電子辞書の選び方
「TOEIC® TESTの勉強に役立つのはどれ?」「冠婚葬祭のマナーを知りたいときはどれを選べばいい?」など、電子辞書選びの際に浮かぶ疑問を解決できるのが選び方ガイドです。電子辞書選びに必要な基礎知識、用語解説はこちらでチェックしましょう!
2022/7/6 更新
目次
まずは、電子辞書を購入する目的をはっきりさせておくことが大事です。電子辞書の用途は大きく分けて、語学学習系と生活一般、専門知識系の3タイプに分類することができます。電子辞書を使う用途がはっきりしていれば、機種選びもぐっと楽になります。
収録されているのは辞書だけではありません。文法書などの参考書や単語集などのテキストも含まれています。同じ英語学習でも、大学入試とTOEIC® TEST受験では、収録されているテキスト類も変わります。学習の目的に応じて選びましょう。
英語学習の種類をチェック
英語以外に学習したい言語があれば、「第二外国語学習向け」製品をチェックしましょう。検索に便利な「手書き入力」対応製品の中には、アルファベット以外の文字を使う中国語や韓国語に対応した製品もあります。
外国語の旅行用会話集をはじめ、辞書や入門用学習テキストといったコンテンツが収録されています。フランス語や中国語など、英語以外の言語も多く収録されているので、行きたい国の言葉が含まれているか確認しておきましょう。
冠婚葬祭のマナーや法律に関するもの、園芸、俳句、料理など日常生活に役立つものなど、幅広いジャンルのコンテンツが収録されています。
経済やビジネスの基本用語をはじめ、株式、金融、流通、不動産用語辞典などが収録されています。就職活動に役立つエントリーシートや面接の実例集が収録された製品もあります。
病気や薬に関する知識など健康に関するコンテンツを収録しています。このタイプの中には、英語や日本語の医学用語などを収録し、医療従事者や医学生・看護学生を対象にした製品もあります。
電子辞書を選ぶ際には、収録された辞書の詳細をチェックしましょう。辞書には、国語辞典や漢字辞典などの国語系のほか、英和辞典や和英辞典などの英語系、英語以外の外国語も収録した外国語系があります。
20万語以上の用語を収録する中型国語辞典で定番の「広辞苑」もしくは「大辞林」、「大辞泉」などのいずれかの辞典に加えて、「新明解国語辞典」や「明鏡国語辞典」など、複数の国語辞典を利用できる製品もあります。
漢字や熟語の意味を日本語で解説した辞典です。読み方がわからない漢字でも、部首や総画数などで検索することができるほか、手書き入力で調べることができるものもあります。
新聞や雑誌、テレビなどでよく見聞きするカタカナ語を収録し、用例、略語なども紹介している辞典です。日本語か外国語かわからない言葉を調べるのに便利です。
同じような意味を持つ言葉を集めた辞典です。文章を書くとき、同じ単語の繰り返しを避けたい場合や、言葉の使い分けを知りたい場合などに役立ちます。
時事問題から自然科学・人文科学・社会科学などあらゆる分野の情報を総合的に取り扱い、写真・図表・イラストなどを使って解説している事典です。ブリタニカの国際大百科事典が収録された機種もあります。
英単語の意味や用法、発音記号などを日本語で解説した辞典です。
英和辞典とは逆に、日本語から英単語を調べるための辞典です。
英単語や英熟語を英語で解説している辞典です。
英語以外の外国語の辞書や会話集などを収録している機種も発売されています。対応する言語には以下のようなものがあります。
第二外国語をチェック
小学生向けの製品から、研究・翻訳向けプロユースの製品まで、幅広い用途に対応した製品を展開しています。英語学習向けではスマートフォンやタブレットPCと連携したサービス「クラブエクスワード」が利用可能。電子辞書で調べた単語をスマートフォンにリスト表示できるほか、学習の進捗状況がわかる機能なども搭載されています。そのほか、英語耳を育てる音声学習、英単熟語の暗記学習、正しい発音の習得に役立つコンテンツも充実。
多くの機種でタッチパネルを採用し、タッチペンを使った直感的な操作が可能です。また指で画面をタッチして操作できるモデルもあります。
英語や日本語のほか、中国語やフランス語などのネイティブ発音を再生できる機種もあります。さらに、自分の英語の発音を録音してネイティブの発音と聞き比べできるものも存在します。ただし、収録する全コンテンツの音声を再生できるわけではないのでご注意ください。また、音声入力に対応し手軽に言葉の意味を調べることができる製品もあります。
当然、画面が大きいほど文字が見やすいというメリットがありますが、本体サイズが大きくなると、重量も重くなってしまいます。
画面サイズで選ぶ
あらかじめ収録されているコンテンツのほかに、別売りのコンテンツを追加できるものがあります。追加方法はCDやmicro SD/SDメモリーカードなどメディアを購入するほか、インターネット上でダウンロードするものまでさまざまです。
コンテンツ追加方法をチェック
内蔵メモリーの容量によって、追加できるコンテンツの数が異なります。1台の電子辞書にコンテンツを多く追加したい人は、できるだけ大容量の機種を選ぶとよいでしょう。
内蔵メモリー容量で選ぶ
パソコンとUSBケーブルでつないで、追加コンテンツを取り込んだり、内蔵充電池を充電したりできます。
持ち歩いて使うことが多い電子辞書は、最大使用時間をチェックしておくことが重要です。外で長時間使用する機会が多い人は、最大使用可能時間の長い機種を選ぶとよいでしょう。
最大使用可能時間で選ぶ
スペックと操作性を確認しましょう。
画面の大きさ、連続使用時間、重量などのスペックに加えて、検索結果が出てくるまでの時間や、タッチパネルを押してから画面が切り替わるタイミング、スクロールのスピードなどの操作性もチェックするとよいでしょう。
文字サイズを選択できる機能があります。
多くの電子辞書が文字サイズを何段階かで選べる機能を搭載しています。変更サイズは、メーカーによって異なります。
ほとんどの電子辞書がひらがな・カタカナ・漢字に対応しています。また、日本語以外にも外国語に対応している機種もあります。
日本語(ひらがな・カタカナ・漢字)とアルファベットに対応している機種がほとんどです。なかには、中国語、韓国語、ロシア語などに対応するものもあります。