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No.074 冬のボーナス2013 -消費税増税前のボーナス、気になるみんなの使い道!-

総評

毎年恒例の冬のボーナスに関する調査を行った。今年の冬のボーナスの推定平均支給額は57.1万円となり、昨年の調査結果に比べて、2.1万円(3.8%)増加した。昨年の「ほぼ横ばい」という状況から比べると、若干ではあるが、景気が上向きになってきていることを感じさせる結果となっている。

ただ、全体的にまんべんなく上がっているというわけではなく、どちらかと言えば、大企業を中心にしてボーナスの支給額が上がっているという印象だ。従業員5000人以上の大企業では、昨年比9.2%のアップとなっているのに対し、従業員500人未満の企業では、支給額が下がっているか、あまり伸びておらず、従業員300人未満の中小企業では、ボーナスが支給されない層も37.5%にのぼるなど、依然として厳しい状況が見られる。業種別に見ても、「サービス業」の8.4%を筆頭に、「卸売・小売業」の4.2%、「製造業」の3.4%などが増えているのに対し、「ソフトウェア・情報サービス業」などは、昨年比10.5%のダウンとなった。

こうした状況から見ると、いわゆるアベノミクスによる、円安、株高などの影響を受けやすい大企業や、輸出関連の製造業などがボーナスを大幅に増加させ、流通・小売業なども調子がいいものの、それ以外の業種や中小企業では、まだまだ好況感が出てきたとは言いがたく、むしろ悪化している部分もあるといえる。そういう意味では、まだ国民全体がアベノミクスの経済効果の恩恵を受けているとは言いがたく、この冬のボーナスは、業種や企業規模によってかなり差が出る結果となりそうだ。

ただし、数年前の状況に比べると、ボーナス支給額の下落傾向には一定の歯止めがかかったようで、昨年はほぼ横ばいだったものが、今年はわずかではあるが上昇に転じたことで、一般生活者の消費行動にもやや変化が出てきている。おりしも、アベノミクスの影響による円安や株高が進んだこともあり、これまで貯金に回していたお金を、金融商品の購入に振り分けたりする動きも出ている。また、「旅行・外出をする」「商品・サービスを購入する」といった消費行動にかける金額も昨年よりは増加しており、庶民の懐も少し緩みつつあるという状況がうかがえる。

ボーナスで購入したいものについては、人気の「タブレット端末」が全体の2位で堅調な人気を確保しているほか、割合は低いものの、家電製品では「掃除機」や「洗濯機」が、昨年よりも人気となっている。特に、大型家電製品は、来年4月に予定されている消費増税前の駆け込み需要が期待されており、この年末も一定の人気を確保しそうだ。また、同じく来年4月に予定されている「Windows XP」のサポート終了にともなって、パソコンの駆け込み需要も見込まれているが、この冬のボーナスで購入するという人は、それほど多くはないようだ。

逆に、今年の年末商戦で苦戦しそうなのが、「PCパーツ」「ブルーレイ/DVDレコーダー・プレーヤー」「ゲーム機本体」「ゲームソフト」「スマートフォン」「コンパクトタイプのデジタルカメラ」といった商品カテゴリー。特に今年は、年内に発売されると思われていた、ソニーの「PS4」などの新型ゲーム機が、年明けの発売となることもあって、ゲーム関連はかなり苦戦しそうな雰囲気だ。また、これまで好調だった「スマートフォン」なども、製品のコモディティ化が進んだ結果、ボーナス商戦の目玉とはなりづらい状況となっており、今年の年末は苦戦する可能性があるといえる。

調査対象:
価格.comID 登録ユーザー
調査方法:
価格.comサイトでのWebアンケート調査
回答者数:
4,630人
男女比率:
男93.0%:女7.0%
調査期間:
2013年11月7日〜2013年11月13日
調査実施機関:
株式会社カカクコム

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