多くの男性が悩む「薄毛」を頭皮ケアでしっかり予防
成人男性の大きな悩みの一つが「薄毛」だろう。クロス・マーケティングが2011年9月に実施した調査によると、20〜40代男性の悩みとして「体力低下」「肥満」(それぞれ約40%)に次いで挙げられたのが、「薄毛・抜け毛」(約27%)だった。
本格的な薄毛や脱毛の場合は医院でAGA(男性型脱毛症)治療を行う方法もあるが、気になり始めたという人には育毛剤や頭皮ケアシャンプーといった手段の他に、頭皮ケア家電を使うという手もある。

1 育毛食材を食べる |
胃腸の知覚神経を刺激する食材の代表は、唐辛子と大豆。玄米も、同様の刺激作用を持ち、育毛には効果的 |
2 よく噛んで食べる |
唾液が少ない病気の人には薄毛が多いことが知られている。唾液には知覚神経刺激物質が多く、よく噛んで食べてほしい |
3 体を温める |
知覚神経は温めると刺激されやすくなる。運動、温かいものを食べる、ゆっくり入浴するなど、体を温める工夫が必要 |
4 睡眠を十分に取る |
睡眠により成長ホルモンが増えると、育毛物質が増えます。早めに床に就き、十分な睡眠を取ることも育毛には重要です |
5 青色の光を浴びる |
人など多くの生物に深海の青い光が健康効果をもたらす。青色光は皮膚の知覚神経を刺激し、毛根の育毛物質を増やす |
注目は「頭皮洗浄ブラシ」と「イオンドライヤー」だ。ツインバード工業の「モミダッシュFLEX」やパナソニックの「頭皮エステ」は、バスルームでリラックスしながら頭皮マッサージができるため、女性に人気となったモデルの最新機種だ。特に頭皮エステは男性向けに皮脂洗浄機能を強化したうえ、「優しく洗いたい」というニーズにも応えている。
ドライヤーはここ数年、保湿効果の高いマイナスイオンタイプが女性の人気を集めている。マイナスイオンが髪に潤いを与えるだけでなく、静電気を除去してまとわりつきをなくし、地肌の保湿にも役立つため、男性にも人気が出ている。
最近は「スカルプD」などの頭皮ケアシャンプーも人気だが、こうした家電を使いこなすことで、さらにしっかりと頭皮をケアしたい。
頭皮ケアは「頭皮洗浄ブラシ」と「イオンドライヤー」が基本
(文/安蔵靖志)