

今年2015年は、4月の賃上げと同様に夏のボーナスも増加するとの予測が各メディアで報じられています。価格.comリサーチにおいても、その通りの結果となりました。今回の調査におけるボーナス平均支給予想額は61.6万円で、昨年の調査と比較して5.8万円(10.4%)もアップ。本調査では、一昨年冬、昨夏、昨冬に続き、4期連続の増加となっています。業種別、企業規模別に見ても、軒並み前年の調査を上回る結果となりました。ここにきて、アベノミクスによる賃上げの効果が、多くの国民に波及してきたと見ることができるかもしれません。
なお、ボーナス支給額が増えると同時に、消費に回す金額も増加しています。ボーナス支給額のうち、自由に使える金額の割合が昨年よりも高くなっており、それとともに、あらゆる使い道での平均消費金額もアップしています。なお、個別の使い道としては、例年通り「貯金」が70.0%とトップを占めていますが、「商品・サービスを購入する」(65.6%)や「旅行・外出をする(国内)」(43.8%)、「金融商品(投資信託、株式等)の購入・外貨預金など」(15.8%)などの増加も目立ち、ボーナスアップに合わせて、消費や資産運用に積極的になりつつある消費者心理の変化もうかがえる結果となりました。
- 調査対象:
- 価格.comID 登録ユーザー
- 調査方法:
- 価格.comサイトでのWebアンケート調査
- 回答者数:
- 3,025人
- 男女比率:
- 男93.4%:女6.6%
- 調査期間:
- 2015年5月21日〜2015年5月25日
- 調査実施機関:
- 株式会社カカクコム