Japanese Tableware和食器・漆器
和食器・漆器ギフトの選び方
手作りの温もりまで伝えたい普段使いのアイテム
ご飯茶碗や汁椀など、日本人の食生活に馴染みが深く、実用性の高い和食器は素朴な風合いが楽しめるのも魅力。年配者向けのアイテムというイメージがありますが、近年の和ブームにより若手作家のモダンなアイテムも注目を浴びています。産地ごとの特徴を押さえれば、さらに相手好みの一品が見つかります。
POINT 1 種類で選ぶ
夫婦茶碗や、徳利とぐい呑みのセットなど、組み合わせで贈るのが定番。大皿など見栄えのするアイテムなら単品で贈っても喜ばれます。
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皿
皿の場合は大小セットで贈るのがおすすめ。見栄えのよい大皿は一枚でおくってもいいでしょう。
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ご飯茶碗
夫婦茶碗は、両親へのプレゼントにぴったり。箸とセットで贈ってもよいでしょう。
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汁椀
汁椀といえば漆器が多いですが、最近では若手作家が作る陶器のスープカップなども人気です。
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鉢
大小様々なサイズがあり、組み合わせで贈ると喜ばれます。和風の麺鉢もおしゃれです。
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急須
急須といえば常滑焼が有名ですが、近年では水玉柄などモダンなデザインのアイテムも豊富。
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湯のみ
両親や祖父母など身内の年配者に贈る定番アイテム。急須とデザインや柄を揃えて贈っても。
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マグカップ・コーヒーカップ
若手作家の作品が多くデザイン性も豊かなため、若い人に向けたギフトとして選んでも。
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酒器
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お盆
高級感があって見栄えがよく、喜ばれます。鎌倉彫など、装飾を施したアイテムは贈答品に最適。
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箸・箸置き
素材やサイズは様々。贈り先に合わせて、ギフトに適した上質なアイテムを選びましょう。
POINT 2 相手別に選ぶ
和情緒を大切にしながらアイテムを選びましょう。目上の人には粋を感じさせる酒器を、身内には温かみのある湯のみなどを贈るのがおすすめ。
POINT 3 用途別に選ぶ
個人向けギフトには、作家の一点ものなど印象に残るアイテムを。結婚式の引き出物や香典返しには、小鉢のセットのような実用品を考えて選びましょう。
- 結婚祝いに和食器はNG
- 縁起がよくないとされる割れ物を贈るのは避けた方が無難。
POINT 4 定番から選ぶ
高級感を重視するなら有田焼や九谷焼、素朴さを大切にするなら益子焼などがおすすめ。産地ごとにそれぞれ異なる特徴を押さえて選びましょう。
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九谷焼
石川県で生産される磁器。紫や黄色、緑など濃厚な色使いが特徴。
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信楽焼
温かみのある素朴な風合いがある、滋賀県甲賀市で生産される陶器。
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京焼
京都で作られる陶器の総称。絵柄が上品で、年配者への贈り物に最適。
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有田焼
佐賀県有田町を中心に生産される磁器。香蘭社のものが特に人気。
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萩焼
山口県萩市で生産される陶器。使い込むほどに味わいが出てきます。
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備前焼
岡山県備前市の陶器。茶褐色の素朴な土の風合いが美しい。
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益子焼
栃木県益子町を中心に生産される陶器。生活に根ざした素朴な作風。
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輪島塗
石川県輪島市で生産される工芸品。漆器の生産地の中でも最も有名。
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会津塗
福島県会津地方に伝わる伝統工芸。職人による温かみのある表情が特徴。