価格.com

家電

電気ポット・電気ケトルの選び方

電気ポット・電気ケトルの選び方

  • ジャスティン プラス 1.2L KO490
  • ジャスティン プラス コントロール 1.2L
  • 5SAFE+ PCM-A080
  • VE電気まほうびん 優湯生 CV-TZ22
  • BALMUDA The Pot K07A
  • EGL-C1280

手軽にお湯が沸かせるアイテムとして人気の電気ポットと電気ケトル。ここでは、電気ポットと電気ケトルそれぞれの特徴や、搭載されている便利な機能を紹介します。ポイントは、家族の人数や生活スタイルに合わせて選ぶこと。安全性もチェックして、自分に最適な製品を見つけましょう。

2022/6/22 更新

製品選びの前に

使い勝手・機能で選ぶ

便利な機能で選ぶ

「お湯を使いたいときにすぐに使える」というメリットを最大限に生かすために、電気ポットや電気ケトルには、さまざまな便利機能が搭載されています。ここでは温度調節に関わる機能と調理機能を解説します。

温度調節機能

温度調節機能

用途別・温度の目安

温度 用途
98〜100度 紅茶やカップ麺
90〜95度 コーヒー
70度 赤ちゃんのミルク作り
60度 玉露
  • 用途別に適温で出湯できて便利
  • 温度調整機能は、赤ちゃんのミルク作りにも活躍
  • 電気ケトルは保温機能非搭載モデルが多い

ひと言でお湯といっても、用途によって最適な温度はさまざま。とくにお茶類は種類によって適温が違うため、温度調整機能が付いていると便利です。70度程度に調節できれば赤ちゃんのミルク作りにも最適で、調乳の負担を軽くすることができます。設定温度はメーカーによりますが、3〜7段階に分かれている製品が多く、電気ケトルでは1度単位で調節が可能なタイプもあります。まずは、用途に適した温度設定ができるかを確認しましょう。なお、電気ケトルには保温機能を備えた製品が少ないため、適温をキープしたい場合は保温機能にも注目して選ぶのがポイントです。

最低保温温度で選ぶ

温度設定で選ぶ

再沸騰機能

再沸騰機能

一度沸かしたお湯をしばらく使わない場合は、再沸騰機能が付いていると便利です。ボタンを押すだけで、冷めたお湯をすぐに沸騰させることができます。熱湯を利用するときだけ沸騰させるようにすれば、常に高い温度を保つよりも電気代の節約になります。

再沸騰機能搭載製品を探す

お湯を沸かすだけではない「調理機能」搭載モデルとは?

お湯を沸かすだけではない「調理機能」搭載モデル

電気ケトルには「素早くお湯を沸かす」という役割だけではなく、調理機能を搭載したモデルがあります。調理機能を搭載したケトルは「クッキングケトル」や「おりょうりケトル」などと呼ばれ、近年、製品ラインアップも増加。製品によっては、材料を入れてメニューを選ぶだけで手軽に調理できる「自動メニュー」機能を備えたものや、ローストビーフのような低温調理に対応するものもあります。電気ケトルと鍋の用途を1台にまとめ、鍋や煮込み料理などの調理に対応する電気ケトルは、1台持っておくと非常に便利です。

調理機能搭載製品を探す

手入れのしやすさで選ぶ

電気ポット・電気ケトルは、水に含まれるミネラル分などの影響で、汚れがたまりやすい製品です。蓋が取り外せるタイプや本体を丸洗いできるタイプだと掃除がしやすく、毎日の手入れも簡単です。

蓋の取り外し

蓋の取り外し

本体の蓋を取り外すことができるタイプだと、洗いやすく、手入れが楽に行えます。毎日使用していると、カルキや水垢の汚れが目立つようになるため、中まで手を入れて掃除できるのは非常に便利です。

蓋の取り外しが可能な製品を探す

本体丸洗い

本体丸洗い

電気ケトルは通電する製品のため、通常丸洗いすることはできませんが、清潔に使いたいというニーズにこたえ、本体を丸洗いできる製品が登場しています。食器と同じように洗えるため、日々の手入れも楽です。

本体丸洗い対応製品を探す

主なメーカー

ティファール(T-fal)

ジャスティン プラス 1.2L KO490

ラインアップ豊富な電気ケトルの人気ブランド

フランス発の調理器具・家電メーカーで、世界で初めてコードレス電気ケトルを発売したことで知られています。丸洗いできるタイプから安全性を重視したタイプ、8段階の温度コントロールができるタイプなど、幅広くラインアップされているのが特徴。シンプルな構造で、誰にでも使いやすいのも魅力です。

ティファール(T-fal)の製品を探す

タイガー魔法瓶(TIGER)

