【ライオン事務器】米カリフォルニアで開発されたOA機器落下防止ベルト
デスクとOA機器に貼り付けてロック! 小さくても強力「サムロック」
東日本大震災の時、都心の高層ビル群の揺れの大きさ、時間の長さに驚いた人も多いのではないだろうか。上階へいくほどに揺れ幅は大きく、オフィス内のあらゆる機器や棚などの落下の危険も高くなる。同時に貴重なデータの損失を招くことも。倒れてきた棚やOA機器によってけがをすることもあるため、あらゆる備えが必須といえよう。
事務用品、オフィス家具、OA機器を主に扱うライオン事務器は、防災に関する商品に早くから着目。オフィス防災用品として大ヒットとなった「サムロック」もそのひとつだ。
1994年、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルスで大規模な地震が発生した。ノースリッジ地震だ。奇しくもその少し前に、カリフォルニアにあるライオン事務器の関連会社LION OFFICE PRODUCT. INC.から提案があったのが、「サムロック」。地震を受けて、OA機器の転落防止策は急がれた。その後、日本国内で市場調査を行い、大手販売店でテスト販売をした結果、大変好評を受けた。翌1995年には、正式に取り扱いを始めた。
親指で押して固定することから名づけられた「サムロック」は、OA機器とデスクに、粘着面を貼り付けてロックするだけのセーフティファスナー。取り付けは簡単なのに、効果は絶大だ。その品質の確かさが注目されたのは、直後に起こった阪神・淡路大震災だった。タイミングが重なったこともあり、耐震用品として注目され、売り上げが格段にアップしたという。
500%の驚異的な売上伸び率を達成
「サムロック」の一番のポイントは、ABS樹脂製(RT-600はポリカーボネート樹脂)のファスナー部分のツマミにつけた接着面。この粘着テープは急激に加わる力に強く、緩やかな継続的に加わる力には弱い特性がある。その特性を利用し、地震のような瞬間的に起こる急激な力に対して威力を発揮するのだ。
しかも、機器を設置したり、移動する際には、粘着部分は貼り付けたままで、ベルト部分のみをすばやくロック解除することができるので、持ち運びに困ることもない。例えば、現在増えている、特定されたデスクがなく、パソコンを持って毎日違う場所で仕事を行うようなレイアウトのオフィスでも対応が可能だ。
「サムロック」は、大型テレビ・パソコン用、キーボード用、難燃タイプなど多種多様。中でも、150kgまで固定可能な強力タイプのRT-600がヒットしている。10個入りのお買い得パックは東日本大震災後の半年間は前年比で500%以上の売上伸長を達成。
「震災以後、オフィスでまとめて購入する機会が増えたのだと予測できる」と、ライオン事務器の広報担当者は話す。「塩水にも耐えうる強力な粘着テープを使用しているので、アメリカでは船舶での利用も多いようだ」。
また、サムロックシリーズ全体でも前年比で200%以上の売上だという。オフィスなどの耐震、防災グッズというと、どうしても大きなもの、かさばるものをイメージしてしまう。「サムロック」はそんな固定概念を払拭。ミニマムな大きさで果たす役割は相当に大きい。
【ライオン事務器】日常から災害後まで広く活躍
電解洗浄ウォーター「水デオチール」
特殊な特許製法で電気分解された高機能還元性イオン水だけを原料としている“水100%”の洗浄ウォーター。
人体や水質、環境汚染に影響を及ぼすおそれがある界面活性剤や蛍光剤などは一切使用しておらず、幅広い用途に使用することが可能だ。OA機器や家具の汚れ落としから、食器や電子レンジ、冷蔵庫など家庭でも安心して使える。
例えば、災害後のあとかたづけはもちろん、断水状態になった場合のさまざまな洗浄にも使える。汚れを拭き取った後の表面はべとつかず、臭いもすばやく分解するため、食器の汚れ落としなどにも有効。備えておくといろいろと使い道がありそうだ。