スポーツシューズ業界では「ナイキフリー」が先駆者
最近では裸足感覚シューズの代表としてビブラムファイブフィンガーズが取り上げられることが多いが、実はスポーツシューズ業界で真っ先にリリースしたのはナイキだ。「足本来が持つ『ハダシのチカラ』を呼び覚ます」をコンセプトに、「ナイキフリー」がデビューしたのは2005年のこと。フレキシブルに動く独特な構造のラスト(木型)を採用し、屈曲性に優れたアウトソールを組み合わせる一般的なスポーツシューズよりもサポート性を意図的に弱めて“裸足感覚”を確保した。
デビューから6年経ち、ナイキフリーは「アスリートが本来持っているパフォーマンスを引き出すフットウエアコレクション」として認知されている。今年に入ってウィメンズ専用モデルを発表、これにマリア・シャラポワら契約アスリートを起用した積極的なマーケティングプロモーションを絡めることにより、女性にも支持を広げている。
これまで数多くのナイキフリーをトライしてきた筆者が2010年夏より愛用しているモデルが、特にランニングに特化した「ナイキ フリーラン」。アウトソールの前足部に従来モデルよりも多くの屈曲溝を入れることでより高い裸足感覚をキープしているモデルで、このシューズを履いて走った翌日はふくらはぎや臀部の筋肉のハリが強い。普通のランニングシューズよりも高いトレーニング効果が実感できるのだ。
ナイキフリーは十分厚みのあるミッドソールを使用しているので、ある程度の衝撃吸収性能は欲しいというアスリートにも対応可能。「ビブラムファイブフィンガーズやメレルのベアフットコレクションではミッドソールが薄すぎて心配」というユーザーにも支持されるだろう。
「ウィメンズ ナイキ フリー TR フィット」(1色のみ、9450円)