No.034 Windows 7発売直前アンケート!-あなたは買う?買わない?-

ホーム > 価格.comリサーチ > 結果レポートバックナンバー > No.034 Windows 7発売直前アンケート!-あなたは買う?買わない?-
価格.comリサーチ アンケートからわかる!今気になるモノの最新トレンド

結果レポート

Yahoo!ブックマークに登録 この記事をはてなブックマークに登録する
リサーチの新着お知らせをRSSで受け取る

No.034 Windows 7発売直前アンケート!-あなたは買う?買わない?-

総評

Windows Vistaへの不満が高めた、Windows 7への期待
今回の調査では、この10月22日に発売される新OS「Windows 7」に関する消費者の声を聞いた。ちなみに、Windows 7は、前OS「Windows Vista」でユーザーから寄せられたさまざまな問題点を改良した一種のマイナーバージョンアップという意味合いが強く、Windows Vistaに比べて大きく進化した点はそれほど多くない。しかしながら、Windows Vistaで数多く指摘されていたパフォーマンス面での改善がなされていることもあり、ユーザーの期待度は比較的高いといわれている。

今回の調査でもWindows 7への認知度についてはかなり高く、96.0%の人がWindows 7の存在を知っていたようだが、実際に10月22日に発売されると知っていた人は57.9%とやや低めの結果になっている。実際、Windows 7自体の具体的な情報は最近になるまでほとんど外部に出ていなかったため、少なくない数のユーザーがWindows 7についてはあまり具体的なことを知らないままという状態であることがわかった。

ただし、Windows 7に対する期待度は比較的高い。「Windows 7を購入する」という回答は全体の60.3%もあるが、その中では「時期は未定ながらいつかは購入する」という様子見ユーザーの割合がかなり多く、発売からすぐに爆発的な人気となることはないだろう。しかし、Windows 7のメリットに関しては理解しているユーザーも多く、発売してから半年〜1年くらいかけてじわじわと移行が進んでいくという印象だ。購入の理由としては、「Windows 7のパフォーマンス面への期待」をあげる人が圧倒的に多く、Windows Vistaユーザーの多くがこの点を理由に乗り換えを考えていることもわかった。

また、現在Windows XPをメインで使っているユーザーも、Windows 7には比較的好意的だ。Windows XPからWindows 7へのアップグレード版は用意されていない(新規インストールは可能)が、そもそもWindows XP搭載パソコンはすでにハードウェア面の設計が古くなっている面もあり、Windows 7を導入してもパフォーマンスが発揮できないことが予想される。また、最近ではパソコン自体の価格がかなり下落していることもあり、Windows XPユーザーの多くが、これを機会に新しいパソコンへの買い換えを考えていることが見えてきた。なかでも、最近主流のノートパソコンではなく、メインで使用するデスクトップパソコンの買い換えという動きが、Windows 7発売を機会に増えてきそうな感じだ。

ただ、フリーアンサーの回答などを合わせてみても、Windows 7への期待は、裏を返せば「Windows Vistaへの不満」がもたらしたものという印象が非常に強い。実際、現状のWindows Vistaのユーザーの多くが、特にパフォーマンス面での不満を強く持っており、マイナーバージョンアップともいえるWindows 7にも、ほぼパフォーマンス面の改善のみを目的として乗り換えるというユーザーが多い。また、すでにサポートが終了してしまったWindows XPのユーザーも、さまざまな問題が指摘されていたWindows Vistaをパスして、Windows 7へ乗り換えようという動きが見て取れる。Vistaで問題視されていたパフォーマンス面の改善や、新たに搭載された「Windows XP互換モード」などが特に評価されているポイントだ。このように、Windows 7は、Vistaユーザーにとっても、XPユーザーにとっても、「Vistaに対する不満を解消したバージョン」として、期待されているという状況である。

しかし、いずれにしても、今ひとつ人気のなかったWindows Vistaに変わる新OSであるWindows 7の登場は、最近活気がないパソコン業界にとって大いに歓迎すべき一大イベントであることは間違いない。ユーザー側の期待度も比較的高く、パソコンの買い換えも含めて検討しているユーザーが25%近くにのぼっていることを考えても、今年の年末商戦から来年の春商戦にかけては、Windows 7をからめたパソコン市場に盛り上がりに期待したいところだ。

