2017年1月12日 16:59掲載
カシオ計算機は、電子辞書「EX-word」シリーズの新モデルとして、研究・翻訳向けのプロユースモデルから中学生向けモデルまで13機種をラインアップし、1月20日より順次発売する。価格はいずれも税別。
今回発表した新モデルでは、内蔵コンテンツによる英語学習の進捗状況がわかる「English Training Gym」を拡充。関西大学外国語学部教授・竹内理氏が監修した学習プランで英語が学べる「トレジムプラン」を搭載した。「高校英語の総まとめ(ボキャブラリー編)」「短期間で英会話フレーズをマスター(基礎編)」など、学習目的に適したコンテンツを組み合わせたプランも用意し、自分の学習進捗度と標準的な学習日程をコンテンツ単位で比較でき、バランスよく学べるという。
さらに、英語の発音判定機能を強化し、単語だけでなく、文章の判定にも対応。対応コンテンツ(「発音トレーニング」「しゃべって身につく 英会話スキット・トレーニング[電子増補版]」)の英語文章を録音すれば、「音読時間」「脱カタカナ英語度」「子音の強さ」「メリハリ」「なめらかさ」の5要素にもとづいて採点し、レーダーチャートで視覚的に結果を表示する。
加えて、スマートフォン/タブレット用アプリ「クラブエクスワード」を使って、電子辞書による学習進捗状況を友達同士や学級単位で共有でき、英単語900種類の解説動画も視聴できる。さらに今回、電子辞書で何度も調べている単語をリストアップする機能も追加した。また、中学生モデルを除く12機種には、新形式問題に対応した「TOEIC Listening & Reading Test模試」を収録する。
主な仕様は、液晶表示が5.0型、タッチパネルが5.3型(クイックパレット付き)、内蔵メモリーが約100MBで、別売りのmicroSDHCメモリーカードもサポートする。電源は、単3形乾電池×2を使用。電池寿命は約180時間(英和辞典の訳画面の連続表示時間)、約80時間(入力・検索4分/スピーカー音声出力1分/英和辞典の訳画面55分表示を繰り返したとき)。
閉時の本体サイズは148(幅)×15.7〜18.5(高さ)×105.5(奥行)mm、重量は約265g(電池込み)。
ラインアップと市場想定価格は、「XD-G4800」(高校生)が37,500円前後、「XD-G3800」(中学生)が33,500円前後、「XD-G8000」(生活・ビジネス)が36,000円前後、「XD-G20000」(プロフェッショナル)が57,000円前後、「XD-G9800」(英語)が45,000円前後。
「XD-G7100」(ドイツ語)、「XD-G7200」(フランス語)、「XD-G7300」(中国語)、「XD-G7400」(イタリア語)、「XD-G7500」(スペイン・ポルトガル語)、「XD-G7600」(韓国語)、「XD-G7700」(ロシア語)がいずれも43,000円前後。「XD-G9850」(理化学)が45,000円前後。