「人の体が楽器になる」という新しいコンセプトのおもちゃが2011年6月30日、タカラトミーアーツから発売される。その名も「にんげんがっき」。2人から4人で本体の電気接点をつかみ、互いの身体にタッチすることで音が鳴るという新感覚のおもちゃだ。

タカラトミーアーツ
にんげんがっき
発売日:2011年6月30日
予想実売価格:3360円
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にんげんがっきには3つのモードがある。プリセットされた曲の音符を、1回のタッチごとにステップさせる「えんそうモード」。動物や人の声、効果音を鳴らす「へんしんモード」。そしてバスドラ、スネア、ハイハット、タム、シンバルを組み合わせて、自由にリズムを演奏する「ドラマーモード」だ。

それぞれタッチする相手、組み合わせによって違う音が鳴るように設定されている。例えばドラマーモードなら、相手によってバスドラ、スネア、ハイハットというように音が割り振られ、3人以上で同時にタッチすると、クラッシュシンバルが鳴る。動物や人の声、効果音にはランダム性も持たせてあり、意図しないタイミングで意図しない音が鳴ることもある。

ゲーム性のあるパーティグッズと見ても面白いし、新しい電子楽器として見ても面白い。玩具メーカーから、こんなユニークな製品が生まれた理由は何だったのか。にんげんがっきの企画開発者である和田香織さん(タカラトミーアーツぬいぐるみライフ事業本部ライフ企画1部係長)に話を聞いてきた。