No.020 カーナビ最新事情! -あなたはどう使っている?-

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結果レポート

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カーナビ最新事情!-あなたはどう使っている?-

総評

もはや自動車でのドライブにはなくてはならない存在となりつつある「カーナビ」だが、実際のところ、ユーザーの皆さんは、カーナビをどのように使い、どのような点にメリットや不満を感じているのだろうか。そのことを探るべく、今回のリサーチでは、カーナビの利用状況について調査を行った。

まず、価格.comユーザーのカーナビ所有率だが、驚くことに8割近い方が所有しているという結果が出た。一般の調査によればカーナビの所有率は5割程度であり、8割という数字はかなり高いが、思っている以上にカーナビの普及率は高まっているという印象を受けた。
カーナビのタイプ別シェアに関しては、「市販の備え付け型」がもっとも多く、自動車メーカー純正のカーナビを数で上回った。最近は、標準でカーナビを搭載している新車も多く、純正オプションも含めると、カーナビを新車購入時にはじめから付けて購入するユーザーが多くなっているのではないかと思ったが、実はその割合はさほど増えていない。

その理由として、市販のカーナビのほうが純正品よりも機能的にすぐれた製品が多いことがあげられる。特にここ1〜2年でのカーナビの進化は目を見張るものがあり、パソコンやインターネットとの連係機能や自動学習機能、さらには、カーナビ同士が携帯電話などを経由して互いに連携できる「スマートループ」などの機能も登場し注目を集めている。オーディオ機能でも、音質の向上はもちろん、「iPod」などポータブルオーディオプレーヤーとの連係機能も強化されており、カーオーディオの代替品としての機能強化もかなり進んでいる。純正カーナビの機能もだいぶよくなってきてはいるが、ここ数年の市販製品の機能には追いついていないのが現状だ。

もう1つの大きな流れとして、カーナビ市場全体における「ポータブルナビ」(PND)のシェア拡大化があげられる。今回の調査でも、ポータブルタイプのカーナビの所有率は、すでに全体の15%に至っているが、ここ1年以内にカーナビを購入した例に限ってみると、実に全体の1/3に近いユーザーがポータブルナビを購入していることがわかった。
ポータブルナビは、価格的には6〜7万円で購入でき、取り付け工事の要らない手軽さもあって、ここ1〜2年で急激に人気を集め出したジャンルであるが、すでにかなり多くのユーザーに認知されており、ここ1年以内で見ると、唯一大きくシェアを伸ばしたジャンルとなっている。これに対して、市販の高級製品や、純正品のシェアはここ1年では横ばい、ないしは減少しており、カーナビ市場の全売り上げ高は減少傾向にあるものと思われる。

このように、現在のカーナビ市場は、「高機能化しネットワーク化する高級カーナビ」と、「手軽に取り付けられ、自動車以外のシーンでも使えるポータブルナビ」の2つが大きな流れを形成しているが、特に注目したいのは後者のポータブルナビの急激なシェア拡大であろう。
ここ数年でカーナビの機能もある程度行き着くところまで行った感があり、フリーアンサーなどでは、それ以上の付加価値に対してユーザー側があまり多くの期待を寄せていないことも明らかになった。それよりも、ルート検索などの基本性能だけ使えれば問題ない、と考える多くのユーザーが、より安く手軽なポータブルナビ製品を選択するようになってきている。ここのところの原油高などによる「自動車離れ」の影響もあり、より手軽なポータブルナビの人気は今後もしばらく続くものと思われる。

カーナビの所有率78.5%!

カーナビの所有率を聞いたところ、実に8割近い78.5%の方が自動車にカーナビを搭載していると回答している。他社による調査結果(※参考調査結果参照)では、どの調査もおよそ半数程度の所有率であることを考えると、この所有率はかなり高いといえる。このことからも、価格.comユーザーのカーナビへの関心は、一般よりもかなり高いものと推察される。

(※参考調査結果:マイボイスコム「カーナビの利用に関する調査結果(第3回)」2007年12月調査、gooリサーチ「カーナビゲーションと関連サービス利用意向調査」2007年4月調査)

