No.016 ノートパソコン徹底調査! -あなたはどのように使っている?-

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結果レポート

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ノートパソコン徹底調査!-あなたはどのように使っている?-

総評

ノートPCには、いまやデスクトップPCをはるかに上回る需要がある。デスクトップPCの需要を1とすると、ノートPCの需要はその倍といった声も聞かれるほどだ。今回の調査でも、ノートPCを2台以上所有しているユーザーは30%近くに上っており、ノートPCは「一家に一台」の時代から「一人に一台」の時代にシフトしていることが見て取れる。そんな人気のノートPCであるが、今の国内市場を見回す限り、爆発的に売れているといった話は聞かれない。コンスタントな買い換え需要はあるものの、メーカーが期待するほどの売れ行きにはなっていないようだ。

今回のノートPCに関する調査でも、この1年以内にWindows Vista搭載の新型ノートPCを購入したユーザーは2割にも満たず、残る8割のユーザーが今でもWindows XPをはじめとした旧OSを搭載するノートPCを使い続けているという結果が出た。これにはさまざまな理由があるが、もっとも大きな理由として「買い換える理由が見当たらない」というものがある。1年前に発売されたWindows Vistaへ乗り換える理由が特になく、逆に乗り換えることによるデメリット(ソフトが動かなくなる、パソコンの動作が重くなる)のほうが大きいと、消費者のほとんどが判断しているという結果となった。また、ノートPCに対し、ブルーレイディスクなど最先端のAV機能などを求める意見が意外に少なかった点も、AV路線一辺倒で押してきた国内メーカー製のノートPCの販売路線とのギャップを感じさせる部分だ。

では、消費者はノートPCを買い換えないのか。というと、そういうわけでもなさそうだ。
今回の調査では、消費者の多くが、ノートPCに「デスクトップPCに替わる家庭でのメインPC」としての役割を期待しており、そのために必要なある程度の基本スペックの向上(CPU、メモリ、HDD、)が必要と考えている。利用シーンを見ても、もはやほとんどデスクトップPCと変わらない位置づけで使用されているのは明らかで、「持ち運んで使う」というモバイル用途はそれほど多く求められていない。

となると、昨今のノートPCの進化を見る限り、スペック的には消費者が求めるニーズにかなり近づいてきていると思える。Windows Vistaの登場によって、マシンの性能が向上しても動作の軽快さはあまり向上していないといった現象も一時は見られたが、それもVista登場から1年経ったいまでは解消しつつある。であるにもかかわらず、消費者が新しいノートPCの購入に至らないのは、「新たなPCに買い換えるための動機付け」が今一歩足りないということではないだろうか。

ひるがえってちょっと外に目を向けると、アップルの超薄型ノート「MacBook Air」の大ヒットや、超小型&低価格の「EeePC」の成功など、同じノートPCのジャンルでかなり高い注目を集めている製品も存在する。こうした製品は、性能的な特長以上に、その製品が持つ固有の価値や存在感によって高い注目を集めているものだ。今もっともノートPCに求められているのは、こうしたマシン自体の機械としての魅力なのかもしれない。

ノートパソコンも「一家に一台」の時代から「一人に一台」の時代へ

ノートPCの所有台数については、約半数の方が「1台所有」と答えており、「2台以上持っている」という複数台所有の方が30%近くにのぼっている。なお、合計すると、価格.comユーザーのノートPCの所有率は実に8割にのぼる。もはや、ノートPCも「一家に一台」の時代から「一人に一台」の時代に入りつつあることを感じさせる結果だ。

【図1.現在、ノートパソコンを何台所有していますか?】

【図1.現在、ノートパソコンを何台所有していますか?】

Vistaへの乗り換えはまだまだ進んでいない

使用OSに関しては、いまだに圧倒的に多いのが「Windows XP」で全体の3分の2程度を占める結果となった。これに対し、最新OSの「Windows Vista」に関しては、わずか18.5%のシェアしかなく、ノートPCにおいても、Vistaへの乗り換えはまだまだ進んでいない現状が明らかだ。 なお、購入した時期を合わせてクロス集計した結果を見ると、ここ1年以内にノートPCを購入したユーザーでも、Windows Vistaを使用している割合は6〜7割程度と意外に多くない。Windows Vistaの登場自体がちょうど1年前くらいであったことを考えると、1年以上前に購入したユーザーのVista使用度が低いのは当然であるが、トータルして考えると、ここ1年くらいの間にVista搭載の新型ノートPCを購入したユーザーは非常に少ないといえる。

