価格.comで人気のモデル※1が進化 蒸気レス※2で安全、サッと沸かせる

タイガー魔法瓶の電気ケトル「PCV-A080」

価格.com「電気ポット・電気ケトル」カテゴリーの注目ランキングで第1位※1に輝くなど、高い評価を受けているタイガー魔法瓶の「電気ケトルPCM-A081」。今回、その人気作の後継モデルとして「蒸気レス電気ケトル<QUICK&SAFE+(クイックアンドセーフプラス)> PCV-A080」が登場した。この新モデルには、火傷のリスクを抑える「蒸気レス」※2、カップ1杯分のお湯を約57秒※3で沸かせる「スピード沸とう」など、デイリーユースにうれしい機能が満載。より使いやすいモデルへと進化を遂げた本機の魅力を存分にレポートしていこう。

湯沸かし特許技術※4※5が実現した
「蒸気レス」※2&「スピード沸とう」

2008年発売の初代モデル以来、すべてのモデルに「転倒お湯もれ防止構造」※6を採用するなど、安全設計で定評のあるタイガー魔法瓶の電気ケトル。なかでも、安全性の高さと使い勝手のよさを兼ね備えた0.8Lモデル「電気ケトルPCM-A081」は、価格.com「電気ポット・電気ケトル」カテゴリーの注目ランキングで第1位※1に輝くなど、価格.comユーザーからも大きな人気を集めている。

そんな人気モデルの安全性と使い勝手のよさを、さらにパワーアップさせて2024年9月に新登場したのが、今回チェックする「蒸気レス電気ケトル<QUICK&SAFE+>PCV-A080」だ。

タイガー魔法瓶 電気ケトル「PCV-A080」

安全な電気ケトルのリーディングカンパニーとして幅広い製品をラインアップしているタイガー魔法瓶。その新モデルとなるのが「PCV-Aシリーズ」だ。本シリーズには、今回レビューした0.8Lモデル「PCV-A080」のほか、0.6Lモデル「PCV-A060」、1.0Lモデル「PCV-A100」、1.2Lモデル「PCV-A120」がラインアップされている

まずは、電気ケトルの基本機能であり、「PCV-A080」ならではの特徴を持つ「湯沸かし」についてチェックしていこう。

従来モデル「PCM-A081」も、タイガー魔法瓶の特許技術※4である「スピード蒸気検知」を搭載し、蒸気の放出量が抑えられていたが、新モデル「PCV-A080」では、より素早く蒸気を検出できるように改良したうえ、蒸気を冷やして水滴にする特許技術※5「蒸気キャッチャー構造」をフタに搭載。これにより、沸とうし始めの蒸気をより素早く検知して電源が切れるうえ、電気ケトルの外に出る前に蒸気の液化が可能になった。蒸気に触れることで火傷を負ったり、周辺の家具を傷めたりするリスクを減らし、安心して使える※2

タイガー魔法瓶 電気ケトル「PCV-A080」

※PCV-A型と同様の構造を搭載したPTQ-A型でのイメージです
タイガー魔法瓶独自の特許技術※4を採用し、沸とうを素早く検知して、余計な蒸気が発生する前に即座に電源を切る「スピード蒸気検知」。「PCV-A080」では、この技術に加え、フタの内部に長い経路を設け、通過する間に蒸気を冷やし液化させる特許技術※5「蒸気キャッチャー構造」も採用。蒸気の放出を抑えている※2

【動画】蒸気レスをチェック

蒸気を放出していた旧製品と一緒に、「PCV-A080」でお湯を沸かしてみた。両機に同量の水を入れて電源をオン。沸とうすると、旧製品(動画右側)では蒸気が上ったのに対し、「PCV-A080」(動画左側)では蒸気の放出が見られない。これなら、湯沸かし中の蒸気による火傷リスクを抑えられるうえ、設置場所も広がりそうだ

