No.009 利用したい携帯会社はどこ?キャリア選びのポイント徹底調査!

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利用したい携帯会社はどこ?キャリア選びのポイント徹底調査!

総評

昨年末より開始された「携帯ナンバーポータビリティ」(MNP)によって携帯電話のキャリアを移行するユーザーが以前よりも増えることになった。サービス開始直後の今年1月に、MNPに関するキャリア意識調査を行ったが、MNP開始から約1年経った現在、ユーザーの意識がどのように変化してきているのかを知るよい機会になった。

携帯キャリアを選ぶ際に重視しているポイントは圧倒的に「通話料金」が強く、携帯端末の機能やデザインといった面は、さほど大きなポイントとはなっていない。そのことを裏付けるかのように、キャリア移行に関する意識も1年前とは若干変化していることがうかがえる。

各キャリアの全体的なシェアはさほど変化はないが、1年前のauの1人勝ちという状況からは脱しつつあり、DoCoMoが若干戻した形だ。ただし、今夏以降DoCoMoが大々的に繰り広げている「DoCoMo 2.0」のキャンペーンに伴う「端末の機能性」の効果はさほど感じられず、むしろ「安心感」「サポートのよさ」といった面での支持が相変わらず強い。逆に、ここ1年でもっともブランドイメージを上げてきたのがSoftBankで、「家族間通話無料」の「ホワイト家族24」や月額基本料980円の「ホワイトプラン」など、低料金設定のプラン攻勢と、訴求する広告・宣伝のおもしろさが功を奏した形だ。1年前に比べると端末自体のバリエーションも増え、デザイン的にも魅力的な製品が増えてきたことも後押し、希望するキャリア移行先ではトップの座に輝いている。

一方、ブランドイメージでは相変わらず3社のトップを走るauであるが、1年前の時点と比べると、希望する移行先キャリアのトップの座をSoftBankに奪われるなど、目新しさ、斬新さ、料金の安さといった点で、ややかげりが見られるのも事実だ。ただし、端末の魅力、デザインといった面では、まだまだ他キャリアの追随を許さない形になっており、いまだに「au強し」といった部分は変わっていない。

全体的に見ると、携帯キャリア間での端末の機能性の差はかなり薄まってきており、端末的にはどのキャリアでもさほど大きな違いはなくなっている現在、ユーザーの興味の対象は、「通話料金の安さ」や「定額制料金」といった部分に向いてきている。そんな中にあって、戦略的な通話料金プランを数多く打ち出してきたSoftBankの健闘が光る結果であるといえそうだ。

DoCoMoがシェアをやや持ち直すも大きな変化は見られず

価格.comのユーザーが現在契約しているキャリアの割合は、一般的な統計資料(電気通信事業者協会2007年8月発表「事業者別契約数」)などに比べて、DoCoMoがやや低く、au、SoftBankがやや高いという結果になっている。
なお今年1月に実施した「携帯ナンバーポータビリティに関するリサーチ」の結果に比べてシェアに大きな差異は見られないが、DoCoMoが+1.3ポイント伸ばしたのに対し、auが-0.7ポイント、SoftBankが-1.4ポイント下げた結果になっている。ややDoCoMoが持ち直した形だ。
なお、PHSのWILLCOMは、「W-ZERO3 [es] 」などの人気が後押しした形で、シェアも+0.8ポイントアップした。

【図1.現在契約している携帯電話会社をお選び下さい】

現在契約している携帯電話会社のグラフ

「5年以上」の長期契約が過半数以上いるが、
「1年未満」の短期契約も10%を超える割合

契約年数の割合では、「5年以上」と答えた方が57.8%ともっとも多く、1つのキャリアでずっと使い続けている方が多い結果になった。次いで、それよりも若干短い「3〜5年」のユーザーとなり、「1年未満」と答えたユーザーも11.4%に上った。図3の回答と合わせると、サービスが始まって1年近くが経とうとしているMNPを利用してキャリアを乗り換えたというユーザーも全体の5%程度はいることがうかがえる。

