タイヤ 選び方ガイド
4.タイヤの交換方法
インターネットで購入したタイヤは、以下のような店や整備工場などで交換できます。
もし、タイヤを購入した販売店が交換サービスを行っているのであれば、購入と一緒に交換を依頼するのがいいでしょう。なお、「自宅から店舗までの距離が遠い」場合もあるため、依頼する前に店舗の場所をしっかりと確認しておきましょう。
インターネットで購入したタイヤを持ち込んで、取り付けてくれるタイヤ(交換)専門店があります。もし、自宅の近くにそのような店舗があれば利用するとよいでしょう。専門店は、インターネットで「タイヤ 持ち込み 〇〇(地域名)」などで検索できます。
持ち込みでのタイヤ交換は、地元の自動車整備工場などでも行ってくれることがあります。インターネットで、「自動車整備 〇〇(地域名)」などと入れて検索してみましょう。自宅近くに整備工場があるようなら、電話などで問い合わせてみましょう。
タイヤ交換の費用は店舗や車種によってまちまちですが、たとえば軽自動車など小さなタイヤを交換する場合、タイヤ組み換え、ホイールバランス調整、タイヤバルブの交換、タイヤの廃棄などを含み、1台(4本)あたりおよそ2〜4万円ほどになります。
タイヤ交換を依頼する前には、「工賃は総額でいくらかかるのか」「持ち込みタイヤをお店に直送できるのか(タイヤを購入した販売店以外の場合)」を事前に確認しておきましょう。また、依頼時には自動車の「型式」「年式」を聞かれることがあります。「型式」「年式」は、自動車の車検証に記載されていますので、事前に準備しておくとスムーズです。
タイヤ交換は、カー用品店などでも行ってくれます。しかし、カー用品店での持ち込みタイヤの交換は工賃が高くなることが多いほか、店舗によっては交換を断られることもあるので、注意しましょう。
夏タイヤと冬タイヤの交換は、タイヤ専門店や自動車ディーラー、ガソリンスタンド、自動車整備工場などに依頼できますが、必要な工具と安全なスペースがあれば、自分で行うこともできます。自分で行う場合は、適切な工具類を揃え、安全な作業場所を確保し、正しい手順で行いましょう。ケガや事故を防ぐためにも、作業手順をあらかじめ把握しておくことが大切です。
ジャッキ・パンタグラフジャッキ
車体を持ち上げるための道具で、車によっては車載してあります。コンパクトなパンタグラフジャッキと、本格的なフロアジャッキがあり、タイヤ交換のみであればパンタグラフジャッキで十分ですが、その他の整備なども自分で行う場合はフロアジャッキがあると作業の幅が広がります。
輪止め・タイヤ止め
タイヤの下に噛ませて、車体が動かないようにするもの。ゴム製や木製、プラスチック製のほか、コンパクトにたためる鉄製やアルミ製などのタイプもあります。
ホイールレンチ
ナットを締めたり緩めたりするために使う工具。十字になっていて力を入れやすいクロスレンチや、どのくらいの力で締めているか測定できるトルクレンチもあります。
マイナスドライバー
ホイールカバーを外すために使います。レンチの後ろの平らな部分などでも代用が可能です。
リジットラック
ジャッキアップした車体を支えるもので、ウマとも呼ばれます。使用すると車体をより安定させることができますが、なくてもタイヤ交換は可能です。
交換するタイヤを確認する
交換するタイヤにひび割れなどがないか、空気が減っていないかを確認します。特に長期間保管されていたタイヤは空気圧不足になっていることがあるので、交換前に空気を入れておくと作業がスムーズです。また、タイヤによっては回転方向が決まっているものがあるので、どの位置にどのタイヤを装着するか、事前に決めておきます。
車体が安定する場所を確保する
交通の妨げにならず、安全にタイヤ交換ができる場所に停車し、エンジンを切り、サイドブレーキがかかっていることを確認します。タイヤ交換をする際はジャッキアップ(車を持ち上げる)する必要があるため、平らで舗装されている場所を選びます。また、交換する作業を行うために、車両の周囲にある程度のスペースも必要になります。安全な場所が確保できない場合は、無理に自分で交換するのではなく、ガソリンスタンドやタイヤ専門店などで交換してもらいましょう。
輪止めをかける
ケガや汚れを予防するために軍手または手袋を装着します。交換するタイヤと対角線上にあるタイヤに輪止めをかけて、車体が動かないようにします。たとえば左前輪のタイヤを交換する際は、右後輪のタイヤに輪止めをかけておきます。
ホイールナットを少し緩める
ホイールカバーが付いている場合は、マイナスドライバーなどの平らなものを隙間に差し込んで外します。交換するタイヤは車体の下に置きましょう。続いて、ホイールレンチを使い、ホイールを止めているナットを反時計回りに回し、少しだけ緩めます。
ジャッキアップする
車体の下にあるジャッキアップポイントを探します。ジャッキアップポイントは凹みや三角の印が目印です。ジャッキアップポイントの溝に合わせてジャッキを当て、タイヤが路面から少し浮くくらいまで持ち上げます。高く上げすぎると車体が不安定になるので、上げすぎないように気をつけましょう。また、車体を破損する恐れがあるので、ジャッキアップポイント以外の場所にジャッキをかけてはいけません。ジャッキアップ後の車体を支えておくリジットラック(ウマ)を使用すると、より安定した状態で作業ができるようになります。
タイヤを外す
車体を持ち上げたら、少し緩めておいたナットをすべて外し、タイヤを外します。タイヤは重いので、しっかりと手で押さえ、足の上に落とさないように注意して地面に下ろします。外したタイヤは車体の下に置くと、万一ジャッキが緩んだ場合に車体が落ちてくるのを防げます。外したナットはなくさないように気をつけましょう。
交換するタイヤを取り付ける
タイヤを取り付ける前に、車体側やホイールの裏側が汚れていたら雑巾で拭き取りきれいにします。ホイールと車体側の取り付け位置を合わせたら、しっかりと奥へ装着します。曲がったり傾いたりしたまま装着すると脱落する危険があるので、まっすぐ装着します。
ナットを仮締めする
すべてのナットを差し込み、軽く止めたら、ホイールレンチで締めていきます。1か所を最後まで締めるのではなく、すべてのナットが均等に締まるように、対角線の順番で少しずつ締めるのがポイントです。締める順番は図を参考にしてください。
ジャッキを下ろして、ナットを本締めする
ジャッキを下ろし、タイヤを地面に接地させます。完全に車体が下りたことを確認したら、ジャッキを取り外します。最後に、ナットを本締めします。このときも仮締めと同じように、対角線の順番で均等に締めましょう。この手順をすべてのタイヤで行ったら、タイヤ交換は終了です。
異常がないか試運転をする
タイヤをすべて交換したら、車体の周囲や下に工具が残っていないか確認し、試運転を行います。ゆっくりとしたスピードで走行し、異音や異常な振動がないか確認しましょう。