レトロなデザイン。おいしくラクに調理毎日の食卓を豊かにする魔法アラジン「グラファイトオーブンレンジ」誕生

トーストが素早くおいしく焼ける「グラファイトトースター」や、シンプルながら電気を使わず部屋をしっかりと暖めてくれる「ブルーフレームヒーター」などで人気のアラジン。そんなアラジンが得意とする、わずか0.2秒で発熱する「グラファイトヒータ」を活用したオーブンレンジ「グラファイトオーブンレンジ AEM-G14A」が2025年7月に発売された。アラジンらしいおしゃれなレトロデザインのボディに、毎日の食卓を豊かにする多彩な機能を搭載した本機の魅力を、じっくりとレポートしていこう。

アラジン「グラファイトオーブンレンジ」 デザインキッチン空間がおしゃれに。
アラジンらしいレトロなデザイン

アラジンの製品と聞いて真っ先にイメージするのは、淡いグリーンのボディの「グラファイトトースター」ではないだろうか? この、ほかにはないボディカラーや、設置した空間をおしゃれな雰囲気に変えてくれるレトロなデザイン、ほっこりとして親しみやすい丸みを帯びたディテール。そんなルックスにひと目惚れして「これがいい!」と指名買いしたことがある人も多いはずだ。

2025年7月に発売された「グラファイトオーブンレンジ AEM-G14A」(以下、AEM-G14A)は、そんな“アラジンらしさ”がギュッと凝縮されたデザインで、ボディカラーは、ひと目でアラジンの製品とわかる淡いグリーン。オーブンレンジとして使いやすい四角いフォルムに、丸みを帯びたハンドルやガラス窓やメッキ調のつまみなどがあしらわれ、レトロでおしゃれなルックスに仕上がっている。

今回レビューに参加した女性スタッフは「かわいくて、デザインだけですでに欲しくなっています」とのこと。ポンッとそこに置くだけで、キッチンに立ちたくなる、料理したくなる、そんな感性に訴えてくるデザインだ。

アラジン「グラファイトオーブンレンジ」

アラジン初のオーブンレンジ「AEM-G14A」。庫内容量は22Lで、ボディカラーには写真の「グリーン」のほか、落ち着いた雰囲気の「ホワイト」も用意されている

オーブンレンジとして使いやすいスクエアフォルムのなかに、曲線を取り入れた秀逸なデザイン。シルバー仕上げのハンドルもレトロ感を演出するポイントで、デザイン性とつかみやすさをうまく融合させている

ガラス窓に丸みを持たせ、柔らかな印象に。円形のつまみにメッキ仕上げを施すなど“アラジンらしさ”がそこかしこに見て取れる

ガラス窓の下には文字が見やすい白黒反転液晶を搭載。普段は消灯しているので、一般的なオーブンレンジにありがちな、メニュー表記だらけのルックスとは無縁だ。つまみの操作にはほどよいダイヤル感があり、使い勝手も◎

アラジン「グラファイトオーブンレンジ」

大ヒット製品「グラファイトトースター」で知られるアラジンのオーブンレンジだけあって、トースト機能にこだわりが。専用の「トーストキー」が用意され、素早くおいしくトーストを焼ける

アラジン「グラファイトオーブンレンジ」

キッチン空間をおしゃれに彩る、レトロでおしゃれな「AEM-G14A」。左右はスペースを設けずに壁にピッタリ設置できるので、置き場所に困ることもないだろう

アラジン「グラファイトオーブンレンジ」 グラファイトレンジ加熱グラファイトヒータ®×マイクロ波。
上下で挟み込んで加熱

レトロでおしゃれなボディデザインを確認したところで、「AEM-G14A」の調理性をチェックしていこう。

本機は、アラジンが得意とする「グラファイトヒータ」とレンジ加熱を組み合わせた「グラファイトレンジ加熱」を採用。マイクロ波で発熱する付属の「ヒートトレイ」を使用すれば、上からは0.2秒で素早く発熱し1300度の高温にまで達する「グラファイトヒータ」で、下からはマイクロ波を受けて発熱した「ヒートトレイ」で挟み込むようにしてしっかりと加熱できる。

早速、グリル機能を使ってハンバーグを調理してみたが、これが想像以上の仕上がり。庫内に投入した種をひっくり返す必要がないうえ、短時間で中までしっかりと火が通り、表面はこんがり。噛むと旨みたっぷりの肉汁があふれ出し、思わず笑顔がこぼれた。 ※「グラファイトヒータ」は株式会社千石の登録商標です。(登録第5362800号)

アラジン「グラファイトオーブンレンジ」

付属の「ヒートトレイ」にハンバーグの種を載せ、グリル開始。素早く高温に至る「グラファイトヒータ」と、レンジのマイクロ波で発熱する「ヒートトレイ」が上下からじっくりと焼き上げる

