第8回 一目均衡表

第8回 一目均衡表

一目均衡表(いちもくきんこうひょう)とは、東京新聞で商況部長をしていた一目山人(本名・細田悟一)氏が大勢の部下とともに長い年月をかけて作り上げたテクニカル指標です。特に時間的概念に注目して作られており、基本数値や対等数値(転換点から転換点までの時間)をベースに相場の変化を予想するものです。様々なテクニカル分析法の中でも最も人気が高く、直接売買に活用している投資家が多いため、実際の価格形成に与えるインパクトは大きいといえます。

ビジュアル的な特徴として、ローソク足以外に「転換線」「基準線」「先行スパン1」「先行スパン2」「遅行スパン」という5本の補助線から構成されています。

また、先述の基本数値とは、相場の変化日を推定するために用いるもので「9、17、26、33、42、65、76、129、172、226…」といった数値を使います。この基本数値は、一目山人氏が独自の研究において調べた結果で、投資家心理に影響も大きく、とても重要といえます。

以下はそれぞれの補助線の計算方法です。
  1. 転換線 (過去9日間の高値+過去9日間の安値)÷2
  2. 基準線 (過去26日間の高値+過去26日間の安値)÷2
  3. 先行スパン1 (転換線+基準線)÷2
  4. 先行スパン2 (過去52日間の高値+過去52日間の安値)÷2
  5. 遅行スパン 現在の株価を26日前の位置に記入。
先行スパン1と先行スパン2は「雲」と呼び、抵抗帯や支持帯として機能します。
日経225の一目均衡表

次は一目均衡表の判断と主な見方です。
  • ローソク足が基準線より上にある=上昇トレンド
  • ローソク足が基準線より下にある=下降トレンド
  • 転換線が基準線より上にある=上昇トレンド
  • 転換線が基準線より下にある=下降トレンド
  • 転換線が基準線を下から上に突き抜けると「一目均衡表の好転」と呼び、買いサイン
  • 転換線が基準線を上から下に突き抜けると「一目均衡表の逆転」と呼び、売りサイン
  • ローソク足が雲を下から上に突き抜ける=買いサイン
  • ローソク足が雲を上から下に突き抜ける=売りサイン
  • 遅行スパンがローソク足を下から上に突き抜ける=買いサイン
  • 遅行スパンがローソク足を上から下に突き抜ける=売りサイン
一目均衡表の価格の概念に「値幅観測論」があります。価格変動の中で天井や底の価格を用いて、V計算値、N計算値、E計算値、NT計算値の4種類を計算します。この計算や先述の時間的概念や補助線を上手に使って効率よく売買を行ってください。
Aはスタート Bは山 Cは谷

一目均衡表は本質に迫れば迫るほど理論・哲学共にあまりにも複雑で、完全に手の内に入れている人はごく少数と思います。まずは先述の基本を覚えて、自分なりのアレンジを施してみてください。
< 7.トレンドライン(2) 9.25日移動平均線と株価の関係(1) >

【ご注意】
・情報の掲載にあたっては慎重を期しておりますが正確性を保証するものではありません。
・最新情報は各金融機関のサイトやパンフレット等でご確認ください。
・当社では各金融機関のサービスに関するご質問にはお答えできません。各金融機関にお問い合わせください。

このページの先頭へ