「Windows 7を知っている」 96.0%。
そのうち10月22日に発売されると知っていた人は57.9%と、やや低めの結果

Windows 7について知っていた人は96.0%。さすがにほとんどの人は、次期OSであるWindows 7の存在を知っていたようだが、実際に10月22日に発売されると知っていた人は57.9%で、38.0%の人は発売日については知らなかったようだ。これについては、マイクロソフトがWindows 7について、その詳細を最近になるまで明らかにしてこなかったことが大きな原因となっているものと思われる。

【図1、あなたはWindows 7をご存知でしたか?】

あなたはWindows 7をご存知でしたか?のグラフ

購入予定の人が60.3%。そのうち半数以上が「購入する予定だが時期は未定」

Windows 7が発売されたら購入するかどうかを聞いた。「購入する」と回答した人は全体の60.3%。この数字を高いと見るか低いと見るかは難しいところだが、前OSのWindows Vistaが発売された時期と比べると、Windows 7への期待度は高いように思われる。なお、半年以内の比較的近いうちに購入すると答えた人は全体の21.3%ほどでそれほど多くはなく、「購入する予定だが時期は未定」とする人が、全体の39.0%にのぼった。Windows 7の評判などはさまざまなメディアなどで報じられているので、ある程度期待はしているものの、実際の購入については様子を見ながら、というようなスタンスのユーザーがかなり多いようで、フリーアンサーの回答でも、「OSが安定してきた頃を狙って」というような回答が多く見られた。

【図2、Windows 7が発売されたら購入する予定はありますか?】

Windows 7が発売されたら購入する予定はありますか?のグラフ

パソコンの購入時期が新しいほど、Windows 7への移行意欲が高い

図2の結果を、現在使用しているパソコンの購入時期別に集計し直したのが、このグラフだ。これを見ると、パソコンの購入時期が新しいほど、Windows 7への移行意欲が高いことがわかる。なお、この半年以内にパソコンを購入した人の「すでに予約した」の割合が高いのは、この夏以降に購入したパソコンに、メーカーによる優待アップグレードサービスがついていることが大きい。また、最新のパソコンほど、Windows 7に移行した場合のスペック面での不安が少ないということもあるだろう。

逆に、パソコンの購入時期が古くなればなるほど、Windows 7の移行意欲は低くなっていき、「時期は決まっていないがいつかは購入する」という割合が高くなっていく。現状のパソコンやOSでも特に不便を感じていないというのがその大きな理由だろうが、3年以上前に購入したWindows XP搭載パソコンのユーザーほど、こうした傾向が高くなっていることがわかる。

【図3、Windows 7を購入する時期(Windows 7を利用する予定のパソコンの購入時期別)】

Windows 7を購入する時期(Windows 7を利用する予定のパソコンの購入時期別)のグラフ

Windows Vistaからの乗り換えが57.6%。次いでWindows XP(39.1%)
Windows Vistaに対するパフォーマンス面の不満が理由か

Windows 7購入予定の人の現在のOS使用状況を聞いた(すべてのユーザーのOSシェアではないので注意)。Windows7への移行予定があるユーザーの使用OSでもっとも多かったのは、前OSである「Windows Vista」で57.6%。次いで「Windows XP」の39.1%となり、この2つで96.7%を占めた。

Windows 7は、Windows Vistaと基本的な機能やインターフェイスが同一であるため、発売当初はWindows Vistaからの乗り換えは実はそれほど多くなく、むしろ正式サポートが終了してしまったWindows XPからの乗り換えが多いのではないかと予想していたが、意外に、ここ数年の間に購入したパソコンに導入されているWindows Vistaからの乗り換えが多いという結果になった。それだけ、現状のWindows Vistaに対するパフォーマンス面での不満が高かったということなのかもしれない。フリーアンサーでの回答でも、Windows Vistaへの不満をもらすユーザーは相当な数に上っており、「Windows Vistaの二の舞にはならないでほしい」「Windows Vistaの不満点が解消されているから」といった理由を、Windows 7への乗り換え理由としてあげる人は多かった。

