東芝冷蔵庫VEGETA「FZSシリーズ」がかなえるワンランク上の上質な暮らしを体験してみた！デザインも鮮度保持力も“プレミアム”

大切な家族と過ごす、かけがえのない時間。ここ数年の“おうち時間”の増加にともない、家族と過ごす時間を充実させ、生活の質を向上させたいと考える人が増えている。そのひとつが、家電選び。家事負担の軽減だけでなく、家族との時間がどのように変化するのか、また、それによって生活がどれだけ充実するのかが、今や家電選びの重要な基準となっているのだ。

そんな観点から注目したいのが、東芝冷蔵庫2022年モデルのラインアップに加わったフラッグシップモデル、VEGETA「FZSシリーズ」だ。本機は、ハイグレードモデルであるVEGETA「FZ/GZシリーズ」のさらに上を行く最上位モデルで、フレームレスの扉表面にフロストガラスをあしらったスタイリッシュなデザインをまとっている。

キッチンに設置してみると、そこが洗練された雰囲気に変わった。ドリンクや食品を取りにくる家族も、冷蔵庫がスタイリッシュになって、より気持ちよく過ごせているようだ。最近の住宅はリビングとキッチンがひと続きになったオープンキッチンが主流。見せる家電のひとつとして、冷蔵庫選びではデザイン性の高さも重要なポイントになると感じた。

東芝冷蔵庫のフラッグシップモデル、VEGETA「FZSシリーズ」。「家での生活の質を向上させたい」という消費者意識の変化に応えてくれる、プレミアムなデザインと保存性能、使い勝手のよさを実現した1台だ
※写真のモデルは「VEGETA GR-U510FZS」(定格内容積507L)

前面周囲のフレームを排したフレームレスの扉表面には、フロストガラスがあしらわれ、ミニマルかつ洗練された雰囲気が漂う。落ち着きのある上質なたたずまいは、最上位に位置するフラッグシップモデルならでは。華美になりすぎない、マットな質感にも好感を持った

キッチンの雰囲気に溶け込みやすい、主張を抑えた品のあるたたずまい。取り揃えられたカラーバリエーションは、「フロストグレージュ」と「フロストホワイト」の2色。キッチンの雰囲気や好みに合わせて選べるのがうれしい

デザイン性が高いだけじゃない、機能的なボディ設計

VEGETA「FZSシリーズ」の冷蔵室は、タッチするだけで^※2扉を開けられる静電式の「タッチオープン」を、野菜室は、お手入れしやすいストレート形状のハンドルを装備。このほか、下段2段の冷凍室では、ハンドル位置を高くし、開閉しやすい設計が取り入れられている。実際に手をかけてみたが、ストレート形状のハンドルには指先がかかりやすく、グッと力を込めずともラクに開閉できた。デザイン性と機能性が高い次元で融合されたVEGETA「FZSシリーズ」のボディは、使い勝手も◎だ。

ひんぱんに使用する冷蔵室には、扉をタッチするだけ^※2で開けられる静電式の「タッチオープン」を採用。食品や食器などで両手がふさがっていても、ご覧の通り、肘や腕でポンと触れるだけで扉が開いた。ちょっとした工夫だが、家族から好評のポイントだ

野菜室のハンドル

冷凍室のハンドル

冷蔵庫の真ん中に配置された野菜室のハンドルには、凹みが両端まで広がったストレート形状を採用。ハンドル中央部分だけが凹んでいた従来の「VEGETA」シリーズに比べて、斜めの位置からでも手をかけやすく、お手入れもしやすい。また、下段2段の冷凍室のハンドルは高めに設計されており、こちらも手をかけやすく開け閉めしやすかった

フラッグシップモデルとして新たに登場したVEGETA「FZSシリーズ」だけに、食品の鮮度保持力にも期待したいが、その点はどうだろう。まずは冷蔵室をチェックしてみた。

注目したいのは、冷蔵室全体をチルド室と同様の温度2℃^※3、湿度85％^※4に保つモードに切り替えられること。チルド室に入りきらない肉や魚、乳製品などを冷蔵室でたっぷりとおいしく保存できる機能なのだが、使ってみると、これが何かと便利なのだ。

たとえば、ふるさと納税の返礼品として受け取った、ちょっと贅沢な肉や魚。自宅にいながら贅沢気分が味わえるため、我が家の楽しみのひとつになっているのだが、バターやチーズ、一時的に保存している残り物など、日常的な食品でチルド室がいっぱいになっていても、冷蔵室全体がチルド室として使えれば、冷凍することなくたっぷりと保存できる。このほか、作り置きのサラダをラップなしで保存^※1できるのも便利なポイント。手間の軽減にもひと役買ってくれている。