【図2.現在契約している携帯電話会社の契約年数期間をお選び下さい】

現在契約している携帯電話会社の契約年数期間のグラフ

【図3.現在契約している携帯電話会社にどのように移行しましたか?
(図2で契約年数が1年未満の方への質問)】

現在契約している携帯電話会社に移行した方法のグラフ

【図4.携帯電話会社ごとの契約年数期間】

携帯電話会社ごとの契約年数期間のグラフ

「携帯キャリアを選ぶ際に重視するポイント」
1位は「通話料金」次いで「料金プランの豊富さ」、「本体のデザイン」

携帯キャリアを選ぶ際に重視するポイントとしては、やはり「通話料金」が重要視されており、本体の「機能」や「デザイン」などの項目を大きく上回っている。機能面よりもデザインや料金プランなどを重視するという結果が出たことは、機能にこだわる価格.comユーザーにしては少々意外な結果だったが、各社ともある程度の機能が出尽くした今、最終的な差別化ポイントは、やはり「通話料金」ということになったと見るのが妥当だろう
なお、キャリア別の契約年数を見てみると、DoCoMoが圧倒的に長く、他キャリアのユーザーで「5年以上」使っているユーザーは半数に満たないが、DoCoMoだけが7割近くにも上っている。逆に「1年未満」のユーザーは、DoCoMoが他キャリアに比べて低い6.9%となっている。DoCoMoと他のキャリアでは、かなり大きな差があるといえるだろう。DoCoMoのユーザーは契約年数が長くそれだけに長期契約割引の率も大きいため、MNPを利用してほかのキャリアに移行しづらい状況がうかがえる結果だ。

【図5 .電話会社を選ぶ際に何を重視しますか?次のうち3つまでお選びください】

電話会社を選ぶ際の重要点のグラフ

最も重視する割引サービスは「長期契約割引」!
次いで「家族間での通話割引」、「パケット通信料定額」と続く

割引サービスの中でどれを重視するかを聞いてみた。もっとも高い値を示したのは、いわゆる「長期契約割引」で、実に40%近くのユーザーがもっとも重要視すると答えている。長期契約割引は、長く契約しているユーザーほど割引率が高くなり、料金にも大きく影響する部分だけに、この結果はもっともなところといえる。
次点は「家族間での通話割引」で、家族間で通話料を分け合えるサービスや、家族で契約すると料金が割り引かれるものなど、いろいろな種類があるが、最近では家族間の通話が無料になるSoftBankの「ホワイト家族」なども登場し大きな話題を呼んでいる分野だ。家族が多いほど割引率も上がるので、支出総額に占める割合は大きいといえる。
3位の「パケット通信料金定額」のサービスについては、auが先行して開始したパケット定額サービス「WIN」や、WILLCOMが提供している「定額プラン」などがこれに当たる。携帯電話でインターネットを使ったり、オンラインゲームなどを行うことの多い人には重宝するサービスだ。
4位の「同じ携帯電話会社間での通話料金が無料・定額になる」サービスは、主にSoftbankやWILLCOMが提供しているものだが、上記3つの割引に比べると重要視の度合いは低い。通話先のキャリアが限定されるため、さほど料金に対する割引のインパクトが大きくないことであろう。

【図6.携帯電話料金で最も重視する割引サービスをお選び下さい】

携帯電話料金で最も重視する割引サービスのグラフ

サポートのDoCoMo、通話料金のSoftBank、携帯機能のau!

携帯キャリア3社について抱いているイメージを各項目ごとに聞いた。他キャリアと比べて、如実に高い値を示したものや、逆に低い値を示したものを中心に見てみると、まず「通話料金が安い」で、突出しているのがSoftBank、逆に低いのがDoCoMoという結果が見える。DoCoMoも、さまざまな割引サービスを行って他社に対抗しているが、世の中のイメージ的には相変わらず「DoCoMo=高い」であるようだ。ただし、「サポート」に関してはDoCoMoが他キャリアよりも高い値を示しており、料金の安さとは対照的になっている。
逆にSoftBankは、「通話料金の安さ」、「料金プランの豊富さ」以外の点では他キャリアに比べて圧倒的にポイントが低く、「機能」「キャリアのイメージ」「サポート」のいずれもが、かなり低い数値になってしまっている。
3キャリアの中で全体的に値が高かったのはauである。特に「機能の充実」「本体デザイン」では、他キャリアを圧倒した。「機種の豊富さ」「キャリアのイメージ」という点でもDoCoMoと並んで評価が高く、ほぼまんべんなく及第点以上の評価を得ているのが印象的だ。

