No.021 ブルーレイレコーダー買った?買わない?

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結果レポート

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ブルーレイレコーダー買った?買わない?

総評

今年始めに行った「価格.comリサーチ」で、2008年に流行するものの筆頭にあげられた「ブルーレイレコーダー」。実際、昨年末から始まっていたレコーダー製品の低価格化と製品ラインアップの拡充、そして今年1月に決まった、ライバル規格「HD DVD」の事実上の終焉によって、ブルーレイレコーダーは一気に人気を得た形となった。ブルーレイレコーダーの購入時期に関しても、ほとんどのユーザーが、この半年以内と答えており、昨年末ごろに購入したユーザーと合わせると、9割以上にものぼる。昨年末から急激に売れ行きが加速した様子が裏付けられた形となった。

比較的最新トレンドに敏感な価格.comユーザーの、ブルーレイレコーダー所持率は11.6%と、すでに1割を超えている。一般的にはここまで高い所持率にはなっていないと思われるが、購入を検討しているユーザーが全体の半分以上いることを考えると、今後も徐々にブルーレイレコーダーの浸透は高い水準で続いていくことが予想される結果だ。価格.comに登録されているブルーレイレコーダー製品の価格変動を見ても、比較的高値で安定した推移を見せており、消費者からの需要が高いところで価格も下げ止まっている様子がうかがえる。家電製品の中では、もっとも好調な売れ行きを見せている商材といえるだろう。

ブルーレイレコーダーの購入理由については、予想通り、デジタルハイビジョン番組を高画質のまま残せるから、という理由が多く、ブルーレイディスクで供給される映画などのコンテンツ再生を大きく上回った。また、「ようやく次世代ディスクの規格がブルーレイに一本化されたから」という理由をあげたユーザーも多く、これまでHD DVDとの規格争いを横目で見ていたユーザーが、ようやく安心して購入できる下地が整った点も、今のブルーレイ人気の大きな理由となっていることがわかる。

ブルーレイレコーダーを購入してよかった点としては、「画質のきれいさ」がもっとも多くあげられた。録画したデジタルハイビジョン放送の番組を、そのままの高画質で再生できるという点のほか、ブルーレイディスクで供給されるハイビジョンコンテンツの美しさ、DVDビデオを高画質化して再生するアップコンバージョン機能などによる画質の向上など、ブルーレイレコーダーを使うことで得られる画質面の満足度はかなり高い。まだレコーダー自体高価だという否定的な意見も多い半面で、購入したユーザーの満足度もかなり高いという結果が出ている。

逆に、ブルーレイレコーダーを購入する予定はない、と答えた方の意見としてもっとも多かったのは、「レコーダー自体、あるいは記録メディアの価格の高さ」だ。1年前の状態に比べれば半値近くまで値段が下がり、買いやすくなったブルーレイレコーダーであるが、廉価モデルでも8〜9万円することを考えると、これまで主流だったDVDレコーダーの5〜6万円という価格レベルから比べるとまだ割高感がある。ただし、これまでのブルーレイレコーダーの価格下落傾向は、かつてのDVDレコーダーのそれよりも大きく、1年後には5〜6万円という水準に達していることも十分に予想される。価格面がネックで購入については慎重になっていると回答した方が多いことを考えると、本体価格の下落とともに、さらに多くのユーザーを獲得することは十分に考えられるといえるだろう。

一方、ブルーレイの記録メディアの価格については、まだ25GBのBD-Rディスクが800円程度と割高感が高い。記録できる容量が異なるので一概にはいえないが、容量当たりの単価で考えると、現状のDVDディスク並みの普及になるには、1枚のディスクが500円程度まで下がらないといけない。この水準までディスクの価格が下がるかどうかが、ブルーレイ普及のカギといえるかもしれない。本体価格の下落と、ディスク価格の下落とが両方進めば、ブルーレイレコーダーは確実な普及を遂げるだろうと推察される。

ブルーレイレコーダーの所有率11.6%!
購入を考えているユーザーは50%以上!

