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OASYS Open Architecture Synthesis Studio (76key)
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OASYS Open Architecture Synthesis Studio (76key) のレビュー・評価
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満足度
3.00集計対象1件 / 総投稿数1件
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プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
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これは出る時期が少し早すぎたため淘汰されてしまったモンスターだと思う。 自分はM3登場直後辺りの時期に買ったが、ちょうどこの頃ぐらいからUSBtoホスト端子を備えた機器が出回りだした。 PCとの直接の連携が必須になってきたということだ。 この機種は一台完結という我の強いコンセプトを打ち出したため、内部処理用にPentium4を積んでおり結果としてUSB端子(外部ストレージ用)4基を載せるに留まることになった。 これはシンセというよりPCという当機のコンセプトが惜しむらくはPCとの連携を阻んだと言える。 MIDI経由でのPC、DAWとのデータ交換には問題がないが、WAVやMIDIファイルをPCと直接やり取り出来ないのは制作上の大きなマイナスになる。 もちろん外部ストレージ(外付HDD、メモリーカード等)に一旦移してのデータ移送は可能だが、正直こんな面倒なことを今さらやろうとは思えない。 最大限譲歩して、DAWコントロール用のマスターキーボード兼音源として使えばいいのか? ここでネックになってくるのが進化のない規格『MIDI』の転送速度の問題と音の遅延だ。 ならばと一台完結の発想に立ち返ったとする。 UIはカラーTFTの見栄えは素晴らしいがタッチパネルの反応、操作感はお世辞にも良いとは言えない。 マウス接続対応のRoland・Fantom Gシリーズが羨ましく感じる。 シーケンサーもKORG伝統の打ち込み効率の悪いもので、M3のアップデートで追加されたピアノロールをなぜこの機種にも追加してくれなかったのか? ここにはサポートの雑さを感じるし、システムウェアの提供打ち切りもあまりにも早すぎたのではないか? ここは企業の経営状態もからむので不況の昨今、やむなしと片付けたい所だがこの価格の商品を買ったユーザーが全てあきらめがつくとは到底思えない。 CPU内蔵の汎用性とアーキテクチャーのオープン性を打ち出すならせめてあと3年ほど遅れて登場していれば・・・と思うのだ。 OpenLabs社のNeKoのようにVSTやソフトウェアの汎用性をまとい、PCとのデータ転送の連携性も得ていただろう。 今時はMTRすらPCと連携しているのだから。 ここまで酷評のように書いてしまったが、音源としては悪くない。 少なくともハードウェアシンセとして考えた場合だが。 音源のみならずアナログの出音から察するにAD/DA部の質はかなり高い。 フラット気味だが、ふくよかな中域をもっておりストリングや管楽器の演奏に最適に感じる。 悪く言えば個性がない。 KORGと言えばTRITON、Electribe等のアクの強さが印象深いがその辺を考えると少々肩透かしを食らう。 真面目で大人しい音。 逆に言えばオールジャンルカバーできるが、物足りない向きもあるだろう。 これはイコライザでカバーできるような類の問題ではなく、アウトプットの特徴としてクセがないということだ。 デジタルアウトはどうか? 少なくとも48khz出力時は細い。低域が弱い。当然デジタル出力なのでノイズもなくクリアで分離感もあるが、完全に迫力と厚みに欠ける。 96khzエンハンスという出力に切り替えれば幾分か迫力は戻ってくるが、個人的にはアナログ出力が『良い音』に感じる。 余談だが、私は音源制作に使う際、同じフレーズをアナログ、デジタルそれぞれ同時に録り、それらを左右70%ずつパン振りしてミックスして使っている。 こうすることでいくらかキレのある艶やかな音になる。 PCMはサンプルが16bit 48khz非圧縮なので過度の期待をしてはいけないが、アナログシンセ(シミュ)や弦楽器モデリング、さらにはVPM/FMシンセ、果てはトーンホイールオルガンシミュという要素を一台に積んでしまったことは紛れもないモンスターと言えるし、これから先おそらく出てこないであろう。 同時発音数(最大172)やパラメータの細かさもPCを除けば他の追随できるところではない。 だからこそPCとの連携の弱さが悔やまれる。 まぁ、こんな星の付け方ですが私は一生大事にします。 KORGへの愛がある方、モノに対する愛を失わない方にはおすすめしますが、値段相応ではないことも保証しておきます。 (追記) 拡張シンセのオーソライゼーションコードはメーカーサイトでクレジットカードのみでの販売になっていますが、KORG営業部さんに問い合わせることで、着払い、振込み等応じてくれます。 ここのサポートについてはKORGさんに感謝しておきます。
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