蒸気レスVE電気まほうびん とく子さん PIM-G220

安心・安全設計にこだわる信頼のブランド

魔法瓶作りから始まった老舗の調理家電メーカーで、電気ポットでは「蒸気レスVE電気まほうびん」シリーズ、電気ケトルでは「蒸気レス電気ケトル」シリーズが人気。蒸気レスのほか、転倒お湯もれ防止機能や空焚き防止機能、電気ケトルの本体二重構造など、安全にこだわった製品作りで、安心して使用できます。

タイガー魔法瓶(TIGER)の製品を探す

象印(ZOJIRUSHI)

STAN. CP-CA12

省エネにも配慮した「優湯生」シリーズが人気

大阪に本社を置き、魔法瓶を中心に、炊飯器、電気ポットなどの製造販売を行う家電メーカー。電気ポットでは、電気とまほうびんを組み合わせて保温することで、消費電力量を抑える「優湯生」シリーズが人気。電気ケトルでは、コーヒーをじっくりいれるのに適した「ハンドドリップモード」搭載モデルが人気です。

象印(ZOJIRUSHI)の製品を探す

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

IKE-C600T

安全機能を搭載したリーズナブルな電気ケトル

生活家電や日用品などをリーズナブルな価格で提供するアイリスオーヤマ。電気ポットは「メカ式」と「マイコン式」の2シリーズを展開し、電気ケトルでは、シンプルなモデルのほか「ガラスケトル」「ドリップケトル」などを展開しています。すべての電気ケトルに自動電源オフ機能と、空焚き防止機能が搭載されています。

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)の製品を探す

デロンギ(DeLonghi)

アイコナ・キャピタルズ KBOC1200J

イタリア発のステンレス製電気ケトル

イタリアの家電ブランドで、特にオイルヒーターやコーヒーメーカーなどが人気のデロンギ。電気ケトルでも、シンプルな構造のスタンダードモデルから、保温機能や温度設定機能を備えたハイエンドモデルまで、さまざまな製品を展開しています。材質にはすべてステンレスが使用されており、重厚な作りが特徴的です。

デロンギ(DeLonghi)

バルミューダ(BALMUDA)

BALMUDA The Pot K07A

デザイン性の高さが人気の国内ブランド

バルミューダは、2003年に東京で設立された家電メーカー。扇風機やトースター、炊飯器などの生活家電や、スマートフォンなどのIT機器の分野で、幅広いアイテムを展開しています。バルミューダが提供する電気ケトルの特徴は、デザイン性の高さ。注ぎ口が細いフォルムで取り回しやすい点も人気の理由です。

バルミューダ(BALMUDA)の製品を探す

YAMAZEN(山善)

NEKM-C1280

1度単位で温度調節が可能な電気ケトル

オリジナル家電を幅広くラインアップする国内メーカー。ドリップコーヒーをいれるのに適した細口タイプの電気ケトルをメインに展開しており、中でも、60〜100度まで1度単位で温度調節ができるモデルや、1200Wのハイパワーで沸騰させるモデルが人気です。空焚き防止機能などの安全機能も備わっています。

YAMAZEN(山善)の製品を探す

関連記事

機能やスペックについてもっと詳しく

購入前にチェックしておきたい機能

注ぎ口の形状

注ぎ口の形状

電気ケトルを選ぶ際は、注ぎ口の形状にも注目しましょう。最も多く採用されているのは三角口タイプ。その名のとおり、注ぎ口が三角形で、カップラーメンや料理など、お湯を一気に注ぎたいときに適しています。一方、細口タイプは、お湯が細く出る分、ゆっくりと注げるのが特徴です。注ぐ量を調節しやすいため、コーヒーのハンドドリップに最適です。

細口タイプの製品を探す

三角口タイプの製品を探す

沸騰までに要する時間(目安)

沸騰までに要する時間(目安)

電気ケトルは、沸騰するまでのスピードが速いとうたっている商品が多くありますが、商品によってかかる時間はさまざま。多くのメーカーは、コーヒー1杯分(140ml)の水を沸騰させるのにかかる時間を基準としています。たとえば、ティファールの「アプレシア・プラス0.8L」では、カップ1杯分の沸騰時間が約53秒。コーヒー1杯分のお湯を手早く沸かしたい人にはよい目安になります。また、満水時の沸騰時間が示されている場合は、ポットやケトルの最大水位まで水を入れた際の沸騰時間を表しています。ただし、沸騰までにかかる時間は水温や室温にも左右されるため、あくまでも目安として捉えましょう。

沸騰までに要す時間(カップ1杯分)

沸騰までに要す時間(満水時)