ブルーレイレコーダーの所有率は11.6%。比較的最新のトレンドには敏感に反応する価格.comのユーザーを対象としたリサーチ結果ではあるが、1割以上の方がすでにブルーレイレコーダーを所持しているというのは、予想以上の浸透率といえるだろう。
なお、所有していないユーザーでも「購入したい」「購入を検討している」の2つを合わせると、50%以上の方が、現在ブルーレイレコーダーの購入を考えていることになり、比較的近い将来に、普及率が30%を超えてくるであろうことが予測される。
逆に「購入の意向なし」と答えた方も3割程度いることを考えると、必ずしも必需品というようには捉えられてない様子もうかがえる。

【図1、ブルーレイレコーダーの購入意欲】

ブルーレイレコーダーの購入意欲のグラフ

この1年間でブルーレイレコーダーが一気に普及

ブルーレイレコーダーを購入した方に、いつ頃購入したかを聞いてみた。
この半年以内にブルーレイレコーダーを購入したユーザーが60%以上であり、ほとんどの方は、この春から夏にかけて製品を購入したことがわかる。この時期は製品のラインアップが充実してきた時期であり、価格的にも10万〜15万円クラスの製品が増え、性能的にも価格的にも手ごろ感が出てきたことが大きく影響しているものと考えられる。
注目したいのは、「半年以上〜1年未満」という回答が27.4%と比較的高いことだ、この時期は、ちょうど昨年の年末から今年の年頭に当たる期間で、ちょうどソニーやパナソニックが比較的低価格のブルーレイレコーダーを多く発売した時期となる。「1年以上前」と答えた方が10%にも満たないことを考えても、それまで20万円程度はしていた「高嶺の花」ブルーレイレコーダーが10万円程度で購入可能になったことで、一気に普及が進んだことがうかがえる。

【図2、ブルーレイレコーダーの購入時期】

ブルーレイレコーダーの購入時期のグラフ

ブルーレイディスクへのダビング頻度:1位は「1か月に2〜3回」、
次いで「1週間に1〜2回」「1か月に1回程度」

ブルーレイレコーダーを使い、ブルーレイディスクにダビング(ムーブ)する頻度をうかがった。
もっとも多かった回答は、「1か月に2〜3回」、次いで「1週間に1〜2回」「1か月に1回程度」となった。この結果から、多くのユーザーは「1か月に1〜5回程度」のダビング使用であることが推察されてくる。
ブルーレイレコーダーは、その名の通り、大容量の「ブルーレイディスク」を使用できる点が特徴となっているが、実際のブルーレイディスクはまだディスク自体の価格が高いこともあり(25GBタイプのBD-Rディスクで1枚800円以上)、かつてのビデオテープやDVDディスクほど頻繁にダビングを行うような状況ではない。そのため、一度HDDに撮り貯めたテレビ番組のうち、特に保存版にしたいものだけを1週間に1回程度ダビングして残すというのが、一般的な使用スタイルとなっているようだ。

【図3、ブルーレイディスクにダビングする頻度】

ブルーレイディスクにダビングする頻度のグラフ

ブルーレイディスクの再生用途よりも、デジタルハイビジョン番組の保存用として購入する意識が強い

ブルーレイレコーダーの購入理由を聞いた。
もっとも多かった理由は、「デジタル放送を高画質で保存したいから」(68.5%)であり、ブルーレイディスクの再生用途よりも、むしろデジタルハイビジョン番組の保存用として購入する意識が強いことがわかる。ブルーレイディスクで供給される映画などの高精細コンテンツを楽しみたいから、という意見も44.2%と比較的高いが、それと同じくらいに高かった意見が「ブルーレイに規格が統一されたから」(40.2%)に注目したい。
ユーザーの心理としては、これまでのDVDレコーダーはすでに限界に来ていることはわかっていたが、昨年までは、次世代記録メディアとしてブルーレイとHD DVDの2規格が両立しており、規格が定まっていなかった。そのため、ユーザーとしてもどちらの規格に対応した製品を購入したらいいものか、ひとまず様子見という状態であったといえる。
しかし、今年の1月にHD DVDが事実上の終結宣言を行い、ブルーレイに規格が統一されたことで、ユーザー間にも安心感が広がり、購入のきっかけとなったといえる。もちろん、これと平行して、ブルーレイレコーダーのラインアップ強化と価格の低下、そしてデジタル放送の全国的な普及といった要素があったことも、ブルーレイ普及の大きな理由となったことは無視できない。

