“見える”野菜室を備えたAQUA「Delie AQR-VZ46K」魅力解剖!
昨今のまとめ買い需要の高まりにともない、冷蔵庫には大容量かつ高い保鮮機能が求められている。メーカー各社がコンパクトさと大容量の両立や、保鮮機能の進化に力を入れるなか、独自の個性を放っているのがAQUAの最新モデル「Delie AQR-VZ46K」だ。本機の最大の見どころは、冷蔵室底面から野菜室がのぞける、“見える”野菜室。これによって冷蔵庫の使い勝手や食生活がどう変わるのか、ボディデザインや保鮮機能にも着目しながら、「Delie AQR-VZ46K」の魅力を掘り下げていこう。
サイズ&容量幅60cmで定格内容積458L。
おうちご飯が増えている家庭にぴったりのスリム&大容量
昨今の冷蔵庫選びにおいて、キーワードのひとつとなっているのが「幅60cm」。マンションなどの集合住宅では、設置できる冷蔵庫のサイズが幅60cm以内に限られる場合が多く、これにともない、冷蔵庫選びの第一基準に「幅60cm」をあげる家庭が増えているのだ。もちろん、幅がスリムなら万事OK、というわけではない。昨今の情勢からおうちご飯が増えているため、スリムボディでありながら、まとめ買いした食材や作り置きのおかずをたっぷり保存できる大容量を兼ね備えていることも必須のポイントとなる。スリムかつ大容量。ともすれば二律背反のようにも思えるが、これら2つの要素をうまく両立させた冷蔵庫が、今求められているのである。
このように、メーカー各社が「幅60cm」の大容量モデルに注力している最近の冷蔵庫事情であるが、なかでも注目したいのが、AQUAの最新モデル「Delie AQR-VZ46K」だ。本機は前述のキーワードのひとつである幅60cmのスリムボディを実現しながら、定格内容積458Lの大容量もしっかりと両立。おうちご飯の増加にともない高まっている、まとめ買いニーズにしっかりと対応してくれる。
また、装飾を省いたガラスドアデザインがスタイリッシュで、キッチン空間に違和感なく溶け込んでくれるのもうれしいポイント。すっきりとしたたたずまいは高級感にあふれ、「我が家の冷蔵庫はかっこいい」と、視界に入るたびに笑みがこぼれてしまう、そんな満足感が得られるのだ。カラーバリエーションは、重厚感のある「クリアモカブラウン」と、オーソドックスな「クリアウォームホワイト」の2色展開。キッチンの雰囲気や好みに合わせて選ぶといいだろう。
野菜室野菜室が“見える”から、フードロスが減らせる!
野菜料理を作る楽しみが増え、おうちご飯がさらに充実
「これでいい」ではなく、「これがいい」と、数ある冷蔵庫の中からAQUA「Delie」シリーズに注目した最大の理由は、冷蔵室底面から野菜室がのぞける“見える”野菜室にある。これは、冷蔵室の底板に透明な強化処理ガラスを採用することで、野菜室を開けなくとも、冷蔵室から野菜室の奥まで上から見渡せるというもの。使い忘れや二重買いによる食品ロスを防げるとともに、野菜を使った献立が思いつきやすくなるなど、実際に使用しているユーザーからは「使いやすい」との声が多数寄せられている。
冷蔵室と野菜室内の食材を同時に確認できるとなると、「牛肉とピーマンがあるから、今日のメインディッシュはチンジャオロースーにしよう」だとか、「トマトとモッツァレラチーズを組み合わせてカプレーゼを作ろう」など、野菜を使った献立がパッと頭に浮かぶ。「Delie」シリーズのユーザーからは「野菜の摂取量が増えた」という声も寄せられているが、この声には納得。野菜室を開かなくても野菜室が“見える”ことで、野菜を中心とした健康的な食生活を無理なく実践できそうである。
「Delie」シリーズのアイデンティティとも言える“見える”野菜室は、冷蔵室の底板に透明な強化処理ガラスを採用することで、冷蔵室から、その下の野菜室の奥まで上から見渡せるというもの。野菜室に何が入っているのかを手軽にチェックできるため、野菜料理を作る楽しみが増え、残さず使いきるモチベーションアップにもつながりそうだ。もちろん、強化処理ガラスなので、底板の上に鍋やビンなどの硬いものを置いても、割れたり、ヒビが入ったりする心配はない
