使いやすい・省エネ・高品質 妥協のないものづくりが生んだ 毎日気持ちよく使えるパナソニックの冷蔵庫
冷凍ニーズの高まりを背景に、昨今の冷蔵庫は便利な冷凍機能に注目が集まるが、毎日使う家電だからこそ、製品の基本となる“ものづくりのよさ”は大切なポイント。使いやすさ、耐久性、省エネなど、基礎となる“土台”がしっかりしていなければ、長く気持ちよく使用できないからだ。そんな視点で注目したいのが、パナソニックの冷蔵庫。2024年に発売された新モデル「NR-F60HX1」を例に、そのものづくりのよさをチェックしていこう。
使いやすさがしっかり毎日ストレスを感じることなく使える、
パナソニックの冷蔵庫
毎日の生活に欠かせない冷蔵庫。1日に何度も開け閉めして使用するものだからこそ、使いやすさや耐久性、省エネなど、製品の基本となる“ものづくりのよさ”は忘れずにチェックしておきたい。そんな視点で製品をチェックして浮かび上がってきたのが、パナソニックの冷蔵庫だ。
たとえば、2024年2月に発売された新モデル「NR-F60HX1」。本機は、幅68.5cmのスリムボディながら、まとめ買いにしっかりと対応できる601Lの大容量を確保しているうえ、野菜室と冷凍室の引き出しには、100%※全開できる「ワンダフルオープン」を採用。奥まで見やすく、収納した食品をサッと取り出せるので、毎日ストレスを感じることなく使えるのはもちろん、食品の有無や残量を把握しやすく、二重買いや使い忘れを防げるメリットもある。 ※ 冷蔵庫本体からのケースの引き出し度合い。
実際、今回のレビューで真っ先に使いやすさを感じたのが、「ワンダフルオープン」だった。まとめ買いした大量の食品が入っているにも関わらず、軽い力でスーッと引き出しを開け、奥の奥まで見わたせる。そして、食品を取り出したら、トンと軽く引き出しを押せば閉じてくれるのだ。冷蔵庫を開け閉めする際に、毎日当たり前のようにする動作だが、徹頭徹尾ストレスを感じないのは、ユーザー目線で使いやすさを考え抜き、しっかりとつくり込まれているからにほかならない。
多くの人が最もひんぱんにアクセスするだろう冷蔵室においては、本体最下部の奥ではなく、本体最上部の奥にコンプレッサーを配置した「トップユニット方式」が使い勝手を高めている。一般に冷蔵庫の最下部の奥に設置されることの多いコンプレッサーを、ユーザーの手が届きにくい最上部の奥に持ってくることで、デッドスペースになりがちだった冷蔵室最上段の奥を有効活用するとともに、下側にある冷蔵室と野菜室の引き出しを奥行きいっぱい広げることが可能に。だから、奥まで手が届いて使い忘れを防げそう。これもユーザー目線で考え抜かれた、理にかなった設計だ。
パナソニックの技術とノウハウ確かなものづくりがかなえた、
使いやすさ
こうした使いやすさが実現された背景には、70年にわたり冷蔵庫の製造を手掛けてきたパナソニックの技術とノウハウがある。「ワンダフルオープン」においては、引き出しの重さを6点で分散して支える「高耐荷重ベアリング式レール」を採用し、片手でもラクに開閉できる“軽さ”を実現したうえ、約20年間相当という過酷な開閉テストをクリア。長く安心して使える品質が確保されている。
さらに、先述のとおり、コンプレッサーを冷蔵庫の最上部奥に配置する「トップユニット方式」を採用することで、冷凍室と野菜室の引き出しの奥行き拡張にも成功したわけだ。購入した冷蔵庫をできるだけ長く、気持ちよく使い続けてほしい。そんな思いを形にしたのが「ワンダフルオープン」であり、「トップユニット方式」なのである。
省エネがしっかり「AIエコナビ」で手間をかけず、
冷蔵庫が自動で省エネ運転
電気料金の高騰にともない、省エネに対する消費者の目が厳しくなっているが、パナソニックの冷蔵庫の場合はどうだろう? 「NR-F60HX1」を例に、詳しくチェックしていこう。
「AIエコナビ」に対応した「NR-F60HX1」は、全7種類のセンサーで検知した情報をもとに、庫内の食品が少ないとき、ドアの開け閉めが少ないときなど、冷蔵庫の使用状況を冷蔵庫自身が判断し、自動で省エネ運転へと移行。さらに、アプリを通じてスマートフォンの位置情報と連携させれば、スーパーでの買い出し中や外出中など、ユーザーの行動に合わせた適切な運転も行ってくれる。ユーザーが使い方を意識することなく、最適な省エネが行えるというわけだ。
