【祝・AQUOS 20周年】映画監督、大友啓史さんが迫る!シャープの4K有機ELテレビ「AQUOS OLED DS1ライン」の高画質&高音質

シャープの4K有機ELテレビ「AQUOS OLED DS1ライン」の高画質&高音質

8K液晶テレビを頂点に、4K有機ELテレビを2ライン、4K液晶テレビを4ライン取り揃えた、シャープの薄型テレビ「AQUOS」8K/4Kの2021年モデル。なかでも注目したいのが、新たに“AQUOS OLED”と名付けられた、4K有機ELテレビの上位モデル「DS1ライン」だ。本特集では、NHK大河ドラマ「龍馬伝」や映画「るろうに剣心」シリーズなど、数々の名作を手がけてきた映画監督、大友啓史さんに協力を依頼。“映像のプロ”の視点から、「DS1ライン」の画質や音質、使い勝手を評価してもらおう。

シャープ 65V型「4T-C65DS1」映画監督 大友啓史さん

1966年岩手県盛岡市生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。90年NHK入局、秋田放送局を経て、97年から2年間L.A.に留学、ハリウッドにて脚本や映像演出に関わることを学ぶ。帰国後、連続テレビ小説「ちゅらさん」シリーズ、「深く潜れ」「ハゲタカ」「白洲次郎」、大河ドラマ「龍馬伝」などの演出や、映画「ハゲタカ」(09年)の監督を務める。2011年4月NHK退局、株式会社大友啓史事務所を設立。同年、ワーナー・ブラザースと日本人初の複数本監督契約を締結する。「るろうに剣心」(12年)「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」(14年)が大ヒットを記録。「プラチナデータ」(13年)「秘密 THE TOP SECRET」(16年)「ミュージアム」(16年)「3月のライオン」2部作(17年)「億男」(18年)「影裏」(20年)など話題作を次々と手がける。2021年4月23日「るろうに剣心 最終章 The Final」、6月4日「るろうに剣心 最終章 The Beginning」が劇場公開。

画質明るく、鮮やか。大友監督も認める“AQUOS OLED”の映像美

2001年1月1日の1号機発売から今年で20周年を迎えた、シャープの薄型テレビ「AQUOS」。8K/4Kの2021年モデルでは、8K液晶テレビを頂点に、4K有機ELテレビを2ライン、4K液晶テレビを4ライン取り揃え、多様な消費者ニーズに応える幅広いラインアップを展開している。

その中でも特に注目したいのが、新たに“AQUOS OLED”と名付けられた4K有機ELテレビの上位モデル「DS1ライン」だ。本特集では、本機の画質や音質、使い勝手を、NHK大河ドラマ「龍馬伝」や映画「るろうに剣心」シリーズなど、数々の名作を手がけてきた映画監督、大友啓史さんが徹底チェック。最新の4K有機ELテレビが“映像のプロ”の目にどう映ったのか、じっくりと話を聞いていこう。

シャープ 65V型「4T-C65DS1」

シャープの4K有機ELテレビ「DS1ライン」。同社が培ってきた高画質化技術が余すことなく投入された注目のモデルだ。画面サイズは65V/55V型の2つが用意され、リビングルームの広さや予算に合わせて選択が可能だ

シャープ 65V型「4T-C65DS1」

「Netflix」をはじめとする動画配信サービスの普及やテレビの大型化により、テレビと映画の境が曖昧になってきたと大友監督。「最近は、ネット配信の普及により家庭で楽しめるコンテンツが映画に近づき、明るく平坦な映像ではなく、思い切って陰影を作り出す方向にシフトしてきています。だからこそ、ディスプレイには、明暗をどれだけ豊かに表現できるかが問われていると思います」

「DS1ライン」に映し出された4Kの映画コンテンツを視聴し、開口一番、「コントラストが高いですね」と大友監督。数々のテレビドラマや映画のメガホンを握ってきた同氏が、まず評価したのは豊かな明暗表現だった。

映画監督 大友啓史さん

大友監督「黒の締まり具合、チャレンジしていますよね。これまでの日本のテレビドラマでは全体的に明るい、平坦な映像が好まれていましたが、『Netflix』という“黒船”によって、テレビドラマも陰影の強い映像にシフトしてきました。画作りの方向性として、テレビで見るコンテンツがだんだんと映画に近づいてきているんです。

そこで勝負になるのが、黒の表現力。黒の中のディテールやグラデーションをどのくらい忠実に表現できるのか。芝居の衣装で言えば、それが綿なのか、シルクなのか、革なのか、これらをきっちりと描き分けられて初めて映像全体に奥行き感が生まれます。『DS1ライン』の映像を見ると、暗部の階調が豊かで、光り輝く明部とのコントラストが非常に高い。黒く沈み込んだ衣装のグラデーションやシワまで見て取れるので、役者のアクションがよくわかる。映像ソースのポテンシャルを十分に引き出した、限りなく映画クオリティに近い明暗表現だと思います」。

