6年間使いたくなるランドセルの選び方・ポイント
ランドセルは小学校に入学してから6年間使う大切なカバンです。決して安い買い物ではありませんが、いつも快適に楽しい小学校生活を送れるように、お子さん、お孫さんには良いものを買ってあげたいですよね。しかし最近では、ランドセルメーカーやブランドが多数存在し、色・デザイン・素材・価格もさまざま……何をポイントに選べば良いのか迷ってしまうかもしれません。
このページでは、ランドセルを選ぶときのポイントや人気ランキングなどを徹底解説していきます。
ランドセルには大きく分けてランドセル専門メーカー、量販店系、工房系の3タイプがあります。ランドセル専門メーカーは、直営ショップのほか百貨店や量販店などでも販売されており、「天使のはね」で有名なセイバンなどが代表的です。また最近では、直営ショップを中心にハンドメイドのランドセルを扱う工房系も人気。毎年早期に売り切れになるブランドもあります。

ハシモト(フィットちゃん)
背負いやすさ、下ろしやすさに注目し、ムレにくい背あてを取り入れるなど、さまざまな方向から使いやすさを極めた作りが特徴です。豊富な色や種類から選べる幅広さもポイント。

ニトリ
テイジンと共同開発した生地を使用した「わんぱく組」シリーズでは価格を抑えた「NEW STAR」など複数のブランドを展開。幅広いブランドで、カジュアルなものからシックなものまでカバーします。

羅羅屋(ララちゃん)
お子様の成長に合わせてベルトを交換できる「マジかるベルト」を全シリーズに搭載。ララちゃんにしかない背負い心地を実現しています。オーダーメイドやセミオーダーランドセルも販売しています。

村瀬鞄行
本革やメモリーフォームを使った、丈夫で背負いやすいランドセルを製造。 職人が丁寧に仕上げ、子どもたちに優しいランドセルを販売しています。細かなパーツも日本国内で製造しているところも魅力です。
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学習院型タイプ

多くの人が"ランドセル"と聞いて思い浮かべる形。耐久性を高めるための加工により背当てにへりがあるのが特徴。学習院初等科で採用されたことから広まりました。色や模様がかつてとは比べ物にならないくらい豊富になっています。
キューブ型タイプ

学習院型と違ってへりがなく、シンプルな箱のような形をしたタイプ。見た目のサイズに対して大きな容量を取れるのが最大の特徴です。特殊なミシンを使うため、技術的にやや価格が高めになることも。
縦型半かぶせタイプ

従来のランドセルと同じく縦型のシルエットながら、フタの役割を果たす「かぶせ」が半分ほどまでになっているもの。ランドセルを立てたまま開け閉めできるため、ものを出し入れしやすいのがメリットです。
横型半かぶせタイプ

