公開日:2015年04月30日
あなたの手元に、複数社の葬儀見積りがあったとしましょう。さて、どうやって見比べますか? ほとんどの方は、合計金額で見比べるのではないでしょうか。個々の見積りの読み方は分かっていても、葬儀社ごとに違うフォーマットだから合計金額くらいでしか比べられないのです。しかし、それでは本当の意味で比較できたということにはなりません。
なぜなら、葬儀社ごとに設定している内容が違うからです。
たとえば家族葬(密葬)プランを40人で設定している見積りと、50人で設定している見積り、もうこれだけで合計金額が10人分の差で違ってしまいますし、他にも安置(ドライアイス)の日数や、提案されている斎場、進行に必要な人員など、葬儀社ごとに内容の設定が違います。
これでは、合計金額を見比べてもあまり意味がありません。では、設定の違う見積りを比べるのにはどうすればいいのでしょうか?
まず、フォーマットや設定が違う見積りを比較するには「同じ土俵に上げる作業」が必要になります。そのために、総額ではなくパーツに分けて比べてみましょう。用意するものは、見積りとマーカーと電卓です。方法としては、「実費費用」はすべて無視して、「葬儀費用」の一部分だけを抜き出して比べてみましょう。
もう作業は終わりです! ここでは総額を知ることが目的ではなく、比較する事を優先しますから、葬儀費用のほかの項目や飲食・返礼品などは、全部無視してしまいます。
さあ、これでフォーマットが違う複数社の見積りが「同じ土俵に乗った」という事になります。この時点で最初に見比べていた合計金額の差とは違った結果になっていると思いますが、この差こそが葬儀社ごとの提案の差であり、本来の意味での比較ができているという事なのです。
トラブルや後悔の多いお葬式だからこそ、複数社から見積りを取って比較することをおすすめします。
たとえば、200万円のリフォームをするとして、1社だけから話を聞いただけで依頼をするでしょうか。住む部屋を探す時、車を選ぶ時、大きな買い物の時は、少なくとも2つ以上の選択肢を持ったうえで購入を決めているのではないでしょうか。
やはり情報は多いほうが間違いないですし、選ぶ側の目も肥えてきますよね。
ぜひ、「お葬式も事前に比較検討するものなんだ」という意識でどんどん見積りを取り、しっかり比較したうえで、あなたの要望に合った葬儀社を選んでください。
さて、ここからは比較して絞りこんだ後のお話です。
見積りをお願いしたときの対応もよかったし、内容にも納得できる葬儀社に出会えたら、多くの方はそれでおしまいになってしまいます。それでも何もしないよりは断然よいのですが、ひとつだけ足りないものがあります。それは何でしょうか?
それは葬儀社や担当者自身の雰囲気が分からないということです。見積もりの内容がよくても、顔も見ていない人から100万円単位の買い物をするのは怖いもの。こういった不安を払拭するためにも是非一度葬儀社に出向き、雰囲気などを確認することをおすすめします。
たとえば、電話で何度か話して頭の中ではイメージができあがっていたのに、実際に会ってみたら全く違っていた! ということはよくある話です。
お葬式にしても、事前の段階で顔を見て話をしておくと、いざというときの安心感が全く違います。葬儀社さんからしても、たとえお客さまでも初対面と面識があるのとでは当然違いが出るものです。もし実際に会ってみたら期待はずれだったとしても、お葬式を頼む前に分かってよいですよね。
葬儀社を訪れるのには、もうひとつ大きなメリットがあります。葬儀社の事務所には、これまでのお葬式の写真や斎場情報などなど、パンフレットやホームページに載っていない情報がたくさんあります。もらっておいた見積りを持参して、ひと通り照らし合わせながら確認しておくのもとても有効なことです。
まず、葬儀社を選ぶときにやるべきこととして次の3つをクリアしましょう。
ここまでクリアしたら、直接葬儀社の人と会って話を聞いてみましょう。葬儀社や担当者を気に入るかどうかはあなたしだいですから、思いきり主観で判断してください。気に入らなかったら保留にして、他の葬儀社をあたればよいだけのことです。
葬儀社の雰囲気をチェックできるチャンスだと思って、ぜひ勇気を出して行ってみてください。きっと「この葬儀社さんで良かった!」と思えるような出会いがありますよ。
メリット1比較できる!
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メリット2手間が省ける!
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