
人気機能を搭載しながら高コスパ狭めのキッチンにも設置しやすい
ハイセンスの“ピタッ寄せ”冷蔵庫
大容量の冷蔵庫が欲しいけれど設置スペースが少し足りない……。そんな人に注目してほしいのが、壁際ギリギリに設置しても使える特殊な機構を採用するなど、日本の住環境に合わせて開発されたハイセンス「HR-DCH450K」だ。狭いキッチンや変形間取りにもフィットしやすいだけでなく、高級感のあるデザインに仕上げられており、使い勝手も上々。もちろん、人気の保鮮機能や清潔機能も搭載されている。それでいて、このクラスとしてはリーズナブルな価格もポイント。そんな「HR-DCH450K」を実際に見てきた価格.comの編集スタッフが感じた魅力を紹介する。
設置場所に困らない! 部屋の角にピタッ寄せできる冷蔵庫
大容量の冷蔵庫を購入する際、設置スペースがネックになることが多い。設置には「本体サイズ+放熱スペース」の広さが必要で、大型冷蔵庫の場合、左右に3〜5mmのスペースを設けるのが一般的だ。ただし、ドアを開けるとドアが本体よりも外に出るため、ドアのヒンジ側は壁から5〜15mmほど離して設置しなければならない。それに対し、「HR-DCH450K」は、2軸ヒンジを使った「ぴたよせドア」という特殊なドア機構を採用することで“壁際ぎりぎり設置”を実現。壁から3mm離しておけば、壁にぶつかることなくドアを90度開けられる。さらに、排熱を本体下側から逃がす「底面排熱」なので、背面を壁にぴったりくっつけて設置可能。熱による壁紙の変色が回避できるのもメリットだ。数値としては小さな差だが、ほんの少しの差で収まらず、ワンランク下の容量にしたという話はよくある。「HR-DCH450K」なら狭小住宅にも適合しやすく、引っ越しして間取りが変わっても困りにくいだろう。

狭めのキッチンにも設置しやすい“ピタッ寄せ”冷蔵庫
HR-DCH450K
大容量ながらコンパクトなボディ
設置しやすさに加え、「限られたキッチンスペースでも、より多くの食材を保存したい」という最近のニーズにもしっかり対応している。本体サイズは598(幅)×698(奥行)×1,835(高さ)mmと、400Lクラスの冷蔵庫に多いサイズ感に抑えながら450Lの大容量を実現。10年ほど前の冷蔵庫からの買い替えでも設置スペースを大きく変えずに済むだろう。それでいて、冷蔵室、冷凍室、野菜室、貯氷室それぞれに十分な容量を確保しているので、まとめ買いや作り置きもたっぷりストックできる。また、食材の整理がしやすい5ドア方式で、キャベツなどの重い野菜も楽に取り出せる “まん中野菜室”レイアウトを採用しているのもうれしいポイントだ。

狭めのキッチンにも設置しやすい“ピタッ寄せ”冷蔵庫
HR-DCH450K
目に見えないところまで庫内を清潔に保つ
清潔性への配慮も抜かりがない。特筆すべきは、冷気とともにイオンを放出する独自の「HI-NANO α(ハイナノ アルファー)」機能。冷蔵室内の付着菌を抑制するイオン機能を搭載した冷蔵庫は多いが、「HI-NANO α」は浮遊菌まで99%以上抑制。さらに、ニオイ成分まで分解し、庫内を常に清潔で快適な状態に保ってくれる。また、掃除のしやすさにこだわっているのもポイントだ。たとえば、一般的に掃除が難しい自動製氷システムは、製氷皿を取り外して丸洗いできるうえ、ボタンを押すだけで給水パイプを自動洗浄できる。このほか、野菜室に溜まった細かなゴミを簡単に捨てられる「お掃除口」を配置したり、ドアには指紋が付きにくい処理を施したりと、気持ちよく使い続けるための工夫が満載。冷蔵庫を使っていると気になってくる部分なので、こうした細かいところで購入後の満足度が変わるはずだ。

狭めのキッチンにも設置しやすい“ピタッ寄せ”冷蔵庫
HR-DCH450K
人気のパーシャル保存も! おいしく保存する機能が満載
当然、食材のおいしさを守りながら保存する保鮮機能も充実している。冷蔵室に配置された「セレクトチルド室」は食材に合わせて温度帯が変えられ、0〜3度で保存する「チルド」と、-3〜0度で保存する「微氷結」に切り替え可能。微氷結で保存しておけば、一般的なチルドより鮮度を長く保てるうえ、解凍の手間なくすぐに調理ができる。さらに、熱い食材を素早く冷やす「急速冷却モード」や、通常の冷凍よりも低い-24度で素早く凍らせる「急速冷凍モード」が使える冷却プレート付きの「速冷室」、直接冷風を当てない構造により野菜の乾燥を抑える「うるおい野菜室」も搭載。食材が凍る直前の状態で保存するパーシャル保存やスピーディーに冷却する機能など、最近のトレンドを押さえているのもポイントが高い。食材を長くおいしく保存するための機能が多数あるので、まとめ買いをしても食材をむだにするような失敗は大きく減らせそう。

狭めのキッチンにも設置しやすい“ピタッ寄せ”冷蔵庫
HR-DCH450K
毎日使うものだから「使いやすさ」にもこだわりたい
大容量になると、使いやすさが快適性を大きく変える。出し入れが多く、さまざまなサイズのものを保存する冷蔵室には、必要に応じて折りたたんで高さやレイアウトを変えられる「3Way折たたみ棚」を配置し、右上のドアポケットは高さ調整が可能。こうした機能はほかの冷蔵庫に採用されていることもあるが、「HR-DCH450K」はチルド室手前に埋込み型の「ちょいおきボックス」を搭載しており、パック式の調味料や薬など、ちょっとした小物をまとめておける。小袋タイプのペット用の餌を入れておくスペースとしても重宝しそう。さらに、2段構造の引き出し式の野菜室と冷凍室のトレーに、ローラーが付いているのもポイント。それほど重いものを入れることはないが、ローラーが付いているほうが軽い力でスムーズに引き出せる。冷蔵庫は毎日頻繁に使うだけに、こういった「ちょっとしたストレス」を軽減してくれる機能があるのはありがたい。

狭めのキッチンにも設置しやすい“ピタッ寄せ”冷蔵庫
HR-DCH450K
20万円を切る価格でこの見た目、設置性、機能は間違いなく“買い”
「HR-DCH450K」は、ハイセンス初の450Lクラスの5ドア冷蔵庫。日本の住環境を徹底的に調査して開発されただけあって、ほかの大容量冷蔵庫にはない設置性や清潔機能、使いやすい工夫が目を惹く。それに加え、プレミアム冷蔵庫のような美しい見た目に仕上げられ、パーシャル保存などのトレンド機能も充実。この完成度で、発売当初の価格が20万円以下というのはかなりコスパが高い。しかも、一般的な冷蔵庫はメーカー保証が1年のところ、本製品は3年と長い。どれかひとつの機能が気に入ったという理由で選んでも、価格以上の満足度が得られるだろう。また、「HI-NANO α」やIoTなどの機能を省略したスタンダードモデル「HR-DC450K」も用意されているのでチェックしてみてほしい。