大友監督が評価した、豊かなコントラスト表現。これを実現したのが、「DS1ライン」に搭載された、独自の放熱構造やバックカバーによって輝度性能を向上せた高輝度「S-Brightパネル」と、有機ELパネルの輝度性能を最大限に引き出すパネル制御技術「Sparkling Drive Plus」だ。これらを組み合わせることで、従来モデル以上の高コントラスト化を実現するとともに、8K高画質化技術を応用した新搭載の4K画像処理エンジン「Medalist S2」がこのパネルの能力を最大限に引き出し、高精細かつ色鮮やかな映像表現を可能にしている。

S-Brightパネル
シャープ 65V型「4T-C65DS1」

独自の放熱構造やバックカバーを採用することで、輝度性能を向上させた高輝度「S-Brightパネル」。これを「Sparkling Drive Plus」によって最適制御することで、「DS1ライン」は従来の有機ELテレビを超える高輝度表現を実現した

Medalist S2
シャープ 65V型「4T-C65DS1」

シャープの薄型テレビ「AQUOS」が誇る最先端の8Kテレビ開発で培った高画質化技術を4Kテレビに応用した、画像処理エンジン「Medalist S2」。このエンジンが明暗と色彩の表現力を従来以上に高めるとともに、極めて高精細な映像を再現する

映画監督 大友啓史さん

大友監督ディテールまでくっきり見える精細な映像をお茶の間に届けられるわけですから、映像制作における表現の幅は間違いなく広がってくる。たとえば、遠景をぼかすためにスモークをまいた時、遠景のディテールが見えるからこそ、あえてのぼかしが効いて、より奥行き感のある映像になる。我々は“ソフト”、つまりコンテンツを作る側ですが、映像を映し出す“ハード”、すなわちテレビの進化が我々を刺激して、新たな映像表現や撮影スタイルが生まれていく。そんなきっかけになるテレビではないでしょうか」。

シャープ 65V型「4T-C65DS1」

従来の液晶テレビ(シャープ製。写真左)と見比べながら、「一般的に黒がツブれると、色のない部分の画が死んでしまうのですが、『DS1ライン』では黒の中のグラデーションがしっかりと見えます。だから、照明の照り返しや肌の艶が生き、映像全体がゴージャスな印象になる。黒を締めて陰影を作り出すのは映画の基本的な作り方ですが、『DS1ライン』の画作りは映画のベクトルと一致しているように感じます」(大友監督)

シャープ 65V型「4T-C65DS1」 シャープ 65V型「4T-C65DS1」

従来の液晶テレビと「DS1ライン」に同じ映像を映し出してみたが、暗闇に浮かぶ花を映し出した映像では「DS1ライン」の映像における暗部の締まり、そして、明部の色乗りのよさが際立った。また、横浜の夜景を映し出した映像では、「DS1ライン」の映像のほうが、光源がまぶしく光り輝き、ピーク輝度の高さが感じられる。大友監督が「DS1ライン」の画質を高く評価することにも納得がいく

音質臨場感あふれるサウンドを体験。映像に負けない高音質に納得

続いてチェックしたのが音質だ。スピーカーの容積を十分に稼ぐことが難しい薄型テレビではサウンドが貧弱になりがちだが、「DS1ライン」は違う。スピーカーネットのないリフレクター(反射)構造によってクリアな音を前方に届ける、特許取得済みの音響技術「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を搭載しており、別途、サウンドバーを導入する必要がないほどに迫力のあるサウンドが響きわたる。

映画監督 大友啓史さん

大友監督「一般家庭で5.1chや7.1chのホームシアターシステムを構築するのは難しいですよね。仮に構築したとしても、家の中には家庭の生活音があるから、コンテンツとは別の音がどうしても混ざり、集中しにくい。その点、画面の真ん中から音が聴こえてくる『DS1ライン』の音声のほうが家では映像に没入しやすいはず。テレビ単体で臨場感のあるサウンドが楽しめて、俳優のセリフも聴き取りやすいのは素晴らしいです」。

また、「DS1ライン」に新搭載された、音に包み込まれるようなサラウンドサウンドが楽しめる音質モード「音楽ライブ」を体感してもらったが、その高音質なサウンドも堪能できたご様子。「これ、これ、いいですねえ。ライブ会場にいるかのようなサウンド。近ごろは自宅で過ごす時間が長くなっている人が多いでしょうが、これなら音楽ライブの映像なども十分に楽しめると思います」(大友監督)。

シャープ 65V型「4T-C65DS1」

「5.1chや7.1chのホームシアターシステムももちろん魅力的ですが、個人的には、自宅で映画を楽しむには『FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS』のような前向きスピーカーがよいと思います。音が画面中央から聴こえてくるので、映像に集中しやすいんですよね」(大友監督)

