「塗っているのがバレにくい」のが最大の特徴
ナイトローランの大きな特徴は、まさに「女性用ファンデとの違い」にある。
「男性が顔に化粧するのは女々しくて抵抗がある。塗っているのが周囲に分かると恥ずかしい。ナイトローランは、使う恥ずかしさを感じさせず、見ても触ってもバレにくいのが一番の特徴です」。ナイトローラン営業担当マネージャーの佐々木宏美さんは商品をこう説明する。
男性用ファンデーションは数社の製品が市場に流通するが、「水を弾かない、色も不自然」(佐々木さん)な商品もあるそうで、「その点、弊社の製品は汗に強く、美しく自然な肌褐色の仕上がりで、毛穴やシミ、くすみ、テカリ、ニキビ跡を見えにくくする」(同)という自信作だ。
成分は基材に油分を含まないオイルフリーで、シリコンも配合してサラサラ感を増し、ベトつかない。さらにファンデを塗った上に化粧水をスプレーして肌になじませ、ファンデーションの持続力を高めている。「夜まで化粧直しを必要としない」(同)のも男性向けならではの特徴である。
「今は男性もトイレの鏡に向かって、一所懸命、髪や顔をなでつけている人が増えましたが、それでも男は外出先で化粧直しはできませんから(笑)」(同)
オイルフリーのファンデ液を手にとると、乳化タイプのねっとりした女性用とは違い、肌触りがさらっとしている。試しに佐々木さんが片方の手の甲に塗ってみた。
「両手につければ塗っているとは分からないと思います。でも濡れティッシュで拭うとファンデの色がつく。ちゃんとカバーしているんです」と佐々木さん。
ターゲットは20代〜60代。不健康な色白肌、デスクワークで汗もかいていないのにギトギトのテカリ肌、健康的な小麦色なのにガサガサ荒れた肌の男性を同社は想定している。「パサパサせず、テカらない。男前を上げます」(同)とのことだ。
おじさんも盛れる。
では、実際にモデルの顔に塗布して、ビフォ−アフターを比べてみよう。