W-Fi 6とIPv6 IPoEに対応。メッシュ構築もお手のもの 高性能&高コスパな無線LANルーター TP-Link「Archer AX73」で自宅のネット環境をより快適に!
価格.comで最安価格をチェック在宅ワークやオンライン学習などが一般的になり、活躍の機会が増えている自宅のWi-Fi。しかし、利用機会の増加にともない、通信の遅さや不安定さを感じるようになった人も少なくないはずだ。そんな人に注目してもらいたいのが、無線LAN機器プロバイダーとして10年連続世界シェアNo.1※を獲得するTP-Linkの最新モデル「Archer AX73」だ。LAN側は「Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)」、WAN側は「IPv6 IPoE」という最新規格に対応しながら、価格.com最安価格13,598円(税込。2021年8月30日時点)の低価格を実現。非常にコストパフォーマンスにすぐれたモデルとなっている。早速、本機の魅力を徹底チェックしていこう。※ 2021年第1四半期IDC調べ
通信規格最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6」とインターネット接続方式「IPv6 IPoE」に対応
自宅で仕事を行う在宅ワークや、動画を活用したオンライン学習が定着したうえ、映画やゲームなどもインターネット経由で楽しむのが主流となった今、自宅のWi-Fiの遅さや不安定さに不満を覚える人が増えている。Web会議中に映像や音が乱れたり、視聴している動画の画質が突如、低下したりといった事象を経験したことがある人は少なくないはずだ。
そんな人にぜひ試してほしいのが、無線LANルーターの買い替えだ。近年、普及が進んできた「Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)」や「IPv6 IPoE」などの最新規格に対応したモデルに替えることで、より高速で安定した通信環境を作れるようになるからだ。
在宅ワークやオンライン学習などを行う際、「自宅のWi-Fiが遅くて不安定。効率よく仕事や勉強ができない」と頭を悩ませている人は多いのではないだろうか。それを解決する手段のひとつとして、無線LANルーターの買い替えを検討してみてほしい
無線LANルーターを買い替えるのであれば、TP-Linkの最新モデル「Archer AX73」に注目してほしい。TP-Linkというメーカー名を聞いたことがない人もいるかもしれないが、同社は世界170か国以上の国と地域で展開し、無線LAN機器プロバイダーとして10年連続世界シェアNo.1※を獲得する、ネットワーク機器のリーディングカンパニー。その強みは、開発から生産、販売までを自社で行うことで、高性能な製品をリーズナブルな価格で提供できる点にある。
なかでも、無線LANルーターの最新モデル「Archer AX73」は、最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6」や、高速なインターネット接続が期待できる「IPv6 IPoE」に対応しているのが大きな特徴。さらに、独自のメッシュWi-Fi機能「OneMesh」に対応しながら、価格.com最安価格13,598円(税込、2021年8月30日時点)という高コストパフォーマンスを実現している。
TP-Linkの最新無線LANルーター「Archer AX73」。「Wi-Fi 6」「IPv6 IPoE」といった最新規格に対応し、独自のメッシュWi-Fi機能「OneMesh」なども備えた、見どころの多い製品だ
速度が速く、安定性も高い最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6」
冒頭で紹介した通り、在宅ワークやオンライン学習などで家族が同時にインターネットに接続する機会が増えている。また、パソコンやスマートフォンはもとより、生活家電までIoT化が進んだことで、無線LANルーターにはいつも多数のWi-Fi機器が接続されている状態になってきた。目には見えないが家庭のWi-Fi環境は大混雑しており、これがWi-Fiの遅さや不安定さの原因のひとつになっているのだ。
