「オトコは中身で勝負!」の前に、外見を清潔に、さわやかにしましょうよ
統計によると、男性向け化粧品の販売額は2009年度に1000億円を突破した(矢野経済研究所調べ)。国内の女性向け化粧品の売上が頭打ちになる一方で、制汗剤、洗顔シート、整髪料、肌荒れ防止のローション、クリームなど男性向け商品の市場規模は着実に膨らんでいる。
「オトコは中身で勝負!」とばかりに身だしなみがだらしない男は、デリカシーの欠如を疑われる。特に女性の評価基準は厳しい。男の上司であれ同僚であれ、汗のニオイや上着にまで染み込んだムンムンする体臭、毛穴が黒ずんだイチゴ鼻などを嫌う。「クサイ!」「キタナイ!」「妻が注意してよ!」と、職場の女性たちが顔に大きく書いているのを男は読めないのだろうか。
一方、「見た目がさわやか」だと営業でも有利らしい。
読者アンケート(朝日新聞 be 2010年8月7日)では、68%の人が「男性の容姿は重要」と回答している。「セールスマンがさわやかな青年だと、説明を聞くのも楽しいし、購買意欲もわいてくる」(42歳女性)というのも、程度の差こそあれ一般的な受け止め方だろう。
オトコの美容は、体のニオイや顔のギトギト脂、汚れを除去する引き算ばかりではない。
洗顔やひげ剃り後にうるおいを与える保湿の足し算もある。近頃はおじさんにまで妙な具合に広まった「オトコの眉カット」、あれは毛の引き算だが、目的効果は加飾のメイクである。
今回取り上げるのは、男の美肌メイク。化粧品・日用品の企画製造卸を行うサラダタウンが開発した男性用ファンデーション「ナイトローラン」だ。
同社は1991年、日本で初めての、手のファンデーション「白麗手」(はくれいて)を発売。汗や水に強いその性質をベースに男性用ファンデーションを開発し、男性用ファンデと化粧水スプレー、塗布用の電動パフをセットにした商品を昨年、先行販売。今年1月、ファンデと化粧水スプレーのセットで手頃な価格の普及版も通信販売を開始した。