【図1、カーナビの所有率】

カーナビの所有率のグラフ

「市販の備え付けタイプ」の割合は39.5%
「ポータブルタイプ」も急速に広まっている。

カーナビの設置形態について聞いた。もっとも多かった回答は「市販の備え付けタイプ」(39.5%)だが、これは後付け(純正品以外)の市販製品のことを指す。さらに、「ポータブルタイプ」(15.3%)と合わせた「後付けの市販品」の割合は54.8%と半数を超えており、自動車メーカーの純正品の割合を上回っている。最近では、カーナビが初めから組み込まれた状態で販売される自動車も増えているが、まだカーナビを後付けしているユーザーのほうが若干多いという結果だ。
ただし、購入時期別にカーナビの設置形態を集計してみると、意外なことに、標準/オプションにかかわらず自動車メーカー純正のカーナビの購入割合は最近になって減少している。かといって、後付けの市販カーナビ(備え付けタイプ)の割合も増えてはいない。この結果を見る限り、ここ1年で大きくシェアを伸ばしているのは、市販の後付けタイプの中でも「ポータブルタイプ」のみである。ポータブルタイプのカーナビは、ここ2年くらいで急速に広まってきた分野であるが、この調査結果を見る限り、すでに備え付けタイプと同等のシェアを獲得するに至っており、ここ1年以内の購入に限って見れば、全体の約1/3の人がポータブルナビを選択していることがわかった。急速に広まるポータブルナビの台頭の様子が如実にうかがえる結果となった。

【図2-1、カーナビの設置方法 全体集計】

カーナビの設置方法 全体集計のグラフ

【図2-2、カーナビの設置方法 購入時期別集計】

カーナビの設置方法 購入時期別集計のグラフ

市販の備え付けタイプを選んだ人の理由:
メーカー純正品のカーナビよりも機能性に優れている

カーナビの設置形態に関して、なぜそのタイプを選んだのかをフリーアンサーで聞いた。
まず、純正カーナビを選択した人の理由としては、「見た目がキレイに収まる」「純正ナビでないと使えない機能がある」「新車購入時の割引があった」「納車後すぐに使いたかった」「メンテナンスの面でも安心」といった回答が多かった。なお、メーカー純正品でないと使えない機能としては「バックモニターとの連動」をあげる意見が多く見られた。
次に、後付けの市販品(備え付けタイプ)を選んだ人の理由としては、「純正ナビより性能がよく、価格も安い」「地デジが見られる」「HDDタイプがほしかったため」「インダッシュ/オンダッシュタイプを選びたかったから」「安かったから」などの回答が多かった。なかでも、純正のカーナビよりも機能性に優れている点を購入の理由としてあげる人が多く、インダッシュ/オンダッシュなどの設置形態についても市販品のほうが選択肢が広い、といった意見も多かった。
ちなみに、インダッシュタイプの選択理由は「スッキリ収まる」といった設置スペース上の理由のほか、「セキュリティ上安心」といった意見もあった。また、オンダッシュタイプの選択理由としては、「運転中に視点の移動が少なくて済む」という意見が多く見られた。
最後に、最近流行しているポータブルタイプを選んだ人の理由だが、「安かったから」「取り付けが簡単で手軽」「載せ替えが自由に行える」などの意見が多く見られた。どちらかというと、これまで自動車にナビを取り付けていなかった人が、手軽さと値段の安さから購入するというパターンが多いようだ。

【図2-3、図2-1で選んだカーナビを購入した理由】

コメント 性別 年齢
自動車販売店で取り付けの純正カーナビの方が納車時から使用できるし、メンテナンス等で安心できると思った。また、カーナビとETCが一体になっている機械であることも魅力を感じた。 男性 60代
純正品なので安心、設置場所についていろいろと悩まずにすむから 男性 50代
純正は値段が高く、純正用に特等席が用意されているので。
それで、ポータブルタイプではない備え付けを購入。
男性 40代
ポータブルタイプのカーナビも、メモリー容量が4Gになり音楽再生、ワンセグ、写真と、多彩になったので購入してみた。 男性 50代
2台の車で使いたいのでポータブルカーナビを購入した。 男性 40代

記録メディアタイプ、半数近くが「HDD」を所有!

お使いのカーナビで採用されている記録メディアについて聞いた。
もっとも多かったのは「HDD」で46.9%。すでに半数近くの人が大容量で高速なアクセスが可能なHDDタイプのカーナビを所有しているという結果になった。HDDよりも以前に主流だったDVDタイプの所有率は34.2%。まだまだシェアとしては高いが、購入時期別に見てみると、ここ1年以内では DVDタイプの購入シェアは10%以下に落ちている。HDDタイプの価格自体もすでに10万円前後まで低下しており、すでに記録媒体はHDDが主流になっていることがわかる。
また、DVDタイプに取って代わる存在として最近めきめきシェアを伸ばしているのが、フラッシュメモリーを記録媒体に採用したいわゆる「ポータブルタイプ」である。全体のシェアではまだわずか7.8%にしか満たないが、ここ1年以内の購入割合では2割から3割に近いシェアを獲得しており、HDDタイプに次ぐ第二の勢力となっていることがわかる。

【図3-1、カーナビのタイプ(地図情報が入っている記録媒体) 全体集計】

カーナビのタイプ(地図情報が入っている記録媒体) 全体集計のグラフ

【図3-2、カーナビのタイプ(地図情報が入っている記録媒体) 購入時期別集計】

カーナビのタイプ(地図情報が入っている記録媒体) 購入時期別集計のグラフ

自動車で音楽を聴く方法、「カーナビで再生している」が51.2%と半数以上!