この問題を解消するために有効なのが、「Archer AX73」が対応する最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6」だ。「Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)」は、従来の「Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)」に比べ最大通信速度が6900Mbpsから9600Mbps(ともに理論値)へ高速化していることに加え、複数の端末に同時にデータを送信できる「OFDMA」や、多くの端末が同時接続した状態でも安定した通信が行える「MU-MIMO」などの技術を採用し、多くのWi-Fi機器が接続された状況でも、安定した通信環境を保てるのが特徴となっている。
しかも「Archer AX73」は、6本のアンテナを束ねることで、5GHz帯で最大4804Mbps(理論値、4ストリーム)、2.4GHz帯で最大574Mbps(理論値、2ストリーム)を実現。データ量の膨大な4K解像度のストリーミング動画も余裕で再生できる高速性を備えている。さらに、最大80台までの機器を同時接続できる収容力も持つので、接続する機器が今後さらに増えたとしても安心だ。
「Archer AX73」は、2019年に登場した最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6」に対応。1世代前の「Wi-Fi 5」に比べて、最大通信速度が約1.4倍高速化したうえ、複数の端末が接続している状態でも速度が落ちにくいなど、安定性が向上している
従来の「Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)」はひとつの電波(トラック)にひとつのデータしか乗せられなかったが、「OFDMA」に対応した「Wi-Fi 6」は、ひとつの電波(トラック)に複数のデータを乗せられるイメージ。そのため、「Wi-Fi 6」では多くの端末と接続した状態でも通信が安定しやすいのだ
高速なインターネット通信が期待できる「IPv6 IPoE」に対応
また、インターネット回線と接続するWAN側については、「IPv6 IPoE」に対応していることが大きなトピックとなる。
光ファイバーを使ったインターネットサービスと言えば、これまで「高速」が代名詞だったが、ひと昔前と比べると通信速度が遅くなってきたという声も聞く。なぜかと言えば、従来の接続方式である「PPPoE」は、ISP(インターネットサービスプロバイダー)と接続する際に「NTE(ネットワーク終端装置)」を経由するのだが、この「NTE」は複数のユーザーで共有されているため、多くのユーザーが同時にアクセスすると、ここがボトルネックとなってしまうのだ。
これに対して、「Archer AX73」が対応している「IPv6 IPoE」は、「NTE」を経由する必要がない。そのため、ユーザー数が増えても通信速度が低下しにくく、相対的に通信速度がアップしたように感じるわけだ。なお、「IPv6 IPoE」はISPによって採用する規格が異なるが、本機は「v6プラス」「OCNバーチャルコネクト」「DS-Lite」と幅広い規格に対応しており、さまざまなISPで利用できる。
現在主流の「IPv4」が採用している「PPPoE」は、インターネットに接続する際、ほかのユーザーと共有する「NTE」を経由する。そのため、多くのユーザーがアクセスしていると、速度が低下しやすかった。これに対して、「IPv6 IPoE」は、「NTE」を経由することなく、インターネットにアクセスするので、より高速な通信速度が期待できる
通信速度比較テスト
IPv4 PPPoE | IPv6 IPoE | |||
---|---|---|---|---|
回線 | ダウンロード | アップロード | ダウンロード | アップロード |
NTTフレッツ光(v6プラス) | 441.3 Mbps | 236.8 Mbps | 505.5 Mbps | 339.7 Mbps |
楽天ひかり(DS-Lite) | 22.3 Mbps | 287.9 Mbps | 307.5 Mbps | 299.0 Mbps |
※ NTTフレッツ光(1Gbpsプラン)。8月9日17:30ごろ計測。Googleのインターネット速度テストを利用
楽天ひかり(1Gbpsマンションプラン)。8月17日18:00ごろ計測。Googleのインターネット速度テストを利用
