体感的な動作速度は初代iPad以上、iPad2未満
XOOMは快適か? 気になる点を体感ベースで語ってみたい。iPad、iPad 2、そしてXOOMの3機種で比較する。3つのタブレット端末を使ってみての感想は、XOOMの動作は初代iPad以上、iPad 2未満というところだ。XOOMは、CPUにデュアルコアのNVIDIA Tegra 2(1.0GHz)を搭載している。アプリの起動やメニューの切り替えなどは高速だ。シングルコアのCPUを搭載するiPadよりは軽快に動作する。同じデュアルコアCPUを搭載するiPad 2はかなりサクサクと動く。軽快感はXOOMより上回っている。
では、XOOMはダメなのか? というと、そうは思わない。先日、同じCPUを搭載する、NTTドコモの「Optimus Pad L-06C」を試したのだが、体感的にはXOOMの方が軽快に感じられた。コンマ何秒といったわずかな差だが、XOOMの方が快適だったのだ。選択肢の少ないAndroid 3.0タブレットだが、XOOMはその中の最右翼となることは間違いないだろう。
最後に、XOOMのいけていない部分について触れよう。まずはiPad 2と決定的に違うのは、液晶の品質だ。真正面から見ると問題のないXOOMの液晶だが、少し横方向から見ると色が変わってしまう。視野角が狭く、視点が上下左右にずれると、正しい色で見えなくなる。白色もやや黄色みがかかっている。iPad 2とは比べものにならない。
また手持ちで持ちスタイルにこだわりすぎたことも問題だ。ホーム(電源)ボタンが背面にしかないため、テーブルの上に置いて使おうと思っても画面を復帰できない。毎回、本体を持ち上げて背面のボタンを押す手間がかかる。前面にもボタンが欲しかった。700gある本体をずっと手持ちで使うと、さすがに疲れる。やはりテーブルに置いて使うのが基本だと思うのだ。現状はいろいろ不満もあるのだが、Androidタブレットとしてのベンチマークとして購入したことは後悔していない。Android向けのアプリも充実してきているので、仕事にプライベートにどんどん活用してみたいと思っている。
(文/原 如宏)