なお、こうした点などが評価され、「AIエコナビ」対応の2023年モデル「WPX」「HPX」「MEX」シリーズは「2023年度省エネ大賞」を受賞。今回ピックアップした「HX」シリーズの「NR-F60HX1」も、「HPX」シリーズと同等の省エネ機能を実現しているというのだから頼もしい限りだ。
「収納量センサー」「開閉センサー」「室温センサー」「湿度センサー」「庫内温度センサー」「照度センサー」「野菜室湿度センサー」の全7種類のセンサーで、各室の使い方や収納量などを見極めて運転を最適化。省エネをしっかりとアシストしてくれる ※写真は「HX」シリーズではありません。
専用スマートフォンアプリ「Live Pantry」と連携させれば、位置情報を活用してユーザーの外出を検知し、省エネ運転の「お留守番モード」に切り替えたり、まとめ買いを予測して、事前に庫内をしっかりと冷やして食品を入れたときの温度変化を抑え、省エネにつなげる「お買い物準備モード」に切り替えたりと、より賢く省エネしてくれる
パナソニックの技術とノウハウ確かなものづくりがかなえた、省エネ
省エネにすぐれているパナソニックの冷蔵庫だが、それはセンサー技術のみによって実現されているわけではない。基本となる冷却技術にすぐれており、冷気を作り出す「冷却器」から、冷気を庫内に送る「ファン」、冷気の通り道となる「ダクト」まで、省エネのための工夫が各所に施されている。また、真空断熱材によって庫内の冷気を外の熱からしっかりと保護するように作られている。
そしてパナソニックの施設には、高温多湿の日本の気候に合わせた「恒温実験室」を設置して、冷却性能の検証を繰り返しているというのだから信頼も置ける。素地がしっかりしていればこそ、最新のセンサー技術が最大限に生かされるのだ。
冷凍機能がしっかり調理の時短もかなう、
パナソニックの冷蔵庫は
冷凍機能が便利
冷蔵庫の本分とも言える鮮度保持機能についても、パナソニックの冷蔵庫には光るものがある。
そのひとつの例が、「NR-F60HX1」の上段冷凍室となる「クーリングアシストルーム」を活用した「はやうま冷凍」だ。これは、業務用レベルの急速冷凍により、最大氷結晶生成帯(-5〜-1度)を30分以内に通過させるというもので、食品の細胞の破壊を抑え、おいしさをキープしながら冷凍できるだけでなく、カット野菜なら、使いやすいパラパラな状態で凍結させられる。冷凍しても料理に必要な分の野菜を取り出せるなど、これまで以上にホームフリージングが便利に活用できるのだ。
ほかにも、冷凍保存中の温度変化を抑制する「うまもりカバー」で食品の霜つきを抑える「うまもり保存」や、約-3度の微凍結状態で保存することで、鮮度を長持ちさせ、肉や魚を使いたい分だけ使える「微凍結パーシャル」など、食品をおいしく、使いやすく保存できる冷凍機能が満載。本機は、調理の時短をかなえる冷蔵庫でもある。
集中シャワー冷却とアルミプレートの効果により、食品の細胞破壊の原因となる最大氷結晶生成帯(-5〜-1度)を30分以内に通過させる急速冷凍機能「はやうま冷凍」。業務用レベルの性能を実現しており、食品のおいしさや、色味、香り、栄養素などを長く保てる。カット野菜はパラパラの状態で保存できるので、料理にも使いやすい
冷凍室の上段ケースには、引き出しを開けることで入り込む外気をブロックする「うまもりカバー」によって、冷凍した食品の霜つき・乾燥・酸化を防ぐ「うまもり保存」を搭載。「うまもり保存」搭載モデルと非搭載モデルで保存した冷凍餃子の状態からも、その効果は明らかだ
まとめ「パナソニックの冷蔵庫」ていねいにつくり込まれた、
ユーザー想いの冷蔵庫
2024年2月発売の新モデル「NR-F60HX1」を例に、パナソニックの冷蔵庫の魅力をひも解いてきたが、70年にわたる冷蔵庫づくりの技術やノウハウによって、本機の至るところから使いやすさが感じられた。
冷凍室と野菜室の引き出しに採用された「ワンダフルオープン」や、コンプレッサーを本体最上部の奥に配置した「トップユニット方式」にはユーザーの使い勝手を追求する姿勢が見て取れるし、実際に使ってみても使いやすさを感じることができた。しかも、その背景には、70年におよぶ技術やノウハウの蓄積、品質へのこだわりがあることを知ることができた。賢い省エネ機能もしかり、調理時間の時短をかなえる便利な冷凍機能もしかりである。
使う人のことを考えて、ていねいにつくり込まれているからこそ、パナソニックの冷蔵庫は多くのユーザーから支持されているのだろう。