冷蔵室の温度を2℃^※3、湿度を85％^※4に保つことで、冷蔵室全体をチルド室としても使えるようにした「うるおい冷蔵室」。低温かつ高湿度に保てるため、サラダならラップなしでの保存^※1もOKだ

この「うるおい冷蔵室」を実現できたのは、金属のヒートシンク効果で冷蔵室内を素早く均一に冷やす「メタリッククールパネル」を新搭載したことに加え、冷蔵・野菜室専用の冷却器で温度や湿度をコントロールする東芝の特許技術「新鮮ツイン冷却システム」の存在があったからだという。見えないところで、東芝ならではの高度な技術が活躍しているのだ。

メタリッククールパネル

新鮮ツイン冷却システム

冷蔵室の奥に見えるアルミ製のパネルが、ヒートシンク効果で熱を吸収し、冷蔵室内を素早く均一に冷やす「メタリッククールパネル」。これに、冷蔵室の冷却に、冷凍ゾーンとは異なる冷却器を用いる「新鮮ツイン冷却システム」によるうるおい冷気の供給が合わさることで、冷蔵室をチルド温度への切り替えられるようになったという

フリードアポケット

冷蔵室をチェックしていて、「これはいいな」と感じた「フリードアポケット」もご紹介。

これは、背の高いボトルやチューブを下段に収納したい時は、上段のポケットを下から持ち上げることで^※5、スーッと簡単にスライドさせて高さを変更できる可動式のドアポケットのこと。高さ調節のために、ポケットを取り外して付け換えるといったひと手間が省略でき、スムーズに食品を整理して収納できるので便利だ。

ベジタブル（野菜）に由来する「VEGETA」の名称を冠した東芝冷蔵庫。それだけに、野菜室にもさまざまなこだわりが見られる。なかでも注目したいのが、適切な湿度コントロールを行うことで、傷みやすい、使いかけ野菜の鮮度をラップレス^※1で約10日間保持する、付属の「使い切り野菜BOX」だ。

これは、使いかけ野菜などを収納するための小型のボックスで、余った野菜やカットした野菜を入れて野菜室に収納すれば、鮮度が約10日間^※1続くというもの。これがあれば、使いかけた野菜をいちいちラップで包んだり、ジップ付きバッグやコンテナに入れたりすることなく、手軽に鮮度を長持ちさせられる。余った野菜がすぐにダメになってしまい、むだにしてきた人も少なくないと思うが、「使い切り野菜BOX」を活用すれば、最後までむだなく使えるはず。食品ロスに対する意識が今高まっているが、農家の人が手間暇かけて育ててくれた野菜を最後まで使い切れるのは、気持ちの面でもなんだかうれしい。

もちろん、「使い切り野菜BOX」に保存できるのは、使いかけ野菜に限らない。みそ汁の具材をあらかじめ切り置きし、素早く取り出せるようにしたり、料理を格上げする薬味セットを作って保存しておいたり、少し工夫することで、さまざまな使い方ができた。

余った野菜やカットした野菜をそのまま入れて保存できる「使い切り野菜BOX」。野菜を入れたら、フタをして野菜室の空きスペースに収納しよう。適切な湿度コントロールが行われ、ラップなしで約10日間^※1、摘みたてのような鮮度をキープしてくれる

鮮度保持の鍵を握っているのが、ボックス内の湿度をコントロールする「ミストチャージユニット」。密閉されたボックスでありながら、「ミストチャージユニット」がボックス内にうるおいを供給したり、水腐れ防止のためボックス内の余分な水気を外に放出したりすることで、野菜の鮮度をしっかりと守ってくれる。シンプルなボックスに見えながら、実は高度な技術が盛り込まれているのだ

「使い切り野菜BOX」で保存した野菜

一般的なコンテナで保存した野菜

カットした野菜を「使い切り野菜BOX」と、一般的なコンテナに入れて約10日間保存。鮮度を比較してみたが、その違いは一目瞭然だった！ 「使い切り野菜BOX」で保存した野菜はみずみずしさが維持されているのに対し、一般的な保存容器で保存した野菜は、キャベツは茶色くなり始め、ニンジンは表面の乾燥が進んでいた