「Archer AX73」を使用し、「IPv4 PPPoE」と「IPv6 IPoE」によるインターネットの実効スループットを計測してみた。NTTフレッツ光(v6プラス)では、「IPv6 IPoE」接続のほうがダウンロードで約14%、アップロードで約43%速かった。そして、楽天ひかり(DS-Lite)では、ダウンロード速度が約13倍にも向上した! インターネットの接続方式を変えるだけで、ここまでスピードアップを図れるのだ
本体性能6本のアンテナで電波の飛距離をアップ。放熱性能の高いボディで安定性も抜群
「Wi-Fi 6」や「IPv6 IPoE」といったインターネット環境を快適にできる最新規格に対応した「Archer AX73」だが、無線LANルーターとしての基本性能はどうだろう? まずハードウェア面では、本機は6本の外部アンテナと無線周りの回路をひとつにまとめた専用のフロントエンドモジュール(FEM)を搭載。さらに、Wi-Fiに接続している機器の場所や距離を検知し、それに見合った強さの電波を発信するビームフォーミング技術や、効率よく通信が行える4T4R(4送信4受信)にも対応しており、電波を遠くに飛ばすことに長けている。
そして、パケットを処理するCPUには、高性能なトリプルコアCPU(1.5 GHz駆動)を採用し、天面にウロコ状の通気穴を設けることで高い放熱性を確保。大容量ファイルをダウンロードしたり、家族みんなが同時にインターネットに接続したりなど、ルーターに大きな負荷がかかる状況でも、安定した処理が行えるように工夫されている。
ブラックを基調としたボディは、272.5(幅)×147.2(奥行)×190.4(高さ)mm(アンテナ含む)と、手のひらよりもひと回り大きい程度。本機が対応するのは横置きだけだが、棚の上やモデム横にも設置しやすい
天面に魚のウロコのような形の通気穴を設け、放熱性を高めている。複数の端末を接続しながらスピードテストや大容量ダウンロードなどを行っている最中に手で触ってみたが、温度はかすかに熱を感じる程度。しっかりと冷却が行われている証だろう
背面にギガビットLANポート×4、ギガビットWANポート×1を、右側面にUSB 3.0ポートを搭載。USB3.0ポートは、外付けHDDやUSBメモリーを接続して、簡易的なNAS(ネットワークHDD)を構築するためのものだ
通信設定から、セキュリティ設定まで、手元で簡単に行える専用スマホアプリ「Tether」
複雑な通信設定などを行う必要がある無線LANルーターには、「セットアップが面倒」というイメージを持っている人もいるだろう。その点「Archer AX73」は、専用スマートフォンアプリ「Tether」(Android/iOS対応)を使うことで、ネットワークに関する知識の少ない人でも迷うことなくインターネット接続やWi-Fiの設定が行えるようになっている。
また、インターネットの“玄関”となる無線LANルーターはセキュリティ機能も重要だが、「Archer AX73」は、セキュリティベンダー、Aviraの技術を活用した独自のセキュリティ機能「HomeShield」を搭載しており安心だ。パソコンだけでなく、スマートスピーカーやネットワークカメラなど、無線LANルーターに接続されたIoT機器を識別し、不正アクセスやサイバー攻撃から自動で保護してくれる。さらに、子どもが使用している端末に対し、アクセス制限をかけられるなど、家族みんなが安心・安全にインターネットを利用できるようになっている。※「HomeShield」は、「IPv6 IPoE」接続時およびブリッジモード動作時は使用できません。
メッシュWi-Fiに対応Wi-Fiエリアをシームレスに拡張する「OneMesh」機能で、広い家もスマートにカバー
マンションなどの住まいでは、メインの無線LANルーター1台ですべての部屋をカバーできる場合が多い。しかし、3階建ての一軒家では、1〜2階の大部分はカバーできても、3階はカバーできないなど、Wi-Fiエリアに死角が生じることがある。そんな時は、中継器を利用してエリアを拡張するのが一般的だが、これはあくまでも電波を中継して届く範囲を広げるというもの。多数のWi-Fi機器をつなげた場合、メインのルーターに大きな負荷がかかり、安定性や速度が落ちやすい。
