スキャナの選び方

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スキャナの選び方

価格.com ユーザーが編集するスキャナの選び方のガイドです。スキャナ選びに必要な基礎知識、用語解説はこちらでチェック!

概要編集する

「スキャナ」とは、紙に書かれた情報をデジタルデータ化するための読み取り装置のことです。紙上の情報をコピー機のように読み取って、デジタルデータとして保存できるので、そのままパソコンで閲覧したり、紙に印刷するなど、さまざまな加工やデータの活用が可能になります。

最終更新:価格.comスタッフ 2018/08/21 18:31:45

選び方のポイント編集する

タイプで選ぶ

スキャナは、データの読み取り方によって主に次の4タイプに分かれます。

シートフィードフラットベッド

シート

フラットベッド
紙を連続給紙して読み取ることができます。「ドキュメントスキャナ」と呼ばれることもあり、同じサイズの文書を大量に処理するのに適していますコピー機のように、原稿台に紙をセットして、データを読み取る方式です。対象物を平置きして読み取ることができるため、厚みのあるものや、部分的な読み取りに対応しています
ハンディオーバーヘッド(非接触型)

ハンディ.jpg

オーバーヘッド.jpg
対象物や対象箇所の上から読み取り装置を手で動かしてスキャンするタイプです。名前の通り、ハンディサイズの小型のもので、持ち歩きにも適していることから、「モバイルスキャナ」と呼ばれることもあります紙を平置きした上から、原稿面と接触せずに、上から光源を照射し、読み取るタイプです。PFUの「ScanSnap SV600」で初めて登場した新しいタイプで、冊子を裁断せずに、見開き状態のまま読み取れることから、蔵書をデジタル化するためのスキャナとして人気を集めています

対応原稿サイズで選ぶ

平置き型や給紙タイプのスキャナの場合、読み取り可能な原稿サイズが決められています。一般的にA4サイズまでは標準ですが、それを上回る大きさの用紙を読み取りたい場合は、機種が対応している原稿サイズを確認しましょう。

最大セット可能枚数で選ぶ

文書を次々と自動で読み取れるシードフィード型の場合は、一度にセットできる枚数が決まっています。より多くの文書を一括で効率よく処理したい場合には、最大セット可能枚数で比較するのもよいでしょう。

読み取りセンサーの種類で選ぶ

スキャナの読み取りセンサーには主に次の2種類があり、それぞれ長所と短所があります。

種類特徴
CCD(光学縮小方式)反射光をミラーに反射・集約させ、数枚のレンズを介してセンサーで読み取る方式。そのため、内部の装置が大きくなり、本体も大きくなる傾向にあります。いっぽう、凹凸のある原稿でもピントが合いやすく、キレイに読み取れるのが長所で、読み取り速度も比較的速くなります
CIS(密着センサー方式)ミラーは必要なく、反射光がそのままレンズやセンサーに届く仕組みです。そのため、装置を小型化でき、本体サイズも小さくすることが可能です

光学解像度で選ぶ

「光学解像度」とは、スキャナで読み取ることができる画像の精度のことです。単に「解像度」と呼ばれることもあります。1インチあたりのドット数(ピクセル数)を意味する“dpi”、または“ppi”といった単位で表され、数値が高ければ高いほど高精細な読み取りが可能です。L版の写真を等倍で印刷する程度の用途であれば、300dpi程度で十分な性能です。

読み取り速度で選ぶ

スキャナが原稿を読み取る速さで機種を選択するのも1つの目安です。読み取り速度は、用紙サイズ、用紙の送り方向(縦か横か)、解像度、読み取りモード(白黒、カラー等)により異なります。比較する際は、同じ条件に揃える必要があり、注意が必要です。

付加機能で選ぶ

スキャナの読み取り機能や、パソコンやプリンターなど他の機器との接続機能で一般的な付加機能には次のようなものがあります。

機能特徴
両面読み取り原稿を1度セットしただけで、自動紙送りなどにより、両面を読み取ることができる機能。
無線LANパソコンやプリンターなど他のデジタル機器と接続するための通信規格のひとつ。無線ネットワーク経由で接続する。
Bluetooth(ブルートゥース)パソコンやプリンターなど他のデジタル機器と接続するための通信規格のひとつ。近距離の無線通信機能で機器同士が直接通信し、接続する。
ADF(自動給紙装置)原稿を自動的に給紙するための装置、および機能。複数枚の原稿を読み取らせる際、1枚ずつ原稿をセットし直さなくても、数十枚の原稿をまとめてセットし、自動で読み取らせることができる。

最終更新:価格.comスタッフ 2022/08/22 16:42:54

FAQ(よくある質問と回答集)編集する

Q.どんな紙質の原稿でもスキャナで読み取ることができるのでしょうか?

A.スキャナで読み取ることが可能な紙質や厚さは機種によって異なります。ただし、光を反射させて読み取る仕組みの性質上、一般的に表面が光沢のある素材の紙の読み取りは不得手な傾向があります。また、スキャナの種類によっては厚みのある原稿や薄すぎる紙は紙詰まりの原因となったり、うまく読み取ることができない場合があります。仕様表では、読み取り可能な紙の厚さは「g/m2」で表され、折込チラシや雑誌、コピー紙は50〜100g/m2、雑誌の表紙やハガキ、名刺は100〜200g/m2程度が目安です。ただし、機種によっては“キャリアシート”などの付属品を利用することにより、鮮明に読み取ることができる場合もあります。

Q.プリンター、コピー機と一体型の複合機のスキャナと単体のスキャナ専用機では画質に差があるのでしょうか?

A.複合機に搭載されているスキャナのイメージセンサーはCISの場合がほとんどです。これに対し、専用機ではCCDを搭載したものが多く、解像度も高めです。専用機に比べれば、複合機のスキャナ機能は簡易的なものなので、より高精細にデータ化したい場合や効率的にデータ化したい場合、対象物によっては専用機の使用がオススメです。

最終更新:ビューティフル・フライト 2014/02/13 17:11:36

用語集編集する

自炊

所有する書籍や雑誌などの出版物をスキャナで読み取り、デジタルデータ化する作業。

フィルムスキャナ

アナログ写真のネガやポジを読み取り、デジタルデータ化するためのスキャナ、および機能。

ネットワークスキャナ

ネットワークに直接接続し、読み取ったデータの共有や出力が可能なスキャナ。パソコンを使わず、スキャナから直接、ファイル保存や印刷、メール送信などをネットワーク経由で行う機能を持つ。

OCR

スキャナで読み取ったデータ画像から文字情報を認識し、テキストデータとして抽出する機能。

キャリアシート

主にシートフィード型のスキャナで使われる、原稿送りを補助するためのシート。クリアファイルのような形状で、厚さが薄い原稿やサイズが小さい原稿を間に挟んでスムーズに読み取らせる。

最終更新:ビューティフル・フライト 2014/02/13 17:14:02

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