自動車で音楽を聴く場合に、カーナビの音楽再生機能を使っているかどうかについて尋ねた。
その結果、「カーナビで再生している」(51.2%)と答えた割合が、「カーオーディオを使っている」(42.5%)の割合を押さえてトップという結果になった。
この結果に関してはいくつかの理由が考えられる。現在のカーナビはそのほとんどが音楽再生機能を搭載しており、新車などを購入した場合に純正で搭載されるカーナビはカーオーディオを兼ねている場合が多い。このため、カーナビ搭載の車では自然とカーナビで音楽再生を行うということになる。また、後付けでカーナビを購入する場合も、設置スペースの問題から元々付いていたカーオーディオを取り外して、カーナビに載せ替えるというケースが多い。もちろん、カーオーディオはそのまま残しつつ、空いている1DINスペースでインダッシュタイプのカーナビを取り付けるというユーザーもいるが、どちらかというと少数派になりつつある。
なお、昨今のカーナビやカーオーディオ製品で話題となっている「iPod対応」であるが、こうした携帯オーディオプレーヤーをカーナビやカーオーディオに接続している人は15.6%もいることがわかった。カーナビとiPodなどのプレーヤーとの接続機能はここ1〜2年の間に一般的になってきた機能であるが、すでに全体の1/6ほどのユーザーがこうした機能を利用していることになり、ポータブルオーディオとカーオーディオとの融合が進みつつある傾向が読みとれる。

【図4、音楽再生の方法】

音楽再生の方法のグラフ

カーナビでよく利用する機能:1位「ルート検索」
次いで「テレビ視聴」、「周辺施設検索」

カーナビでよく利用する機能を聞いた。
当然のことではあるが「ルート検索」が93.5%とダントツで多い。その次に来るのは、やはり「テレビ視聴」(54.1%)という結果になった。ある意味では「カーナビ=車載テレビ」という認知もなされていると思われるが、半数以上の人はテレビ番組の視聴をカーナビで楽しんでいるという結果だ。
続いて、「周辺施設検索」(46.0%)「道路交通情報」(44.9%)が続く。いずれの機能もカーナビにとっては重要な機能であるが、意外に使用されていないという印象だ。さらに「音楽再生」(40.8%)、「音声ガイド」(33.7%)という順になるが、音声ガイドの利用頻度が低いのは、やや古めのカーナビを所有している方が多いことが理由としてあげられるだろう。このほか、「映像再生」は19.4%と低めで、車内でDVDなどを再生するような使われ方は、それほど一般的ではないようだ。

【図5、カーナビでよく利用する機能】

カーナビでよく利用する機能のグラフ

ワンセグ24.2%、地デジ17.5%
アナログからデジタルへの切り替えが急激に進んでいる。

カーナビで視聴するテレビ放送について聞いた。
見ている放送の種類では、地上アナログ放送が70.5%でダントツのトップ。最近では、ワンセグや地デジ(12セグ)に対応したテレビチューナーの搭載がカーナビの機能として一般的になりつつあるが、まだまだアナログ放送の視聴シェアが多いことがわかる。なお、「ワンセグ」は24.2%、「地デジ(12セグ)」は17.5%という結果になった。
ただ、これも購入時期別に見てみると、ここ1年以内にカーナビを購入した人の中では、「地上アナログ放送」の割合は急速に低下しつつあり、ワンセグや地デジとシェアが逆転しているのがわかる。地上アナログ放送の終了が3年後の2011年に迫っていることもあり、カーナビに搭載されるテレビチューナーも、アナログからデジタルへの切り替えが急激に進んでいるためだ。今後この割合は限りなくゼロに近づいていくものと思われる。

【図6-1、カーナビで視聴するテレビ放送の種類 全体集計】

カーナビで視聴するテレビ放送の種類 全体集計のグラフ

【図6-2、カーナビで視聴するテレビ放送の種類 購入時期別集計】

カーナビで視聴するテレビ放送の種類 購入時期別集計のグラフ

「FM-VICS」、「ビーコン-VICS」ともほぼ同じ利用率

よく利用する交通情報サービスを聞いた。
渋滞情報サービスとしては「VICS」がよく知られているが、VICSにはFM波で情報を送信する「FM-VICS」と、主要道路各地に設置されたビーコンから情報を発信する「ビーコン-VICS」(電波/光)の2種類がある。どちらの方式も一長一短があるが、ユーザーの利用度もほぼ同じ程度で半々に割れた結果となった。
このほか、最近ではホンダやパイオニアなどが、携帯電話やPHSを使った新システムを採用し始めているが、こうしたサービスも徐々に使われ始めているようで、10.0%ほどの人が「リアルタイムで交通情報を取得するサービス」と答えている。