焼き上がったハンバーグをひと口食べた瞬間、スタッフ一同、顔を見合わせた。外はこんがり、中はとろけるような食感で、専門店で食べるハンバーグのようなおいしさだったのだ。上下で挟み込むように加熱する「グラファイトレンジ加熱」により、庫内に投入した食材をひっくり返さなくていいのもうれしい

「マジックラック」でリベイクも
大得意

もうひとつ、見逃せないのが付属の「マジックラック」だ。金属製ながらレンジでも使える仕様で、マイクロ波がラックを透過し、食材を直接加熱できるという。これに加えて「グラファイトヒータ」が表面を素早くカリッと焼き上げるため、たとえば、揚げ物や総菜パンは、表面をサクッとリベイクしつつ、内部までしっかりと温められる

マジックラックをセットすれば、食材を熱源である庫内天面の「グラファイトヒータ」に近づけられる。レンジ加熱と同時に、食材の表面を素早く焼き上げることで、サクッとした食感に仕上がるのだ

スーパーで購入した総菜のコロッケ。一般的な電子レンジの「あたため」ではベチャッとしがちだが、本機ではどうだろう? リベイク機能を試してみたところ、表面はサクサク、中はふんわりとした仕上がりに。揚げ立てのようなおいしさだ

0.2秒で発熱する「グラファイトヒータ」によってスピーディーに予熱でき、最高250度の高温から、パンの発酵に適した低温(30〜45度)まで、幅広い温度帯に対応したオーブン機能を搭載。ピザもアップルパイも、ワンランク上の仕上がりになった

アラジン「グラファイトオーブンレンジ」 トースト機能1枚約3分40秒「グラファイトトースター」譲り
の仕上がりに納得

レビューしていて気になったのが、専用のワンタッチキーが搭載されたトースト機能である。アラジンの「グラファイトトースター」で焼いたトーストは、中はふんわり、外はこんがりサクッと仕上がることで定評があるが、それだけに、「オーブンレンジではどうなの?」と期待せずにはいられないのだ。

結論から言うと、本機で焼いたトーストは「グラファイトトースター」で焼いたトーストとほぼ互角の仕上がり。表面はサクッと、中はふんわりとしていて文句なしのおいしさだった。なお、「グラファイトヒータ」の高火力を生かすことで、本機がトースト1枚を焼き上げるのにかかる時間は約3分40秒。素早く焼き上げ、食パンに水分をとどめることがおいしさの秘訣だが、この時間は一般的なオーブンレンジよりもかなり速い。時間のない朝もサッとトーストを焼き上げられるので、ゆとりが持てそうだ。

きつね色の焼き目が付いたトーストは見るからにおいしそうで、表面のサクッとした食感が舌に心地いい。素早く焼いて水分を内部に留めるため、中がふんわりと仕上がるというわけだ

ユーザー目線の作り込みが
感じられるレンジ機能

使用頻度の高い機能として、解凍機能も試してみた。本機の解凍機能は、まず「グラファイトヒータ」で食材表面の氷を溶かしてから加熱するため、解凍ムラが発生しやすい挽き肉も下の写真のように均一に解凍できた。

このほか、赤外線センサーで食品の温度を検知するとともに、アンテナと出力の自動制御で加熱ムラを抑える「あたため」や、50度から70度まで5度単位で好みの温度に設定できる「飲み物」に対応するなど、レンジ機能にも抜かりがない。ユーザー目線の細やかな作り込みは、さすがアラジンのひと言だ。

氷はレンジのマイクロ波では加熱されにくい。そこで「AEM-G14A」では、「グラファイトヒータ」で表面の氷を溶かす先行工程を追加。その後にマイクロ波を照射することで、ご覧のとおり、冷凍した食品をムラなく解凍できるというわけだ

レンジ機能では、アンテナを一定に回転させるのではなく、あえて不規則に回転させる「ステップウェーブ」を採用し、マイクロ波の集中を避け、ムラのない加熱を追求。冷凍チャーハンをあたためてみたが、食べる場所によって温度が違ってがっかりといったことはなかった

アラジン「グラファイトオーブンレンジ」 まとめ眺めて楽しく、作っておいしいオーブンレンジ

オーブンレンジのデザインが素敵だと、自然とキッチンに立ちたくなり、無意識に鼻歌を歌ってしまうような、ウキウキした気持ちで料理を楽しめる――。これは、「AEM-G14A」を使ってみて抱いた率直な感想で、本機のレトロでおしゃれなデザインはそれだけで大きな価値があると思う。

また、調理性も申し分なく、アラジンが得意とする「グラファイトヒータ」とレンジ加熱を組み合わせた「グラファイトレンジ加熱」で焼いたハンバーグは、掛け値なしに絶品だった。さらに、リベイクやトーストなどの機能もクオリティが高いため、日常生活でフル活用できそうだと感じた。

眺めて楽しく、作っておいしい。アラジンから誕生した「グラファイトオーブンレンジ」は忙しい毎日に、きっとおいしさで彩りをプラスしてくれるはずだ。