【図4、ブルーレイレコーダーを購入した理由】

ブルーレイレコーダーを購入した理由のグラフ

デジタル高画質の面で、大きな満足感

ブルーレイレコーダーを買ってよかったと感じていることを、フリーアンサーで聞いた。
もっとも多かった意見は「画質がとにかくきれい」というもの。これには、2つの理由があると思われる。1つは純粋にブルーレイの画質(ブルーレイディスクで供給される映画などのコンテンツ)によるもの。まだ数は少ないが、いくつかのタイトルがブルーレイで発売されており、DVDと比べてもかなり高画質に仕上がっていると、見たユーザーの多くが感じている。お気に入りの映画が、より高精細に楽しめるのは、映画ファンにとってはうれしい限りだ。フリーアンサーの中にも、「思っていた以上にキレイで驚いた」という意見も多く見られ、実際に見てみて、ブルーレイの画質に感動したというユーザーの声は多かった。
もう1つの理由は、ブルーレイレコーダーでデジタル放送を視聴・録画した場合の画質のよさだ。アナログチューナー搭載のDVDレコーダーから、デジタルチューナー搭載のブルーレイレコーダーに乗り換えた方のほとんどが、デジタル画質での録画・視聴のクオリティに驚かれている。また、従来のDVDビデオも、ブルーレイレコーダーに搭載されるアップコンバージョン機能(ハイビジョン並みの高画質に変換して再生する機能)によって、より高画質に再生することができるのも魅力だ。 もちろん、ブルーレイレコーダーの最大の特徴である、フルハイビジョン番組を最高画質のままディスクに保存できるという点にメリットを感じているユーザーも多いが、多くの場合、ブルーレイレコーダーが実現しているデジタル高画質の面で、大きな満足感を覚えているようだ。

【図5、ブルーレイレコーダーを購入して良かったと感じていること】 ※回答より一部抜粋

コメント 性別 年齢
とりあえず現行の放送をそれなりの高画質で撮れること。
DVDしか残す手段がなかったのにハイビジョンで残せるようになったと言う安心感。
DVのテープもブルーレイに移せたこと。
男性 30代
きれいな画質で録画できる。容量を気にせずに、どんどん録画できる。 女性 40代
やっぱり高画質でとりたいと迷ったときに安心して残せるのがよかったです。 女性 30代
ダビング10が解決されたのが、きっかけで購入。しかしまだまだメディアソフトが高い。もっと普及するためにも、メディア低価格の流れが必要。いまのところブルーレイ用のメディアを買ってはいない。同時に、DVDに高画質に録画できる他社製品も購入。
圧縮した録画方式なので、あまり期待はしていないが、DVDメディアが安いため、こちらをメインに使用している。
男性 50代
2層ディスクにドラマ1クールを書込めたのは驚きました。
DVDと比べて高画質を維持したまま大量に書込めるのが嬉しいです。
男性 30代

ブルーレイを購入しない理由:「ブルーレイレコーダー本体の価格が高いため」
次いで「記録メディアの価格が高いため」

ブルーレイレコーダーを購入しない、と答えた方に、その理由を聞いた。
もっとも多かった意見は「ブルーレイレコーダー本体の価格が高いため」(58.8%)、次いで「記録メディアの価格が高いため」(46.5%)となっており、レコーダーおよび記録メディアの価格の高さを敬遠している方が多いことがうかがえる。
確かに、ブルーレイレコーダーは1年前よりははるかに安くなり、廉価モデルでは10万円を下回る製品も登場しているが、これまで主流だったDVDレコーダーの価格(5〜6万円から購入可能)から考えれば、まだ高い。しかし、DVDレコーダーも出たての頃は同じような価格傾向にあり、それに比べるとブルーレイレコーダーの価格下落傾向はかなり早い。1年後くらいには、現在のDVDレコーダーの価格にお迫るほどの価格下落が起こることも十分に予想されるため、今は購入をためらっている方も、購入を検討するようになる可能性は高いといえる。
むしろ問題なのは、記録メディアの高さだろう。25GBを記録できるBD-Rディスクの価格は現在でも800円以上であり、ビデオテープやDVDディスクに比べてかなり高い。しかし、容量あたりの価格として考えると、ブルーレイディスクは100MBあたり3.2円で、対するDVDディスクは100MBあたり2.1円と、それほど大きな開きはない。現在のDVDディスクに匹敵する容量あたりのコストパフォーマンスをブルーレイディスクが獲得するには、25GBのBD-Rの価格が500円程度まで下がる必要がある。この点が実現されれば「ブルーレイ=高い」というイメージも払拭され、もっと手軽にディスク記録が行えるようになるのだが、ここまでの価格水準に達するには、あと1年程度の時間は必要になるものと思われる。

【図6、ブルーレイレコーダーに購入の意欲がない理由】

ブルーレイレコーダーに購入の意欲がない理由のグラフ

レコーダー本体、記録メディアの価格面が問題。
DVDレコーダーで満足しているユーザーも多い。

ブルーレイレコーダーを購入しない方に、ブルーレイに対する不満点などをフリーアンサーでうかがった。
もっとも多かった意見は、やはり価格面の問題だ。一番多かったのは、「現状のDVDレコーダー並みになったら購入を考える」というもの。具体的には、レコーダーの本体が「5〜6万円」で、記録メディア1枚が「100円程度」という希望が多く聞かれた。Q6のコメントでも触れているが、本体価格自体は今後1年でかなり下がることも予想されるため、今現在購入に慎重な方も1年後には購入を検討する余地も十分出てくると思われるが、記録ディスクに関しては容量が違うこともあるので、さすがに100円というレベルにはすぐには達しないだろう。上記のように500円程度になれば、容量当たりの単価としては十分DVDレベルになるので、そこを1つの基準として考えたほうがいいだろう。