【図7、よく利用している交通情報サービス】

よく利用している交通情報サービスのグラフ

パソコンやインターネットとの連携:
観光スポット、グルメスポットの口コミ情報などを調べる使い方はまだまだ定着していない

カーナビとインターネットとの連携について伺った。
インターネットとの連係機能は最近になって登場してきた新しい機能ではあるが、家のパソコンでルート検索などを行い、その情報をそのままカーナビで活用できるという便利なものである。また、最近流行しつつあるポータブルナビなどでも、パソコンとの連係機能が盛り込まれた製品が多い。今後のカーナビの機能の標準となっていくと思われる機能である。
回答としては「地図やルート検索の情報」(91.9%)を調べるという人が圧倒的に多く、観光スポット、グルメスポットの口コミ情報などを調べるという使い方はまだまだ定着していないようだ。

【図8、よく利用するインターネットコンテンツとのデータ連携サービス】

よく利用するインターネットコンテンツとのデータ連携サービスのグラフ

今後購入したいカーナビのタイプ:1位「市販の備え付けタイプ」44.4%
次いで「ポータブルタイプ」31.6%

今後買うとしたら、どんなタイプのカーナビを購入したいかを聞いた。
もっとも多かったのは、やはり「市販の備え付けタイプ」がトップで44.4%。次点につけたのが、最近人気の「ポータブルタイプ」で31.6%となった。この結果を見る限り、自動車メーカーの純正ナビの人気はあまり高くない。やはり、機能面・性能面で、後付けの市販品と比べて見劣りしてしまう点が課題といえるだろう。

【図9、今後購入したいカーナビの設置方法】

今後購入したいカーナビの設置方法のグラフ

カーナビに今後望む機能は、「ドライブレコーダー機能」や「自動学習機能」など

カーナビに欲しいと思う機能をフリーアンサーで記入してもらった。
実にさまざまな回答が寄せられたが、比較的多く見られたものとして「ドライブレコーダー機能を搭載してほしい」というものがあった。どういうルートを走ったのかを後で確認できることで、次のドライブルートの参考にすることができるというものだ。こうした自動学習機能的な流れは、一部のカーナビではすでに始まっているため、おそらく近い未来に実現するだろう。
また、「地図データをユーザーが修正できる機能」という意見も比較的多く見られた。カーナビの機種によっては、地図データが古いままであったり、間違っていたりすることもあるが、そうした点をユーザー自身が修正できるようになることで、地図の精度がより上がっていくという考え方だ。これも、パソコンとの連係機能や、パイオニアが進める「スマートループ」などの相互通信機能が普及していくことで、近い将来に実現されていく可能性は大いにあるといえるだろう。
また、ますます高性能、高機能化していくカーナビに対して、「付加機能はいいから、とにかく扱いやすくしてほしい」「無駄な機能はいらないから、ルート検索の精度をとにかく高めてほしい」といった、基本性能の充実を望む声も多く聞かれた。

【図10、カーナビに欲しい機能】

コメント 性別 年齢
難しい機能はいらないので、自車が通ることの出来る道幅で出来るだけ早く到着できるルートを教えてほしい。
(今は、広い道路優先に案内されてしまうので無駄が多い)
それと、HDDナビやメモリーナビなら、常時録画タイプのドライブレコーダー機能をつけてほしい。
男性 40代
これからはドライブレコーダーなども一体化した製品が欲しい 男性 30代
地図修正機能。
微妙に間違っている地図を、ユーザー側で治せるとよい。
理由:実際には通れる道が、地図上では通れなくなっていたり、又はその逆も多いから。
男性 40代
地図の自動更新。走行中のビデオ撮影。走行中のピンポイントでのクーポン券の発行などお得情報の掲示。 女性 30代
地図に無くても何回か通過した道は道路として認識し、地図データを更新できる機能。 男性 40代
調査エリア:
全国
調査対象:
価格.comID 登録ユーザー
調査方法:
価格.comサイトでのWebアンケート調査
回答者数:
3,840人
男女比率:
男90.5%:女9.5%
調査期間:
2008年7月15日〜2008年7月22日
調査実施機関:
株式会社カカクコム

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