コードレス出湯

ピュアイーズ WK304AJ-WK3000

電気ポットをほかの部屋やベランダなどに持ち出して、コードレスで出湯できる機能です。エア式以外にも、充電池や電池を搭載し電動で出湯できる機種もあります。コンセントのないところでの利用を考えているなら、コードレス出湯対応製品を選びましょう。

コードレス出湯対応製品を探す

カルキ抜き機能

カルキ抜き機能

10分前後の間沸騰し続けて、お湯の中のカルキを除去することができます。水道水には雑菌や微生物が増えないように、次亜塩素酸カルシウム(=カルキ)が添加されています。もちろん体に影響のない分量しか含まれていませんが、お茶などに使うとわずかにカルキ臭さを感じることがあります。味にこだわりたい人は検討すべき機能といえるでしょう。

カルキ抜き機能搭載製品を探す

よくある質問と回答集

クエン酸を入れて沸騰させます。

普段水しか入れない電気ポットや電気ケトルですが、内部は意外と汚れています。汚れの正体は、水中のミネラル分などがこびりついて固まったもの。とはいえ、ごしごしこするのはNG。いつもの要領で水を沸騰させるときにクエン酸も一緒に入れて沸騰させ、しばらく放置してからすすぐのが一般的なメンテナンス方法です。正しい対策がマニュアルに記載されているので、最初に確認しましょう。

水道水を使うほうがよいでしょう。

ミネラルウォーターを入れてお湯にすることはできます。しかし、水道水よりもミネラル分が多いので、その分汚れもたくさん付いてしまいます。ミネラルウォーターを使う際は、小まめにメンテナンスをしましょう。

塩分があるのであれば、使わないほうがいいでしょう。

海洋深層水はもともと海水です。完全に脱塩していればいいのですが、塩分が残っているとさびの原因になります。塩分が残っている水は電気ポット・電気ケトルには使わないほうがいいでしょう。メーカーによっては、ウェブサイトや取り扱い説明書などに海洋深層水は使わないよう明記している場合もあります。

事故や故障の原因になるので避けましょう。

食材が蒸気口をふさいだりパッケージが膨張したりして、お湯があふれ出す可能性があります。また、コーヒーやスープといった水以外のものを入れて加熱すると、変色や焦げ付きなどの原因になります。いずれもメーカーの保証対象外になるので、注意してください。

あります。再沸騰できるものも存在します。

電気ケトルにも、一定時間保温してくれる製品や、電気ポットと同じように温度設定や再沸騰ができるものもあります。しかし、その分コンパクトさのメリットは失われることになります。求める機能・性能を見極めて製品を選ぶようにしましょう。

電気ケトルのほうが消費電力は抑えられますが、使い方も重要です。

電気ポットも電気ケトルも同じ量のお湯を沸かすのであれば、消費電力に大差はありませんが、保温機能がない分、電気ケトルのほうが消費電力は少なくなります。とはいえ、電気ポットは長時間保温することが前提の機器なので、保温性能が高い構造になっています。保温性能の低いケトルを使用して頻繁にお湯を沸かす使い方をすれば、消費電力が逆転する可能性もあるでしょう。より自分のライフスタイルに合った機器を選ぶほうが、ムダもなく節電につながります。

用語集

カフェドリップ給湯

電気ポットから出るお湯の量を減らし、ハンドドリップで入れているように少量でゆっくりお湯を注げる機能です。コーヒーなどをじっくり蒸らすことができるほか、お湯が飛び散りにくいのも魅力です。

カルキ

雑菌や微生物が増えないように水道水に添加されている次亜塩素酸カルシウムのことです。体に影響はありませんが、お茶などでカルキ臭さが気になる人はカルキ除去機能搭載モデルを選びましょう。

キッチンタイマー

即席麺を作る際などに便利なキッチンタイマーを搭載している製品もあります。

クエン酸

レモンや梅干しに含まれている酸っぱい成分です。炭酸カルシウムを溶かすので、電気ポットや電気ケトルについた水アカを除去するのに利用されます。

節約タイマー

外出中や就寝中に、一定時間電源をオフにしておく機能です。節電になるうえ、必要なときにはお湯になっているので、利便性も損ないません。

マグネットプラグ

電源ケーブルを足で引っかけたときに、簡単に外れて電気ポットや電気ケトルが倒れないようにする機構です。磁石の力で本体につながっており、手軽に脱着できます。

まほうびん保温、VE保温

内側と外側の層の間を真空にしたまほうびん構造を採用し、お湯の温度を落ちにくくする機能です。電気ポットの上位モデルはほぼ対応しています。

ページの先頭へ戻る

このページの先頭へ

© Kakaku.com, Inc. All Rights Reserved. 無断転載禁止