ランニングマシン・ルームランナーの選び方
「どのくらいの速さで走ることができるの?」「どういった機能があるの?」など、ランニングマシン・ルームランナーを選ぶ際に浮かぶ疑問を解決できるのが選び方ガイドです。ランニングマシン・ルームランナー選びに必要な基礎知識、用語解説はこちらでチェックしましょう!
2025/3/21 更新
目次

ランニングマシン・ルームランナーとは、トレッドミルとも呼ばれ、屋内でランニングやウォーキングをするための器具です。野外トレーニングと違い、季節、天候、時間を気にせず運動できるので便利です。また、業務用のものに比べて、安価で購入できるのも魅力です。

速度は運動目的に応じて設定しましょう。一般的な目安として、ウォーキングなら6km/hまで、ジョギングなら10〜12km/h程度、本格的なランニングなら15km/h以上が適しています。目的にあった速度に対応している製品を選びましょう。 なお、最高速度10km/h以上のものを選んでおくと、あとで速度不足を感じることもないはずです。
| 用途 | 適正速度 |
|---|---|
| ウォーキング | 〜6km/h |
| ジョギング | 10〜12km/h |
| ランニング | 10〜12km/h |
最低時速から選ぶ
最高時速から選ぶ

使用者が走行するのはベルトと呼ばれる部分で、ベルトのサイズが小さすぎると快適に走ることができません。長さ(ベルト縦)は「自分の歩幅+10cm程度」、幅(ベルト幅)は「40cm以上」を目安に選ぶとよいでしょう。また、ベルトのサイズと本体のサイズは比例する傾向にあるので、設置スペースも考慮して選びましょう。
ベルト縦から探す
ベルト幅から探す
本体に搭載されている液晶ディスプレイには、トレーニングの目安になる心拍数や運動距離、カロリーなどを表示できる場合があります。必要な表示機能があるかどうかで製品を選ぶのもよいでしょう。
心拍数を計測して表示します。ダイエット効果の目安となる数値は、40歳なら、220(固定値)−40(年齢)=180(最大心拍数)の60〜80%→108〜144となります。
スタートしてから、どのくらいの距離を走行したかを表示します。ダイエット効果の目安となる距離は、ジョギングの場合、20〜30分で約2〜4.5km。ランニングなら20〜30分で約5〜6kmです。
運動による消費カロリーを表示します。ダイエット効果の目安となる数値は、50kgの人が、1時間で5〜6kmウォーキングした場合、50(体重)×5〜6(距離)=250〜300kcal。1時間で10〜12kmジョギングした場合、50(体重)×10〜12(距離)=500〜600kcalです。
ランニングマシン、ルームランナーは小型のものでもある程度の設置スペースが必要です。したがって、製品を選ぶときには自宅のどこで使うのかを想定しておく必要があります。なお、設置スペースは、前後左右に1mほど余裕を持っておきましょう。また、製品自体の重さと使用者の体重を合わせた総重量が床の耐荷重に耐えられるかもチェックしておくと安心です。
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コンパクトに収納できる「折り畳み対応モデル」

折り畳んでコンパクトに収納できるタイプです。収納しやすさを重視するあまり、本体が軽すぎるものは、使用時の安定性や強度を犠牲にしている可能性があるので注意しましょう。
フィットネス機器のトップメーカー。本格的なトレーニングに対応したモデルはもちろん、走行ベルトにクッション性を持たせたものや、音声ガイダンス付きのものなど、年配のユーザーに配慮したモデルも用意しています。目的別に4種類のプログラムや体力評価プログラムを搭載したモデルが人気です。
マシンフレームの耐久性に優れ、故障しにくさに定評があります。また、前部分はソフト、中央はミディアム、後部はハードクッションといったように、走行ベルトが固さ別の3ゾーンに区分けされており、足に負担をかけることなく走ることができます。下半身の強化に最適な0〜10%の傾斜機能を備えたモデルもあります。
豊富な機能を搭載した製品を多数取りそろえていますが、軽量モデルや折り畳みが楽な油圧シリンダー採用モデルなど、使いやすさを重視した製品が特徴となっています。また、比較的リーズナブルな価格も魅力です。
床に直接置いて使用すると下の階に振動が伝わる場合があります。
建物の構造や床の素材によって異なります。フローリングなど床に直接置いて使用した場合、振動や共鳴音は大きくなります。 M-MVPクッションや純正のフロアマットなどを敷くと、ある程度、音は抑えられます。
モーターの構造に大きな違いがあります。
スポーツジムなどで使われる業務用タイプは、不特定多数による連続使用を前提に作られています。そのため、長時間使用してもモーターが熱を保ちにくい、AC(交流)モーターを採用しているのが一般的です。一方、家庭用機器はDC(直流)モーターを使用しており、長時間使用した場合は、同じ時間だけモーターを休める必要があります。
傾斜
マシンのなかには、傾斜角度を調節して、運動の負荷を高めることができるものがあります。本格的にトレーニングしたい人には便利な機能のひとつです。