その点、TP-LinkのメッシュWi-Fi機能「OneMesh」に対応した中継器と連携させることで、簡単にメッシュを構築できる「Archer AX73」なら、心配がない。メッシュWi-Fiとは、メインのルーターと同様の役割を担う「サテライト」と呼ばれる中継器を使うことで、メインルーターの負荷を下げつつ、Wi-Fiエリアを拡張できる機能のこと。利点は多くあるが、そのひとつに、ルーターと中継器のSSIDが自動で1個になり、接続するネットワーク機器をまたいでも接続が途切れないことがあげられる。
たとえば、従来の中継器を利用した場合、1階のリビングでタブレット端末を使い見ていた動画を再生しながら、3階の寝室に移動しようとすると、タブレット端末の接続先がルーターから中継器に切り替わる際に、どうしても映像が途切れてしまうが、メッシュWi-Fiでは、映像が途切れることなく視聴できるのだ。
これに加え、メッシュWi-Fiには、通信パケットが中継器からメインのルーターにたどり着くまでの経路を最適化する機能があるため、中継器にアクセスした場合も通信速度が落ちにくいというメリットもある。実際、筆者は3階にある寝室でテレワークをすることが多く、1階に設置した無線LANルーターのWi-Fiの遅さや不安定さに悩まされることがあった。今回検証のため、「Archer AX73」と「Wi-Fi 6」対応の中継器「RE605X」(>価格.com最安価格をチェック)を組み合わせたメッシュWi-Fiに切り替えたところ、通信が安定し、ストレスを感じることなく仕事が行えるようになった。もし、「Archer AX73」1台で家中をカバーできなかったら、「RE605X」を購入し、メッシュWi-Fiを構築してみてほしい。
「Archer AX73」と組み合わせたい中継器「RE605X」。「Wi-Fi 6」に対応しているので、高速かつ安定したWi-Fi環境を構築できる。また、本体を直接コンセントに挿して使える仕様も便利だ
「OneMesh」を使うと、無線LANルーターと中継器のSSIDを1個にまとめられる。通信設定がひとつで済み、Wi-Fiの接続先が無線LANルーターから中継器に切り替わっても、通信が途切れないシームレスなWi-Fi環境を実現できる
まとめ「これさえ選んでおけば間違いない」と感じるほど、高性能で高コスパな無線LANルーター
ここまで、TP-Linkの最新無線LANルーター「Archer AX73」をチェックしてきたが、ひと言で言えば、これさえ選んでおけば間違いのないモデルであると感じた。LAN側は「Wi-Fi 6」に対応し、高速かつ安定したワイヤレスネットワークを構築できるし、WAN側は「IPv6 IPoE」に対応するので、これに対応した回線と組み合わせれば、インターネットのスピードアップが期待できる。
これに加え、本体は6本の外部アンテナや専用のFEMを搭載し、ビームフォーミング技術や4T4Rに対応しているので、電波が遠くまで飛ぶ。それでも家中に電波が届かない場合は、独自のメッシュWi-Fi機能「OneMesh」を使って簡単にWi-Fiエリアを広げることも可能だ。これだけの性能と機能を備えながら、価格.com最安価格13,598円(税込、2021年8月30日時点)で購入できるのは、非常にリーズナブルと言えるだろう。
在宅ワークやオンライン学習の機会が増え、IoT機器は増加するいっぽう。そんな今こそ、「Archer AX73」を導入して、自宅のネット環境をより快適なものにしてみてはいかがだろうか。
ストリーム数 | 6ストリーム(4+2) |
---|---|
Wi-Fi規格 | 5GHz:IEEE802.11ax/ac/n/a 2.4GHz:IEEE802.11ax/n/b/g |
Wi-Fi速度(理論値) | 5GHz:4804Mbps 2.4GHz:574Mbps |
同時接続数 | 最大80台 |
動作モード | ルーターモード/ブリッジモード(アクセスポイントモード) |
Wi-Fi暗号化 | WPA/WPA2/WPA3 WPA/WPA2-Enterprise(802.1x) |
IPv6接続 | IPoE/パススルー |
CPU | トリプルコアCPU(1.5GHz) |
有線ポート/ 外部インターフェイス |
ギガビットLANポート×4、ギガビットWANポート×1/USB3.0ポート×1 |
本体サイズ | 272.5(幅)×147.2(奥行)×190.4(高さ)mm(アンテナ含む) |
※ 2021年第1四半期IDC調べ