【図7.各項目に最も当てはまると思う携帯電話会社をお選び下さい】

各項目に最も当てはまると思う携帯電話会社のグラフ

信頼できるDoCoMo、楽しさ・遊び心があるau、旬であるSoftBank

携帯キャリア3社それぞれ別にブランドイメージを聞いてみた。その結果が上のグラフである。意外なことに、各社ともそれぞれ大きく特徴の出た結果となっている。
まず、DoCoMoであるが、ほとんどの項目に対して非常に低い評価となっている。特に「楽しい・遊び心がある」「旬である」というキーワードは限りなくゼロに近い。今夏以降、「DoCoMo 2.0」の大々的なキャンペーンを行っている同社だが、「広告・宣伝に好感が持てる」の割合も低く、イメージアップにはさほどプラスに働いていないようだ。そんな中で唯一突出しているのが、「信頼できる」というキーワードで、これだけはほかのキャリアを大きく上回る結果だ。「質実剛健」を地でいく結果とも言えるが、NTTブランドのイメージも無視できないだろう。
次に、auだが、全体的には3キャリア中でもっとも大きなグラフを描いており、ブランド価値はもっとも高い評価になっている。なかでも、「楽しい・遊び心がある」「センスがある」といった項目の値が高く、他社に先駆けて、多くのエンターテインメント要素を取り入れてきたことによる先進的なイメージが強く感じられる。また、DoCoMoほどではないが、「信頼できる」という項目もそこそこ高い値を示した。
最後に最近人気急上昇中のSoftBankだが、やはり「旬である」「今後の展開に期待が持てる」という項目の値が高く、「広告・宣伝に好感が持てる」の項目も比較的高い値となった。同社の積極的な通話プランやサービス内容、そしてそれらを宣伝する広告展開のおもしろさがユーザーに一定の評価を得ていると見てよいだろう。

【図8.携帯電話各社について、あなたが感じるイメージをお選びください。(複数選択可)】

携帯電話各社について、あなたが感じるイメージのグラフ

移行したい携帯キャリア1位はSoftBank!

MNPの開始から約1年経った今、年内に携帯のキャリアを移行するつもりがあるかどうかを聞いた。
結果としては、8割程度が「移行の予定なし」で、6%程度が「移行の予定あり」、残る15%程度が「移行検討中」と答えている。MNP発足直後の調査でも、MNPの利用率は10%程度であったのを考えると、約1年経った今でもMNPの利用率はさほど落ちていないことがわかる。
移行するとしたらどのキャリアにするか、という質問に関しては、42.9%がSoftBank、36.7%がauで、この2キャリアだけで8割近くを占めた。特に、auを退けて1位となったSoftBankの躍進はめざましいものがある。実際、単月での純増契約者数ではSoftBankが4か月連続で 1位となっており、その結果を裏付けた形だ。フリーアンサーでも、「料金の安さ」「家族間通話無料」といった点を移行の理由に挙げる人が多かった。また、 auについては「機種の豊富さ、デザインのよさ」「つながりやすさ」を理由として挙げた人が多かった。
また4.0%と全体的には少数であるが、PHSのWILLCOMに移行したいというユーザーが意外と多かったのも見逃せないところだ。こちらは、「データ通信の高速性」「定額制料金」「音声通話の品質」といった面での評価が高い。

【図9.年内に携帯電話会社を移行する予定はありますか?】

年内に携帯電話会社を移行する予定のグラフ

【図10.どの携帯電話会社に移行したいですか?
(図9で移行するか決まっている人と移行を検討している人へ質問)】

どの携帯電話会社に移行したいかのグラフ

キャリア移行を検討しているユーザーの流れを細かく見てみると、MNP発足時の調査に比べて「DoCoMoから他キャリアへの移行」が多いのは相変わらずだが、「auからSoftBankへ」という流れが大きく増えている点が異なっている。ここ1年でSoftbankのブランドイメージが大幅に向上したことをうかがわせる結果だ。

【図11.現在の携帯電話会社から移行したい携帯電話会社】

現在の携帯電話会社から移行したい携帯電話会社のグラフ

◎アンケート期間:
2007年8月30日〜2007年9月11日
◎アンケート回答者数:
2,404人
◎男女比率:
男83.1%:女16.9%

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