野菜室全体も、脱臭効果やUV除菌効果で清潔に！

「もっと潤う 摘みたて野菜室」と名付けられたVEGETA「FZSシリーズ」の野菜室は、野菜室全体の鮮度保持力が高いのも特徴だ。前述の「使い切り野菜BOX」と同様に、うるおいをコントロールする「ミストチャージユニット」が搭載されており、1日に20回以上^※6、うるおい冷気を送り込み、野菜室内の湿度を適切に調節するとともに、野菜の劣化の原因となるエチレンガスを分解^※7してくれる。さらに、今回「ミストチャージユニット」に銅イオンが配合されたことで、タマネギ臭などの脱臭効果もアップ^※8したという。野菜同士でのニオイ移りを気にする人は多いと思うが、これなら安心だ。

このほか、野菜の表面に付着した菌の繁殖抑制に効果的^※9なUVを照射するUV除菌もバージョンアップ。照射範囲が広がり、野菜室のより広い範囲を清潔に保てるようになったという。

「GR-U600FZS」では133Lの定格内容積が確保された「もっと潤う 摘みたて野菜室」。「ミストチャージユニット」のうるおい冷気で約10日間^※1、野菜の鮮度をキープできるだけでなく、UVの照射範囲が従来モデルよりも広がり、野菜の表面に付着した菌の繁殖を抑制^※9してくれる

Bluetooth® とそのロゴマークは登録商標であり、Bluetooth SIG, Inc. が所有権を有します。東芝ライフスタイル株式会社は、ライセンスに基づき、これらのマーク及びロゴを使用しています。

VEGETA「FZSシリーズ」のアピールポイントはほかにもある。そのひとつが、新搭載されたBluetooth対応スピーカー機能。「音声アナウンススピーカー」を本体上部に搭載し、設定変更や半ドアアラームなどを音声^※10とメロディで知らせてくれるだけでなく、Bluetoothに対応しているので、スマートフォンなどと接続^※11して調理中にキッチンで音楽を楽しむこともできる。お気に入りの音楽を流してみたが、キッチンに立つ時間が一段と楽しい時間になった。今はまだ行えていないが、音楽をかけながら、子どもと一緒に料理を作るのも楽しそう。次の週末が楽しみだ。

また、オープンキッチンの場合、Bluetoothトランスミッターを用意してリビングのテレビと接続すれば^※12、換気扇を回している状態でも家族と一緒に音声までしっかりとテレビ番組を楽しむこともできるという。なるほど、これは名案。おうち時間の増加とともに意識が高まっている“家族とのつながり”に配慮されていることに感心した。

本体上部に搭載されたスピーカー機能。冷蔵室のドアを閉めた状態でも音がこもらないよう、スピーカー前方のドア部分に空間が設けられている。スピーカーから放出された音は斜め上に広がり、耳に届く仕組みだ

スピーカー機能はBluetoothに対応しているので、スマートフォンなどと接続^※11してキッチンで音楽を再生できる。Bluetoothスピーカーを別途用意せずとも、キッチンで気軽に好きな音楽を楽しめるのがうれしい

換気扇を回していたり、炒め物を調理していたりすると、オープンキッチンでもリビングのテレビの音は聞こえにくいものだが、VEGETA「FZSシリーズ」があれば大丈夫。Bluetoothトランスミッターを用意してテレビと接続すれば^※12、テレビの音声を冷蔵庫のスピーカーで再生できるので、調理中でも家族と一緒にテレビを楽しめる

家事負担を軽減するだけでなく、生活の質を向上させたい――。東芝冷蔵庫のフラッグシップモデルとなるVEGETA「FZSシリーズ」は、そんな消費者ニーズにきっちりと応えてくれるモデルに仕上がっていた。

フレームレスのフロストガラスを扉表面に配したボディは、高級感があるだけでなく、使い勝手のよさにも配慮されている。もちろん、シリーズの特徴でもある野菜室や冷蔵室の鮮度保持力もさらに高められた。さらに、スピーカー機能を搭載することで、“家族とのつながり”にまで気が配られているのだ。VEGETA「FZSシリーズ」は、東芝のこだわりがたっぷりと凝縮された冷蔵庫と言って間違いないだろう。

食品をたっぷり収納でき、長くおいしく保存できる冷蔵庫がキッチンにあると、毎日の食卓が充実する。これは、キッチンに立つ人だけでなく、家族みんなにとっても大きなよろこびとなるはず。冷蔵庫をVEGETA「FZSシリーズ」にアップグレードすれば、そんなよろこびが一段と大きなものになるだろう。冷蔵庫が変わると、生活が変わる。本機を使用してみて、そんなことを感じた。