【図2-1.所有しているノートパソコンのOSをお選び下さい。】

【図2-1.所有しているノートパソコンのOSをお選び下さい。】

【図2-2.3年以内に購入したノートパソコンのOS毎の割合】

【図2-1.所有しているノートパソコンのOSをお選び下さい。】

液晶画面サイズの大きさ
1位が「15インチ」。ついで「14インチ」、「12インチ」

液晶画面サイズの大きさでは、いわゆるスタンダードタイプの「15インチ」がトップで38.9%を占めた。次いで「14インチ」(22.6%)、「12インチ」(15.0%)となっており、ノートPC市場の売れ筋とほぼ同じような傾向を示している。若干注目したいのは、ノートPCの液晶としてはかなり大きな「17インチ」の割合が6.2%もあったことだ。Windows Vistaの登場以降、ワイド液晶の採用が進み、ノートPCでもデスクトップ機に匹敵するほどの大きなワイド液晶を備えたハイエンドモデルが多数登場しているが、こうした製品に一定の支持があることを裏付けている。

【図3-1.最も使用しているノートパソコンの液晶画面の大きさはどのくらいですか?最も近い画面サイズをお選び下さい。】

【図3-1.最も使用しているノートパソコンの液晶画面の大きさはどのくらいですか?最も近い画面サイズをお選び下さい。】

「モバイルノート」といえるのは13インチまで

液晶サイズごとに、「持ち歩く頻度」を聞いてみた。当然のことながら、持ち運びやすいモバイルノートPCは液晶サイズも小さくなり、持ち歩く頻度も増える結果となっている。ボーダーは13インチで、液晶が13インチ未満の製品は「よく持ち歩く」が、「持ち歩かない」を大きく上回っているのに対し、液晶が14インチ以上の製品になると、この割合が逆転する。この結果を見る限り、ユーザーの使用状況から「モバイルノート」といえるのは、せいぜい13インチまでの液晶サイズの製品であることがわかってくる。

【図3-2.画面サイズ毎の外出先に持ち歩く割合】

【図3-2.画面サイズ毎の外出先に持ち歩く割合】

外出先での通信手段
「外出先での有線LAN」が半数。「データ通信カード」も健闘

外出先でインターネットなどを使用する際に、どのような通信手段を用いるかを聞いた。圧倒的に多かったのは、「ホテルや会社が提供しているネットワーク環境」つまり「外出先での有線LAN」というものだった。「外出先で使う」といっても、ある程度ネットワーク回線が整備された場所で使うことを前提に使用することが多いようだ。液晶サイズ14インチ以上のスタンダードノートは、「あまり持ち歩かない」とした前項の結果と合わせて考えると、「ふだんはさほど持ち歩かないが、いざという場合は持ち運んで、外出先のオフィスなどで使用する」といったような利用シーンが見えてくる。
その他の回答で比較的多かったのは、無線LANを利用した「ホットスポット」(17.4%)と、「PHSや携帯電話のパケット通信」(16.8%)だった。最近人気のイーモバイルなどの「データ通信カード」に関しては10.8%とそれほど多いわけではないが、ほぼモバイルノート専用のデバイスと考えれば、健闘しているといえるだろう。

【図4.外出先でノートパソコンを使用する際に、どのような通信手段を用いますか?】

【図4.外出先でノートパソコンを使用する際に、どのような通信手段を用いますか?】

デスクトップパソコンの使われ方と相違ない。

ノートPCの利用目的を聞いた(複数回答)。もっとも多い利用目的はやはりインターネットで、「メール」(77.6%)、「お得な情報やニュースを見る(Webブラウジング)」(65.1%)と続く。「仕事」も53.1%と比較的高いが、「デジカメ写真の取り込み」(44.4%)「動画や音楽鑑賞」(36.4%)など、ホビー目的も多い。この結果からすると、家庭でのデスクトップPCの使われ方と相違ないことがわかるが、「ゲーム」(18.5%)、「テレビ視聴」(4.9%)などの用途では、さほど利用率は高くない。標準で搭載するグラフィック機能の性能やテレビチューナーボードの有無に左右された結果であると考えられる。

【図5.ノートパソコンをどのようなことに使用していますか?】

【図5.ノートパソコンをどのようなことに使用していますか?】

今後購入する際に選ぶOS
半数は「Windows Vista」を選ぶが、「Windows XP」もまだまだ高い需要

今後ノートPCを購入する際に選ぶOSを聞いた。現在主流はWindows Vistaに移っているので、当然ながらVistaを選択するユーザーが多いと思われたが、意外にも半数程度にとどまった。逆に「Windows XP」と答えたユーザーが3分の1程度もおり、安定感が高く動作も軽いWindows XPへの需要はまだまだ高い状況にあるといえる。

