【価格.com】胡蝶蘭の人気ランキング＆選び方

「幸福が飛んでくる」という花言葉を持ち、縁起の良い花とされる胡蝶蘭。相手の繁栄を願う気持ちを込めて贈る、移転祝い、昇進・就任祝いなど、ビジネス用途のお祝いとして定番となっているほか、匂いが少ないため、医療関連施設やレストランの開業祝いにも適しています。人気の理由は、大ぶりな花の豪華な見た目、季節を問わず贈れること、部屋の中でも育ちお手入れが楽なこと、2～3カ月にわたり花が咲き続けることなどで、多くの場合「しっかり根付いて繁栄が続くように」と鉢植えで贈られます。一方、花束などに比べると飾る際にスペースを取るため、事前の確認も必須です。ここでは、そんな胡蝶蘭の人気商品や選び方について紹介します。

目的に応じて予算を設定し、サイズを選ぶ流れはほかのフラワーギフトと同様ですが、胡蝶蘭の場合、生産地・生産者などによって価格差が出やすいほか、花の大きさ、本数、輪数（花が付いている数）によってグレードが変わってきます。この辺りも、選ぶ際には注意して確認したいところです。以下に価格やサイズ、色などの選び方のポイントを紹介しますので、ぜひ参考にして最適な胡蝶蘭を見つけてください。

ビジネス用途の利用が多いこともあり、価格は生花としてはかなり高め。見た目の豪華さにこだわらなければ2,000円程度から購入可能で、そこから花の大きさや本数、輪数などに応じて値段が上がっていき、最も高いものになると10万円程度まであります。ただ、基本的には法人などへの贈り物として選ぶ際には2万～3万円、個人へ贈る際でも1万～1万5,000円程度が一般的・平均的な相場です。

胡蝶蘭は、花の大きさによってサイズが分かれています。一般的なのは、最もサイズが大きい「大輪」ですが、近しくない取引先に形だけ示したいというような場合には、その下の「中大輪」というサイズを贈るケースも少なくありません。そのほか、小ぶりな「ミディ」「ミニ」（産地によって言い方が異なる）というサイズもあるので、飾るスペースが取れないような場合には、こうしたものも検討するとよいでしょう。

胡蝶蘭は、オリジナルカラー（原種の色）とされる白が最も人気があります。原種ということから、丈夫で長持ちするというメリットもあります。ただ、男性なら白、女性ならピンクや白、赤といったように、性別で変えてみるのもよいでしょう。また、開店祝いなどでは黄色を選択するのもありです。紫や青は、特殊な加工で染色（特許技術）されたもので生産者が限られます。価格が高くなるため、特別感を出したい人向きです。

最も人気が高く一般的なのは、鉢植えに大輪の胡蝶蘭を3本立てる「3本立ち」ですが、より豪華にしたいときには数を増やして「5本立ち」「7本立ち」にしたり、ほかの花と組み合わせた「アレンジ胡蝶蘭」を選んだりするのもよいでしょう。ほかには、フラワーギフト専門店などで最近販売されている光触媒の胡蝶蘭（造花）も、空気をきれいにする効果があることから高い人気を獲得しています。