」の魅力を徹底調査した。
※2013年2月現在

世界最薄のWiMAXルーター「URoad-Aero」。厚さは8.4mmと非常にスリムだ

サイズ・重さ

「URoad-Aero」は、世界最薄(シンセイコーポレーション調べ)のWiMAXルーター。サイズはW63.8×D106×H8.4mm、重量はバッテリー込みで74g。前モデルの「URoad-SS10」から大幅に薄型・軽量化されている。丸みのある本体は非常にスリムで、ポケットやかばんにすっきりと収まる。手に持ちやすくて操作もしやすい。

内蔵バッテリーの容量は2,090mAh。本体の薄型化により、2,260mAhだった「URoad-SS10」よりも少なくなった。しかし、それでも連続通信時間は9時間から12時間、連続待機時間は約250時間から約1,000時間へと大幅に伸びている。バッテリーは着脱式なので、オプションのバッテリーを購入すれば、安心して長時間利用できる。

  • 最新のスマートフォンよりも薄い8.4mmの超薄型ボディを実現。重量も74g(バッテリー込み)と軽量で、持ち運びに適している
  • 2,090mAhのバッテリーを搭載。連続通信時間は約12時間と前モデルよりも3時間伸びた。バッテリーは着脱可能でオプションのバッテリーを用意すれば、さらに長時間の利用が可能だ。SSIDは背面のカバーを開けると確認できる

こまめにスリープに設定できるように、本体の正面に休止ボタンを設けるなど、ボタン類の配置は、前モデルから大きく変わっている。ディスプレイは搭載しないが、接続状況やバッテリー残量などは、休止ボタンの上のLEDの色や光り方で判別できる。

ボディカラーはホワイト、ブラック、レッドの3色。今回試用したのはレッドだが、落ち着いた色見で高級感がある。

カラーは3色

操作性

本体の右側面の電源ボタンを長押しすると電源が入る。初回起動時のみ、WiMAX開通作業(アクティベーション)が必要となる。電源ボタンを長押しすると前面の4つのLEDがオレンジに点灯し、その後、グリーンに変わる。すべてのLEDがグリーンに点灯すれば接続準備が完了だ。

押しやすい前面に「休止ボタン」を搭載する。休止ボタンを長押しすると、休止状態に移行する。短押しすると復帰する

LEDは、電波状況を示す「WiMAXランプ」、回線契約の状況やWPS動作状況がわかる「WPSランプ、Wi-Fiの動作状況などを示す「Wi-Fiランプ」、バッテリーの残量などがわかる「バッテリー/電源ランプ」の4つ。色や光り方で状況がわかるので、付属のマニュアルをチェックしよう。

本体のボタンは、「電源ボタン(POWER)」、「WPSボタン」、前述の「休止ボタン(Sleep)」の3つだけで、初心者でも使い方に迷うことはないはずだ。

  • 右側面の上に「電源ボタン」と「WPSボタン」を搭載する。左側面にはUSBコネクターとストラップホルダーを配置
  • 底面には専用クレードルとの接続に利用する端子がある

初期設定

パソコンやスマートフォンを接続する際は、SSIDと暗号化キーは、背面のカバーを外せば、確認できる。SSIDと暗号化キーが記されたシールも同梱されているので、目につくところに貼っておいてもよい。WPSにも対応しているので、対応機器と接続する場合は、パスワードを入力せずに手軽に利用を開始できる。

「URoad-Aero」は2つのSSIDを持っている。2つ目のSSIDはパソコンで確認する必要がある。まず、本製品とパソコンをWi-FiやUSBケーブル、LANケーブル等で接続し、Webブラウザーのアドレスバーに「http://192.168.100.254」または「uroad.aero」と入力して、Web設定画面を開く。ログイン画面が開くので、ユーザー名とパスワードの欄に、それぞれ「admin」と入力する。「ルーター情報」で「ネットワーク名(SSID2)」を確認できる。初期設定では、SSID1、SSID2ともに暗号化方式がWPAとなっているので、SSID2を携帯ゲーム機用に使う場合は、暗号化方式をWEPに変更して、好みのWEPキーを設定すればよい。

