「アイスノン」「バスクリン」も参入

売り上げを伸ばすバブシャワーに続けとばかりに、2011年3月には白元が「アイスノン シャワーフィニッシュ」、4月にはバスクリンが「バスクリン クールシャワー」と、相次いでシャワー剤を発売。いずれもクール系ブームに乗り、売れ行き好調という。

白元は「アイスノン 」シリーズとして氷枕を始め、頭や首に巻くタオルやスプレーといったクール系商品を幅広く展開。「シリーズのバリエーションの一つとして商品化した。アイスノンコーナーで展開できるのもポイント」(白元 マーケティング部の武島豊子氏)という。商品としてはバブシャワーと同様、クール感が得られるメントールと入浴後のさらさら感が得られるパウダーを配合している。

バスクリン クールシャワー」はより女性を意識しているのが特徴。競合品が液体タイプでハッカやミントの香りなのに対し、クールシャワーはジェルタイプでシークヮーサーの香りを採用。「調査ではジェルタイプのほうが体に付きやすいという声が多かった」(バスクリン 広報責任者の石川泰弘氏)。また、クールシャワーも「サラサラ成分配合」をうたっているが、パウダーは配合していない。肌残り感がなく、湯上がり後すぐに服が着られることをアピールしている。女性向けということで効果もマイルドかと思っていると、クール感は意外に強め。「清涼シャワー剤カテゴリー史上最高レベル(当社調べ)」だという。

クール系商品というと男性メインのイメージが強いが、今回取り上げたシャワー剤がいずれも女性を意識したものになっているのは興味深い。

バスクリン クールシャワー(画像クリックで拡大)

中身はジェルタイプ(画像クリックで拡大)