【図6-1.今後ノートパソコンを購入するとしたら、OSは何を選択しますか?】

【図6-1.今後ノートパソコンを購入するとしたら、OSは何を選択しますか?】

Windows Vistaを使用しているユーザーを除いては、
次のOSに「Windows XP」を推す意見が多い

現在使用しているノートPCのOSごとに、次に使用したいOSの回答をクロス集計した。これを見ると、現在すでにWindows Vistaを使用しているユーザーを除いては、次のOSに「Windows XP」を推す意見が多く、特にWindows 2000などやや古めのOSのユーザーに至っては、半数以上がWindows XPへの移行を希望しているという結果になった。

【図6-2.現在使用しているノートパソコンのOSと今後購入予定のノートパソコンのOSの比較】

【図6-2.現在使用しているノートパソコンのOSと今後購入予定のノートパソコンのOSの比較】

Windows XPユーザーがWindows Vistaへ乗り換えない理由
「持っているソフトが対応していないため」が半数近く!

次に買うノートPCのOSにWindows Vistaを選ばなかった理由としては、「持っているソフトが対応していないため」という理由が47.6%でもっとも多かった。この問題は、ユーザーがVistaに乗り換えられないもっとも深刻な問題で、特に企業などでXP用に開発したソフトが正しく動作しないことなどが多数報告されている。このため、企業用PCなどでは、今でもWindows XPモデルが用意されていることが多い。
その他の理由では、「何が変わるのかよくわからない」(34.8%)、「購入価格が高い」(31.2%)などが多く、Vistaに乗り換える積極的な理由が見つからないというユーザーの声を表している。

【図7.Windows Vistaを選ばなかった理由を3つまでお選び下さい。】
(図6-1でWindows XPを選ばれた方への質問)

【図7.Windows Vistaを選ばなかった理由を3つまでお選び下さい。】

ノートパソコンに欲しい機能「華美な機能よりも、安定した高性能」

今後のノートPCでほしい機能を聞いてみた(複数回答)。
もっとも多かった答えは「大容量メモリ」で、実に75.2%にも上る結果だ。次いで、「デュアルコアCPU」(61.1%)、「大容量HDD」(59.6%)、「無線LAN」(58.8%)といった回答が多く、「基本性能重視」の面が非常に強い回答結果になっている。逆に、AV機能については、「ブルーレイディスク」(29.9%)、「地デジチューナー」(29.6%)、「高性能スピーカー」(15.0%)と、さほど高い支持とはなっていない。ユーザーの気持ちとしては、「華美な機能よりも、安定した高性能」というところだろうか。

【図8.今後ノートパソコンに欲しい機能または性能をお選び下さい。】

【図8.今後ノートパソコンに欲しい機能または性能をお選び下さい。】

今後のノートパソコンに期待していること
機能的な向上よりもデスクトップ並のスペック向上に期待!

フリーアンサーで、ノートPCに期待していることを記入してもらったが、多かった意見はおおよそ次の3つに大別される。
1:性能向上 デスクトップPC並みの機能がほしい。Vistaが軽快に動作するスペックがほしい。
2:モバイル性向上 より軽く、場所をとらず、よりバッテリーの持ちがよい製品がほしい。
3:耐久性向上 壊れにくい製品、安定して動作する製品がほしい。
いわゆる機能的な向上(テレビチューナー搭載、ブルーレイ搭載など)の意見はあまり見られず、上記のようなノートPCが本来求められる基本的な性能の向上を望む声が多かったのが印象的だ。特に最近では、デスクトップPCの代替機として求められる傾向が強いため、ノートPCでも、デスクトップPC並みの性能が期待されている。モバイル性能についてはその次といった印象だ。

【図9.ノートパソコンに期待していることをご自由にお書き下さい。】

コメント    年齢    性別
WindowsVistaが快適に動作するほどのスペックがあればいい。他の余分な機能をなくして価格を安くして欲しい。 20代 男性
デスクトップと性能的に変わらない様になって欲しい。 40代 男性
デスクトップなみの性能
バッテリーの寿命がもう少しのびてくれればよいと思う
ハードディスク容量も、デスクトップまでとはいわないが、もうすこし大きめのものがあるといい
30代 男性
携帯性が良く、長時間バッテリー、DVDドライブ搭載で、
画面サイズは12.1以下でvistaがサクサク動く、
値段の手ごろなノートパソコンが出てほしい!!!
30代 女性
堅牢である事、DVD−RAM対応のマルチタイプが搭載されている事、グラフィック機能が充実してハイビジョンのビデオ編集がサクサク出来る事 60歳以上 男性
◎アンケート期間:
2008年3月6日〜2008年3月18日
◎アンケート回答者数:
3,187人
◎男女比率:
男85.6%:女14.4%

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