「スピード蒸気検知」で湯沸かし時間も短縮化

「スピード蒸気検知」は蒸気レス※2だけでなく、湯沸かし時間の短縮化にも生かされている。従来モデル「PCM-A081」はカップ1杯分の水(140mL)を約60秒※3で沸かせたが、「PCV-A080」ではそれをさらに縮め、約57秒※3での湯沸かしを実現。発生した蒸気がセンサーまで最短経路で誘導されるので、そのぶん、早く電源が切れる。朝の忙しい時間や慌ただしい家事の合間、急な来客時は1秒でも早くお湯が沸いてほしいと願うものだが、スピード沸とうの本機ならそんな願いもかなえられる。

【動画】湯沸かし時間をチェック

「PCV-A080」にカップ1杯分(140mL)の水を入れて沸とうさせてみた。「カップ1杯分を57秒で沸かせる」という触れ込みのとおり、見事に約57秒で沸とうが完了し、電源がオフになった。これは、確かに速い。なお、満水時(0.8L)の沸とうまでの時間は約4分とのこと

安全設計倒れてもお湯がこぼれにくい
新安全基準対応

タイガー魔法瓶 電気ケトル「PCV-A080」

お湯が沸いた後、安心して使えるかどうかも大切な要素。特に、2024年8月1日以降、『電気用品安全法の技術基準の解釈別表第十二』で試験・認証している電気ケトルに転倒流水防止構造が必須となる「転倒お湯もれ新安全基準(J60335-2-15(2021))」が適用され、より高い安全性が求められるようになった。

その点でも、タイガー魔法瓶の電気ケトルなら安心。同社の電気ケトルは、2008年発売の初号機からすべてのモデルに「転倒お湯もれ防止※6」を採用し、この「PCV-A080」も転倒時のお湯もれが最小限に抑えられている。新安全基準にもしっかりと適合しているので、安心して選べるのだ。

タイガー魔法瓶 電気ケトル「PCV-A080」

蒸気の出口を注ぎ口の1個所にしたうえ、本体が倒れると自然と注ぎ口が上に来るような重量バランスを採用。たとえ、お湯が入ったままゴロンと倒れてもお湯もれを最小限に抑え、火傷のリスクを減らしてくれる

【動画】転倒お湯もれ防止をチェック

お湯が半分以上入った状態で「PCV-A080」を倒してみたが、注ぎ口が自然と上を向き、お湯もれを最小限におさえることができた。倒れた後にゴロゴロと転がりにくいのも◎

「転倒お湯もれ防止」だけじゃない。使う人のことを考えた安全設計

「蒸気レス※2」や「転倒お湯もれ防止※6」を備えた「PCV-A080」だが、使う人のことを考えた安全設計はそれだけにとどまらない。沸とう後に本体が熱くなりにくい「本体二重構造」や、空焚きを検知してヒーターを自動でオフにする「カラだき防止」、沸とう後に自動で電源が切れる「通電自動オフ」といった機能を採用し、さまざまなシーンでユーザーの安全を守ってくれる。

タイガー魔法瓶 電気ケトル「PCV-A080」

「本体二重構造」を採用するため、湯沸かし直後の本体はほんのりと温かい程度。直接手で触れても大丈夫だ。「本体二重構造」は保温効果が高く、お湯が冷めにくいというメリットもある

【動画】カラだき防止をチェック

水が入っていることを確認せず、電源をオンにしてしまった。そんなときでも心配なし。「カラだき防止」により、空焚きを検知して自動で電源を切ってくれる

使い勝手お湯が注ぎやすく、
お手入れも簡単

タイガー魔法瓶 電気ケトル「PCV-A080」

高性能な「湯沸かし」に、小さな子どもがいても安心の安全設計を備えた「PCV-A080」だが、キッチン家電を作り続けてきたタイガー魔法瓶だからこその気が利いた使い勝手のよさも見逃せない。

注ぎ口には細く・滑らかにお湯を注げる独自の「ドリップロジック構造」が採用されており、飛び散りを防ぎながら狙ったところへお湯を注水できる。繊細なコントロールが求められるコーヒーのハンドドリップはもちろん、給水口の小さな急須や哺乳瓶などにも注ぎやすかった。また、大きく見やすい「W水量窓」が本体左右に設置されており、左右どちらから見ても水量をひと目で確認できるのもうれしいポイントだ。