【図4、すでに所有されているパソコンでWindows 7を利用される方にお聞きします。 現在のOSはどれですか?】

すでに所有されているパソコンでWindows 7を利用される方にお聞きします。現在のOSはどれですか?のグラフ

Windows 7を購入する理由1位:パフォーマンス面での向上に期待(63.2%)

Windows 7を購入する理由として圧倒的に多かったのは「パフォーマンス面での向上が期待できる」というもので、全体の63.2%に至っている。Windows 7は、Windows Vistaに比べて起動やシャットダウンなどの時間が短くなっており、全体のパフォーマンスも向上している。こうした点に期待する人がかなり多いという結果だ。

次いで多かったのは、「Windows 7でしか使えない新機能・インターフェイスを使いたい」(28.6%)というものと、「常に最新のOSを使いたい」(27.1%)というものだった。Windows 7には、独自の新機能やアプリなどはあまり用意されていない。しかし、それでも、こうした新機能や新インターフェイスに期待される方は意外に多いようだ。「新しいパソコンを買おうと思っていた」も21.5%でそこそこ多く、このOSが出るタイミングをきっかけに新PCを購入しようと思っていた人もかなりの数にのぼりそうである。

【図5、Windows 7を購入する理由は何ですか?あてはまるものをすべてお選びください】

Windows 7を購入する理由は何ですか?あてはまるものをすべてお選びくださいのグラフ

Windows 7のパフォーマンス面の改善、期待度が高いのはWindows XPユーザー
「Windows XP互換モード」の存在も大きなポイントか

さらに、現在所有しているパソコンのOS別にこの結果を集計すると、面白い結果が見えてくる。全体的に見て、Windows XPユーザーのほうが、Windows 7に期待する度合いが高いのだ。特に「パフォーマンス面での向上が期待できる」という項目で、Windows Vistaユーザーの期待度を上回っているのは印象的。これまでWindows XPユーザーがWindows Vistaに乗り換えてこなかった理由の1つに「パフォーマンス面の不満」があったと思うが、それがWindows 7では改良されているという点で、高い評価を与えていることがわかる。また、「Windows7でしか使えない新機能を使いたい」という項目では、Vistaには搭載されなかった「Windows XP互換モード」の存在が大きくポイントを上げているものと思われる。パフォーマンスと互換性の面で、Windows 7は、XPユーザーからも一定の評価を得ていることがわかる結果だ。

【図6、Windows 7を購入する理由は何ですか?あてはまるものをすべてお選びください。 (所有しているパソコンのOS別)】

Windows 7を購入する理由は何ですか?あてはまるものをすべてお選びください。
(所有しているパソコンのOS別)のグラフ

Windows 7購入方法1位:アップグレード版を購入(30.6%)
次いで「Windows 7搭載パソコンを購入」が24.7%。パソコンの価格下落も影響

Windows 7の購入方法を聞いた。もっとも多かったのは、「アップグレード版を購入する」で、「予約キャンペーンあり」(16.1%)、「予約キャンペーンなし」(14.5%)の両方を合算すると30.6%にのぼった。次いで、「Windows 7搭載パソコンを購入する」が24.7%で次点につけた形だ。Windows 7は、Windows Vistaからのアップグレードが行えるので、現状Windows Vistaを使っているユーザーがそのままアップグレード版を購入するというのは自然な流れかと思うが、「新規にパソコンを購入する」というユーザーが意外に多いことに注目したい。「メーカーのアップグレード優待キャンペーンの対象パソコンを購入する」という回答も9.5%あり、Windows 7の登場を機会に、パソコン自体を買い換えるユーザーもそこそこの数にのぼりそうだ。

と言うのも、Windows 7は、Windows XPからの上書きアップグレードが行えないため、現在Windows XPを使っているユーザーは、Windows 7のパッケージ版を購入して新規にインストールするか、新規にパソコンを買い換えるかのどちらかを選択する必要がある。しかし、Windows XP搭載パソコンは、一部のネットブックなどを除いてすべて3年以上前に発売されたものであり、ハードウェアなどの設計がすでに古くなってしまっているため、Windows 7にアップグレードしても、ストレスなく動作せるにはスペック面で不安がある。こうしたことが、パソコン買い換えを選択する大きな理由としてあげられるだろう。以前に比べてパソコン自体の価格が大幅に下落していることもあり、2万円以上するWindows 7のパッケージを購入するより、10万円程度で購入できるパソコンごと購入したほうがメリットが高いと考える向きも多いかもしれない。