  • 「URoad-Aero」のWeb設定画面で最初に表示される「ルーター情報」。画面中央に「ネットワーク名(SSID2)」が確認できる
  • 上のタブから「ワイヤレス設定」を選択。「セキュリティモード」を「WEP Auto」に設定すれば、携帯用ゲーム機などが接続できる。パソコンやスマートフォンをつなげる場合は、セキュリティーが万全なWPAのSSID1を利用したい
ソフトウェアのバージョンアップもWeb設定画面から実行する

起動時間・スタンバイモード

電源オフからの起動には25秒程度かかる。基本は休止ボタンを押して、待機状態と通信状態を切り替えるので、実際の利用時は、もっと短時間で接続できるはずだ。

「URoad-Aero」には、各機能をスマートフォンから利用できるアプリ「URoad Magic」が用意されている。Android OSなら「Google Play」、iOSなら「App Store」から無料でダウンロード可能だ。「URoad Magic」を使えば、スマートフォンやタブレット端末からWiMAXの電波強度やバッテリー残量が確認できる。また、休止状態のへの移行や復帰の時間設定ができる「Aeroモード」を搭載。曜日も指定できるので、休日はオンにしないようにするなど細かく設定できる。ただし、アプリからはオンの状態から休止状態へ移行はできるが、その逆は今のところできず、復帰するには本体の休止ボタンを押す必要がある。

  • WiMAXの電波強度や接続台数、バッテリー残量などが確認できるアプリ「URoad Magic」。SSIDなども確認できる
  • 休止状態に入る時間をタイマーで設定できる「Aeroモード」を搭載。通勤中など使わない時間があらかじめ決まっているときに設定しておけば、バッテリーを節電できる

機能拡張

「URoad-Aero」には、オプションで専用クレードル「URoad-Aero Station」が用意されている。透明なクレードルで、本体を斜めに設置する。水の上に浮いているように見えて、インテリアにもマッチしそうだ。これを使用することで、本体を充電できるほか、有線LANにも接続可能。自宅のWi-Fiルーターとして使ったり、出張時にホテルの部屋の有線LANをWi-Fi化したりできる。WiMAXの送信、受信能力を高めてより快適に使える「WiMAXハイパワー」もサポートしており、自宅でも安心して使えそうだ。「アクセスポイントモード」も備えており、自宅のモデムに接続して、宅内のアクセスポイントとしても利用可能だ。

  • オプションの専用クレードル「URoad-Aero Station」。本体を斜めに設置するユニークなデザインが目を引く
  • 有線LANポートを備え、自宅のWi-Fiルーターとして「URoad-Aero」を利用できる。「アクセスポイントモード」での利用も可能だ

公衆無線LANは「UQ Wi-Fi」、「Wi2 300」、「同 プレミアム」に対応する。対応サービスは今後拡大される予定だ。カフェやレストラン、駅などWiMAXのエリア外でも自動的に接続し、インターネットに接続できる。接続設定やWiMAXと公衆無線LANのどちらに優先的に接続するかなどは、前述のWeb設定画面から設定できる。

Web設定画面の「ワイヤレス設定」タブをクリックして、「公衆無線LAN設定」を開く。公衆無線LANを有効にして、優先接続先を選ぶ。自動ログインを有効にしておけば、対応エリアに入ると自動で公衆無線LANにつながる

前モデルと仕様・機能比較

前モデル「URoad-SS10」との仕様・機能を比較表でまとめたので参考にしてほしい。

URoad-Aero URoad-SS10
機種画像
動作時間 連続通信
12h

9h
連続待受
20h

20h
待機時間
1000h

250h
サイズ 装置
約106mm(W)×63.8mm(D)×8.4mm(H)

90mm(W)×63mm(D)×11.8mm(H)
カラー ブラック/ホワイト/レッド ブラック/ホワイト/レッド
USB接続モード
公衆無線LAN
スマホアプリ
(機能追加)
クレードル なし
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