タイガー魔法瓶 電気ケトル「PCV-A080」 タイガー魔法瓶 電気ケトル「PCV-A080」

注ぎ口には、本体内部から注ぎ口まで水流が途切れないようにした3次元カーブ設計の「ドリップロジック構造」を採用。コーヒーをおいしくハンドドリップする秘訣は、一定量のお湯をゆっくりと円を描きながら注ぐことだが、ハンドルの握りやすさも手伝って、狙った場所に的確に注げた

タイガー魔法瓶 電気ケトル「PCV-A080」

水量窓がひとつだと、右手で持ったときは窓が見えても、左手で持ったときは見えない、ということも。その点「PCV-A080」には、大きな目盛りの付いた水量窓が左右にひとつずつ設けられており、左右どちらから見てもお湯の残量がわかる。右利き・左利き、どちらのユーザーも使いやすいユニバーサルデザインと言えよう

「らくらく着脱ふた」と「広口内容器」でお手入れラクラク

朝のコーヒードリップやお昼のカップ麺の調理など、ひんぱんに使用する電気ケトル。それだけに、お手入れはできるだけ簡単であってほしいものだ。その点「PCV-A080」はワンタッチで簡単にフタを取り外せる「らくらく着脱ふた」を採用しているうえ、内容器の奥までスポンジをすっぽりと入れてお手入れできる「広口内容器」を採用。ユーザーのお手入れのしやすさまで、しっかりと考えられている。

タイガー魔法瓶 電気ケトル「PCV-A080」 タイガー魔法瓶 電気ケトル「PCV-A080」

フタは簡単に取り外せるうえ、内容器の入り口は広口。奥まで楽に手が入り、お手入れもしやすかった

キッチンやダイニングテーブルにすんなりとなじむ、やわらかなフォルム

すぐに使えるよう、目に付く場所に置かれることが多い電気ケトルは、デザイン性の高さも重要だ。その点「PCV-A080」は、シンプルながら丸みのあるやわらかなフォルムで、キッチンやダイニングテーブルにスッとなじんでくれる。カラーは、トレンドのアースカラーを採用した「マットホワイト」「ナイトブラック」「アーバンベージュ」の3色展開で、好みに応じて選べる。

タイガー魔法瓶 電気ケトル「PCV-A080」 タイガー魔法瓶 電気ケトル「PCV-A080」

カラーバリエーションは、マットな質感がスタイリッシュな「ナイトブラック」、落ち着きのある「アーバンベージュ」に加え、今回のレビューで使用した清潔感のある「マットホワイト」の3色。丸みのあるフォルムで、朝のコーヒータイムやお昼のティーブレイクの際、そばに置いているとホッとするような、親しみのあるルックスだ

まとめタイガー魔法瓶のこだわりが詰まった、
電気ケトルのニュースタンダード

タイガー魔法瓶ならではの安全性の高さに加え、使いやすさや湯沸かし時間にこだわることで大きな人気を集めた「PCM-A081」。その後継モデルである「PCV-A080」は、こうした従来モデルのメリットを受け継ぎつつも、タイガー魔法瓶独自の「スピード蒸気検知」技術などをさらに磨き上げることで、より安全に使用できる蒸気レスを実現した。それだけでなく、電気ケトルの基本機能となる湯沸かしの時間もさらに短縮され、カップ1杯分を約57秒※3で沸かせる頼もしい電気ケトルに進化を遂げている。

安全設計で使いやすいうえ、素早く沸く。「PCV-A080」は、忙しい家庭の必須アイテムとなりそうだ。

蒸気レス電気ケトル
<QUICK&SAFE+>

  • ※1 「PCM-A081」、価格.com「電気ポット・電気ケトル」注目ランキング第1位、2024年9月26日時点
  • ※2 続けて沸とうさせるなど、本体内部が温かいときに湯沸かしすると、注ぎ口から蒸気が出る場合があります
  • ※3 水温・室温23度、定格消費電力にて、カップ1杯分約140mLにおいて通電自動オフするまでの沸とう時間(タイガー魔法瓶測定法)
  • ※4 日本国特許番号第 6443384号
  • ※5 日本国特許番号第 6094662号
  • ※6 給湯ロックボタンがロック状態になっていても、本体を傾けたり倒したりすると注ぎ口などからお湯が流れてやけどのおそれがあります
この記事は2024年11月25日の情報を基にしております。