
乗用車の買い換え予定:「当面は予定なし」52.0%。
乗用車を買い換える予定があるかどうかを聞いた。結果としては、半数を超える52.0%が「今は買い換える予定はない」と回答しており、全体的に見た場合、乗用車の買い換え需要はそれほど高いとはいえない状況にある。残る半数弱の人が買い換えを予定はしているが、「1年以内に買い換える予定」という人は全体の8.1%にしか満たず、直近で乗用車の買い換えを考えている人はかなり少ないという結果だ。
【図8 乗用車の買い換え予定】

購入したい乗用車のタイプ:「コンパクトカー」が「軽自動車」「ミニバン」を上回る。エコカー・ハイブリッドカーの影響か
【図8】で「乗用車を買い換える予定がある」と答えた方に、購入したいと思っている乗用車の種類を答えてもらった。
この結果では、やはり「ミニバン」が20.0%と人気ではあるものの、「コンパクトカー」と答えた人が20.8%と、それをさらに上回っている。【図4-1】の「現在所有している乗用車の種類」では「ミニバン」が24.2%、「コンパクトカー」が16.8%だが、それと比べると両者の地位はわずかではあるが逆転している。また、「軽自動車」は買い換え候補としても16.0%と堅調のように見えるが、【図4-1】の結果と比較すると1位から3位に順位を落としている。おそらく、軽自動車におけるエコカーやハイブリッドカーの数が増加したことで、現在ミニバンや軽自動車に乗っている方が、コンパクトカーへの乗り換えを検討し始めているということだろう。
なお、割合としては少ないが、「SUV」(9.7%)や「スポーツ」(6.3%)も、【図4-1】の結果から見るとポイントをそれぞれ伸ばしており、一般のセダンやミニバンなどの車から、こうした若干スポーツ寄りの乗用車へと買い換えを考えている層も増えているといえそうだ。
【図9 購入したい乗用車のタイプ】

購入したい乗用車:「新車を希望」が68.5%。「中古車を希望」は13.6%にとどまる
また、【図8】で「乗用車を買い換える予定がある」と答えた方に、購入したいと考えているのは、新車か中古車かを聞いた。結果としては、68.5%が新車を購入したいと考えており、13.6%が中古車を購入したいと考えている。7割近い人が新車を念頭に買い換えを考えていることがわかった。
【図10 購入したい乗用車の新古】

「ハイブリッドカー・電気自動車に興味がある」80.8%。なかでもハイブリッドカーが人気
さらに、【図8】で「乗用車を買い換える予定がある」と答えた方に、最近話題のハイブリッドカーや電気自動車への関心がどれくらいあるのかを聞いた。結果としては、皆さんの関心は非常に高く、「興味はない」と答えた人は全体の19.2%で、残る80.8%の人は何らかの形で、これらの乗用車に関心・興味があるということとなった。
なかでも多かったのは、「ハイブリッドカー・電気自動車の両方に興味がある」という回答で全体の36.2%を占めた。また「ハイブリッドカーに興味がある」と回答した人も全体の32.8%おり、「電気自動車に興味がある」の6.3%を大きく上回った。電気自動車に対する興味も高まってきてはいるものの、多くの人はまだ電気自動車というよりは、ガソリン+電気のハイブリッドカーに対して興味を抱いていると言えるだろう。なお、「すでにハイブリッドカーを使用している」という割合もすでに全体の5.4%にのぼっており、今後もこの割合はどんどん増えていくことが予想される。
【図11 ハイブリッドカー、電気自動車への興味・関心】