このことを裏付けるのが、図7-3のグラフだ。これを見ると、「4年以内(3年以上)」にパソコンを購入したユーザーの37.6%が「新規にパソコンを購入する」と答えており、この割合はパソコンが古くなればなるほど高くなる。逆に、「3年以内」にパソコンを購入したユーザー、つまりWindows Vistaユーザーになると、「新規にパソコンを購入する」という割合16.6%にまで落ち込む。逆に、これより新しいユーザーでは「アップグレードする」という割合が増えていく。なお、Windows XPユーザーの中にも「アップグレード版を購入する」というユーザーの割合は一定数いるが、これは、価格の安いアップグレード版を購入してWindows 7を新規にインストールする、という方法を想定しているものと思われる。

【図7-1、Windows 7をどのように購入しますか?
(※このアンケート内のマイクロソフトの予約キャンペーンとは、6月26日〜7月5日に実施された「Windows ありがとう」キャンペーンを指します。)】

Windows 7をどのように購入しますか?のグラフ

【図7-2、所有しているパソコンでWindows 7を利用する人の、Windows 7購入方法
(所有パソコンのOS別)】

所有しているパソコンでWindows 7を利用する人の、Windows 7購入方法(所有パソコンのOS別)のグラフ

【図7-3、Windows 7を購入する方法
(Windows 7を利用する予定のパソコンの購入時期別)】

Windows 7を購入する方法(Windows 7を利用する予定のパソコンの購入時期別)のグラフ

Windows 7を導入するパソコン:主流のノートパソコンを抑え、半数以上がデスクトップパソコン

Windows 7を導入する予定のパソコンの種類を聞いた。もっとも多かった回答は「デスクトップパソコン」で、半数を超える53.2%が回答した。次点が「ノートパソコン」で27.4%、さらに「自作パソコン」が17.6%と続く。

パソコンの売れ筋シェアは近年ノートパソコンがデスクトップパソコンを大幅に上回っているが、今回の調査では、Windows 7を利用する予定のパソコンはデスクトップパソコンのほうが大幅に上回る結果となっているのが興味深い。この理由は定かではないが、Windows 7には、正式な64bit版が用意されることもあり、スペック的に有利なデスクトップパソコンにこそ、新しいOSが必要、と考えているユーザーが意外に多いということの現れかもしれない。あるいは、最近購入したWindows Vistaベースのノートパソコンではなく、むしろその前に購入したWindows XPベースのデスクトップパソコンを買い換えるというニーズが高いということも考えられる。いずれにしても、Windows 7の普及はまずデスクトップパソコンを中心として展開しそうだ。

【図8、Windows 7を利用する予定のパソコンは、以下のうちどのタイプですか?】

Windows 7を利用する予定のパソコンは、以下のうちどのタイプですか?のグラフ

32bit版利用予定者が44.4%、64bit版も28.3%が利用予定。

Windows 7は、一般向けのWindows製品ではほぼ初めて、32bit版と64bit版の両方がきちんと用意されたOSだが、このどちらを利用するかを聞いた。いちばん多かったのは、これまでと同じ32bit版で全体の44.4%を占めたが、いっぽうの64bit版も28.3%とそこそこの割合を持っている。

また、「わからない・決めていない」という割合も27.3%にのぼるが、このことからも、Windows 7の詳細についてはあまり理解していないユーザーが多く、32bit、64bitという概念自体もユーザーにあまり浸透していないということがうかがえる。

【図9、Windows 7は32bit版と64bit版、どちらを利用する予定ですか?】

Windows 7は32bit版と64bit版、どちらを利用する予定ですか?のグラフ

調査エリア:
全国
調査対象:
価格.comID 登録ユーザー
調査方法:
価格.comサイトでのWebアンケート調査
回答者数:
10,715人
男女比率:
男91.5%:女8.5%
調査期間:
2009年9月17日〜2009年9月24日
調査実施機関:
株式会社カカクコム
>>内容やデータ使用に関するお問い合わせはこちら

注目の製品!

バックナンバー

このページの先頭へ