“5本指”が特徴のビブラムファイブフィンガーズ

裸足感覚シューズの代名詞といえば、なんといっても前述のビブラムファイブフィンガーズ。5本の指を自由に動かすことができ、裸足と同じような開放感を確保している。特徴的な5本指デザインは最初見たときは違和感を感じたものだが、デビューからしばらく経過して、見慣れてくると逆に親しみすら覚える。

ランニング対応モデル「BIKILA(ビキラ)」(全6色、1万4490円)(画像クリックで拡大)

そんな5歩指シューズは、下記のような5つのベネフィットが得られる。

●足の筋肉を刺激することによって強い足を作り、ケガを防止する
●足首、足、指の可動域を広げ、自然な足の動きをサポートする
●足からの刺激を脳に伝達し、バランスや平衡感覚を改善する
●かかととつま先の傾斜がないので姿勢がよくなり、重心が足全体に分散
●自然な足の動きや体の動きを促進し、快適な運動を可能にする

裸足で走ると自然と前足部から着地する形となってかかとから着地するよりもひざやかかとへの負担が少なくなるが、ビブラムファイブフィンガーズを履いた場合も同様のことがいえるという。また走力アップに不可欠な中臀筋やふくらはぎなどの筋肉が効率的に鍛えられていることを実感できるという。

ランニングに加え、フィットネス、アウトドアといったさまざまなアクティビティに対応するモデルも数多くラインアップされており、これまで普通のスポーツシューズでこれらのアクティビティに臨んでいたアスリートがこのシューズを取り入れる例も増加しているという。米国市場では急激にシェアを伸ばしているが、日本でもランナーだけでなく、アウトドアスポーツ愛好家や一般層にも徐々に普及しつつある。

筆者は2010年春から同社のランニング対応モデル「SPEED」を着用しているが、シューズに衝撃吸収性がないぶん、着地時に脚部全体で衝撃を緩和するようになり、脚力が向上したのを実感した。毎回同じ負荷の筋トレプログラムを継続すると筋肉が怠けて逆に筋力が衰えるとされているが、毎日同じシューズを履いて同じような距離を同じようなペースで走り続けるのも同様のことがいえるらしい。そこで、ここ1年ほどは週に一度は裸足感覚のシューズを履いて走り、筋肉に刺激を与えている。そうすると、翌日に普通のランニングシューズを履いて走ると、いかにランニングシューズが大きな推進力を与えているかを実感できるのだ。

アウトドアなどで使用できる多目的モデル「KSO(ケイエスオー)」(全4色、1万3440円)(画像クリックで拡大)