そのほか、多かった意見としては、「現在のDVDレコーダーで十分」「特に必要性を感じない」というものがある。これらの意見が出てくる背景として、「保存したいようなテレビ番組がない」というものと、「一度録画した番組を見たらほとんどのものは消してしまう」という理由が挙げられる。また、パナソニックなどから販売されている「AVCREC」機能搭載のDVDレコーダーなら、価格の安いDVDディスクに高画質のままハイビジョン番組を圧縮してダビングできるということもあり、ひとまずはこれで満足しているとした意見もいくつか見られた。

【図7、価格面や機能面などどのようになったらブルーレイレコーダーを購入したいと思いますか?】 ※回答より一部抜粋

コメント 性別 年齢
本体価格が5万円くらいで、ディスクが200円/枚くらいになれば検討をしても良い。 男性 40代
価格面や機能面は時間が経てばDVDに並んでくると思うので、その辺はあまり気にしない。
むしろ、レンタル店でのブルーレイ普及率がDVDメディアを逆転するくらいまでは、購入しない。
男性 30代
とにかく記録メディアが高すぎるので、今使っているDVD-RAM程度の価格になったら、検討するかも知れませんが、HDDの方が使い勝手が良いので、微妙です。 女性 40代
今の所HDレコーダーで不満は無い。数年後には買うかもしれないがその時にはまた新しい企画が出ているかもと思うと必要ない今は買わない。 男性 40代
価格が安くなれば、将来的に購入を検討すると思う。だが、現在使用しているHDDVDが故障するなど、その他の理由が必要。 女性 40代

「ダビング10」を知っているユーザーは7割程度
利便性では、54.8%のユーザーが「特に変わらない」

最後に、この夏ようやく開始された「ダビング10」についてうかがった。
まず「ダビング10」の認知度であるが、「知っている」と答えた方が7割程度で、「知らない・よくは知らない」の合計が約2割ということを考えても、認知がまだ十分になされていないことがうかがえる。 もっとも多かった回答は、「知ってはいるが対応機器ではない」と答えた方で、42.2%にのぼった。ただ、この回答は、ブルーレイレコーダー所持者に限ったものではなく、従来のDVDレコーダーも合わせた回答となる。「アップデートできた」と答えた方が2割程度おり、比較的最近のブルーレイ/DVDレコーダーのユーザーは、すでにダビング10に対応していることがわかる。また、5.5%の方が「アップデートできたかわからない」としているが、ダビング10へのアップデートは、通常ネットワークなどを通じて自動的に行われることが多いため、一般の方の中には、ご自宅の機器がきちんとアップデートされたかどうかわからないという方も多いようだ。この点についても、メーカーや業界団体のユーザーに対する告知が不十分であることを伺わせる内容となっている。

続いて「ダビング10」の利便性についてうかがった。「ダビング10」が導入されて便利になったかという質問に対し、「便利になった」と答えた方は42.2%。不便になったと答えた方はほとんどいなかったものの、「特に変わらない」が54.8%と多く、この点は意外な結果となった。
この理由については諸説あると思うが、1つには、まだそれほどブルーレイディスクへのダビングが頻繁に行われていない現在、何度もダビングを行うというメリットがあまり感じられないという実状があると思われる。DVDレコーダーやブルーレイレコーダーは、内蔵されるHDDに録画した番組を「撮って、見て、消す」という使われ方が浸透しており、中でも特に残しておきたいものだけを、DVDやブルーレイなどの記録メディアに残すという使われ方が主流だ。また、搭載されるHDDの容量も数年前からさほど大きくなってはおらず、大容量のハイビジョン番組を何本も記録して貯めてはおけないので、ダビングした番組は消すというのが一般的な使い方であろう。そのため、HDD内にマスターデータを残しながら何度もダビングを行う必要性は実際にはあまりなく、その点で「ダビング10」の利便性があまり感じられないというのが、実状ではないだろうか。

【図8、ダビング10の認知度】

ダビング10の認知度のグラフ

【図9、ダビング10の利便性】

ダビング10の利便性のグラフ

調査エリア:
全国
調査対象:
価格.comID 登録ユーザー
調査方法:
価格.comサイトでのWebアンケート調査
回答者数:
4,978人
男女比率:
男89.1%:女10.9%
調査期間:
2008年8月18日〜2008年8月25日
調査実施機関:
株式会社カカクコム

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