AQUAが行ったアンケート調査によると、野菜室が“見える”ことで多くのユーザーが変化を感じており、使い忘れや二重買いによるフードロスが減ったと回答。このほか、「野菜を使った献立が思いつきやすくなった」「野菜の摂取量が増えた」という声も数多く寄せられている
「Delie AQR-VZ46K」の野菜室は単に上から中を見渡せるだけでなく、容量や保鮮機能にもこだわっている。「旬鮮野菜室」と名付けられた野菜室の定格内容積は67L。この大容量ならまとめ買いした野菜をたっぷり、すっきり収納できるほか、細やかな温度・湿度コントロールにより、鮮度やおいしさが長持ちするのも特徴だ。AQUA製従来モデルと「Delie AQR-VZ46K」、それぞれの野菜室にほうれん草を1週間保存して比較してみたところ、その差は一目瞭然。従来モデルの野菜室で保存したほうれん草はくたっとしおれてしまったのに対して、「Delie AQR-VZ46K」の「旬鮮野菜室」で保存したほうれん草は葉がピンと立っており、色つやにもほとんど変化がなく、みずみずしい状態が保たれていた。1週間保存してもこれだけ鮮度を保てるなら、「使い切れるかな?」と心配することなく、安心して野菜をまとめ買いできそうだ。
買い物カゴ約1個分以上の野菜が入る、定格内容積67Lを誇る大容量の「旬鮮野菜室」なら、まとめ買いした野菜をたっぷり収納しておける。これだけ大容量だからこそ、冷蔵室から野菜室の中が“見える”メリットもまた生きてくるのだろう
冷凍室霜つきを抑えて鮮度長持ちの「おいシールド冷凍」を
備えた大容量冷凍室
続いて、「Delie AQR-VZ46K」の冷凍室をチェックしていこう。まずは容量だが、「Delie AQR-VZ46K」の冷凍室は、幅60cmモデルとしては業界トップクラスとなる定格内容積152Lの大容量を実現しており、冷凍食品はもちろん、下味をつけておいた食材や、作り置きのおかずもたっぷり収納できる。
また、霜取り運転時の温度上昇を防ぐ「おいシールド冷凍」機能により、食材からのドリップの流出を防ぎ、まとめ買いした肉や魚、野菜を長くおいしく保存できるのも特徴。AQUA製従来モデルの冷凍室と比べて、4週間冷凍保存した場合の牛ステーキ肉の旨み残存率が約20%、メバチマグロの歯ごたえ残存率が約17%高かったという(味香り戦略 研究所調べ)。食材や料理はできる限りおいしく食べたいものだが、「おいシールド冷凍」機能があれば、長期間冷凍保存しても霜がつきにくく、素材の旨みや作り立てのおいしさを長く保つことできる。高まるホームフリージングニーズにしっかりと応え、食卓を囲む家族に「おいしい」の笑顔をもたらしてくれる頼もしい機能と言えるだろう。
冷凍室の定期的な霜取り運転では、ヒーターの熱によって暖気が発生し、その暖気が冷凍室内へ流入することで、室内温度が上昇。この温度変化を繰り返すことにより、食材の水分が抜けて霜となり、食材の表面に付着することで、乾燥やうまみ低下の原因になる。「おいシールド冷凍」機能は、冷気の出入り口に開閉式のフタを装備。霜取り運転時にフタを閉じることで暖気の流入を止め、冷凍室内の温度変化を抑えることで、食材を霜つきから守ってくれる
「おいシールド冷凍」機能の効果を検証するため、AQUA製従来モデルと「Delie AQR-VZ46K」の冷凍庫内で約1か月間保存したひき肉を比較してみよう。従来モデルの冷凍保存に比べて、「Delie AQR-VZ46K」のほうが、うまみ低下の原因となる霜つきが明らかに少ないのがわかる
まとめすべては家族の「おいしい」のために
食卓を囲む家族が顔を見合わせ、「おいしいね」と笑顔になる。「Delie AQR-VZ46K」には、そんなワンシーンを作り出すための設計や機能がぎっしりと詰まっていた。幅60cm、定格内容積458Lのスリム&大容量ボディは、キッチンに立つ人が気持ちよく調理できるように考えられたものだったし、食品ロスを防ぎ、野菜を使った献立が思いつきやすくなる“見える”野菜室や、高まるホームフリージングニーズに応える大きな冷凍室も、とどのつまり、すべては家族の「おいしい」のために装備されたものである。ご飯のおいしさや食事の楽しさは調理する人の腕によってのみ左右されるのではなく、使用する冷蔵庫の使いやすさや保鮮機能によっても大きく変わってくる。そんな発見があった、収穫の多いレビューとなった。