シャープ 65V型「4T-C65DS1」 シャープ 65V型「4T-C65DS1」

スピーカーネットのないリフレクター構造によってクリアな音を前方に届ける、総合出力65W、2.1ch 7スピーカーの「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」。テレビの正面に向けて音が発せられるため、人物の声が聴き取りやすいうえ、サウンドに迫力が感じられる。テレビを壁寄せや壁掛けにして設置しても、音が下に抜けないというメリットもある

シャープ 65V型「4T-C65DS1」

音質モードとして「音楽ライブ」が新搭載され、音楽番組も臨場感のあるサウンドで楽しめるように。本モードで試聴すると、ボーカルは中央に定位しつつ、音場が広がり、会場のざわめきまで体感できる印象だ

使い勝手「Android TV」&「Google アシスタント」で今どきのテレビライフは
実にスマート

最後は、「DS1ライン」の使い勝手をチェック。本機はOSに「Android TV」を搭載し、リモコンには「Netflix」「Amazon Prime Video」「YouTube」などの動画配信サービスにボタンひとつでアクセスできる「アプリダイレクトボタン」を配置。さらに、リモコンの「Google アシスタント」ボタンを押してマイクに話しかければ、音声でテレビを操作したり、見たい番組を探したりもできるのだ。

映画監督 大友啓史さん

大友監督「操作の面でもテレビは大きく進化していますね。今どきのテレビは、テレビ番組やネット動画を問わず、さまざまな映像コンテンツに手軽にアクセスできる。この点でも、テレビと映画の垣根は確実に低くなってきています。やはり『DS1ライン』は、映像制作者と視聴者をつなぐよい架け橋となってくれるでしょう」。

シャープ 65V型「4T-C65DS1」

リモコンの「Google アシスタント」ボタンを押す、あるいは「OK Google」とテレビに話しかけると、「Google アシスタント」が起動。音声でテレビを操作したり、見たい番組を探したりしながら、「これは便利ですね」と大友監督。操作性のよさが気に入った様子だった

シャープ 65V型「4T-C65DS1」 シャープ 65V型「4T-C65DS1」

OSにはGoogleの「Android TV」を採用。地デジのテレビ番組からネット配信の動画まで、さまざまなコンテンツをシームレスに楽しめる。また、リモコンには「Netflix」「Amazon Prime Video」「YouTube」などにボタンひとつでアクセスできる「アプリダイレクトボタン」が設けられ、映像コンテンツへのアクセス性が高められている

シャープ 65V型「4T-C65DS1」

4K解像度でくっきり見やすい「4K番組表」も搭載。一覧性を高めながら、各番組の文字も小さくなりすぎない番組表の使い勝手のよさは、大画面モデルならではの利点と言えるだろう

シャープ 65V型「4T-C65DS1」

左右計約30°の範囲で画面をスイーベルできる「回転式スタンド」を採用した「DS1ライン」は、視聴位置に合わせて見やすい角度に画面を調節できるのもうれしいポイント。また、画面の角度を変えることで背面端子へアクセスしやすかったり、ホコリがたまりやすいテレビ背面が掃除しやすかったりなど、使い勝手もなかなかいい

まとめ「時代のニーズに応えた1台です」と、大友監督も太鼓判

「スマートフォンのカメラなどを使って、誰でも手軽に精細で高解像度の映像を撮影できるようになった今、映像制作者にはプロとしての腕が試され、映像を映し出すテレビには制作者が意図した映像をきちんと再現できるかが問われています。こうした観点からも、映画クオリティに限りなく近い明暗表現を実現した『DS1ライン』は、時代のニーズに応えた1台と言えるでしょう」。大友監督は今回のレビューをそう締めくくってくれた。

卓越した明暗表現に加え、臨場感のあるサウンドや、今どきのテレビにふさわしいスムーズな操作性を実現したシャープの4K有機ELテレビ「DS1ライン」。本機は、数々のテレビドラマや映画のメガホンを握ってきた大友監督をもうならせる高い実力を備えていた。この夏、高画質な有機ELテレビを求めている人なら、この「AQUOS OLED DS1ライン」に注目しない手はないだろう。

映画監督 大友啓史さん
この記事は2021年06月18日の情報を基にしております。
QUOSの誕生20周年を記念してプレゼントがもらえる「AQUOS20周年キャンペーン」ページへ オリジナルアニメーションや進化の歴史、最新モデルの開発者インタビューを公開「AQUOS20周年スペシャルサイト」へ
QUOSの誕生20周年を記念してプレゼントがもらえる「AQUOS20周年キャンペーン」ページへ オリジナルアニメーションや進化の歴史、最新モデルの開発者インタビューを公開「AQUOS20周年スペシャルサイト」へ