大人が持つカバンのような、オシャレで個性的なデザイン。浅い作りなのでものが見やすく、出し入れもしやすいのが魅力です。ランドセルカバーがつけられなかったり、学校で禁止されていたりすることもあるのが注意点。
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ボルドー(濃い赤)
定番の赤に落ち着きをプラス。クラシックな印象をより高め、時を経ても色あせない魅力があります。
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赤
昔から人気の定番カラー。「チェリー」と呼ばれることも。黒と同じく、傷や汚れが目立ちにくいのも魅力です。
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ピンク
ワクワクしちゃうキュートなあこがれカラー。今や赤よりも人気で、工房系でも入手しやすくなっています。
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紫
紺に近い紫は大人っぽく、淡いラベンダー系の紫は上品な印象に。思いのほか落ち着きがあるのもポイントです。
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黒
現在も根強い人気!刺しゅう入りなど女の子向けのものも増えています。汚れも目立ちにくく、やんちゃなお子様にピッタリ♪
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グレー・シルバー
黒のように使いやすく、クールさもあわせ持つカラー。メタリックでスポーティーなシルバーも、近年人気が上昇中!
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ブラウン
男の子にも女の子にも人気。ブレザーのような落ち着いた服装にもカジュアルな服装にも合い、飽きのこないカラーです。
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キャメル
気品あふれる落ち着いたカラー。派手さがなく、大人っぽい印象を与えてくれます。
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水色・空色
明るくて爽やかな、透明感のあるカラー。近ごろでは、女の子に人気の色です。お姫様系ファッションとの相性も◎!
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青
爽やかでスポーティーな印象を与える、新たな人気定番色のひとつ。鮮やかな色でも比較的落ち着いた印象があります。
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紺・ネイビー
男の子の間では人気の高い色。個性を出しながらも、飽きのこないベーシックな色のひとつです。
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グリーン
明るいグリーンはスポーティーに、深みのあるものはクラシカルに、トーンによって印象が変化。男の子に人気のカラーです。
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色・デザイン 重さ 豊富 軽い 価格 耐久性 比較的安価 水に強いが
引裂に弱い天然皮革と比べると、軽くて水に強いのが特徴。お手入れが楽で比較的安価なうえ、デザインやカラーが豊富です。
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色・デザイン 重さ 少ない やや重い 価格 耐久性 比較的高価 引裂に強いが
水に弱い引裂に強いのが最大の特徴。人工皮革に比べ重く、水に弱いのが弱点ですが、風合いが良く、落ち着いた色みが持ち味です。
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色・デザイン 重さ 少ない 重い 価格 耐久性 比較的高価 加工状況次第だが丈夫。水にはやや弱い 高級カバンにも使用される、しなやかで緻密な馬の革。風合いの良さはダントツですが、重くて価格が高いのがネック。

ランドセルのサイズには、大きく分けて2つのタイプがあります。
近年人気の【A4フラットファイル収納サイズ】は、学校で配布されるプリントをとじる「フラットファイル」がすっぽり入るサイズです。収納力にすぐれていますが、ひと回り大きい分若干重く、学校のロッカーによっては入らない場合も。学校や先輩保護者にロッカーのサイズを確認して選ぶのがベストです。
【A4クリアファイル収納サイズ】はそれよりひと回り小さく、A4の紙を収納できるクリアファイルに対するサイズ。A4フラットファイルが入らないわけではなく、少しナナメに入れれば収納可能です。生地の使用量が少ないので、お手ごろな価格で購入できるのもメリット。
※アウトレット商品はメーカー保証を受けられない可能性があります。
最近のランドセルは撥水加工がほどこされているものが多く、雨に濡れても特別なお手入れは不要です。とはいえ、正しい手入れ方法を知っておけば、卒業時までキレイな状態をキープしやすくなります。また、ランドセルカバーを使えば、雨や強い日差しからランドセルを守れるほか、オシャレも楽しめます♪
中性洗剤で汚れを拭き取り、固く絞った布で水拭きします。
革製品用のクリーナーで汚れを拭き取った後、布に少量のシリコン液かワックスをつけて磨き、最後に乾拭きします。
固く絞った布で水拭きします。鉛筆の汚れは濡らすと落ちにくくなるため、消しゴムを使うのがおすすめです。
なるべく早く表面を乾いた布で拭いた後、日陰干ししてください。日に当てるとひび割れの原因になるのでやめましょう。背中のクッションが汗で濡れた場合の対処方法も同様です。また、10日に1回、クリーナーで拭くとさらに良いでしょう。変色する場合があるので、先に目立たない場所で試すのがベストです。
撥水加工がほどこされている場合、特に何もしなくても大丈夫ですが、時々乾いたやわらかい布で拭いてあげると良いでしょう。
少量の植物性オイルや、ランドセルと同色の油性フェルトペンなどを塗ると、傷を目立たなくできます。
ランドセルとともに、関連品も購入しておくと便利です。雨や汚れのダメージを防ぐランドセルカバーがあると、メンテナンスの手間がかからないうえ、気分や好みの変化に合わせて、気軽にデザインを変えることもできます。また、ランドセルラックを購入して置き場所を決めておけば、部屋にランドセルを放ったままにすることがなくなり、片づけの習慣もつきやすくなります。