電力自由化
更新日:2016年7月8日
東北電力エリアにお住まいの人は電力自由化でどれくらいお得?
2016年4月に始まった電力自由化。自由化前は東北電力としか契約できなかった電力サービスですが、自由化後は様々な電力会社のプランを申し込むことができるようになります。電力自由化で東北電力エリアの電気料金はどれくらいお得になるのでしょうか。価格.comの料金プランシミュレーションを使った例をあげてご紹介いたします。
例1:東北電力と契約中の3人以上の世帯の場合
例2:東北電力と契約中の2人世帯の場合
例3:東北電力と契約中の1人暮らしの場合
電気を沢山使う方であればよりお得になりますし、一人暮らしの方でもセット割引やポイントを活用することで、よりお得な料金プランもあります。 上記で紹介したケースの節約額には、セット割引やポイント還元は節約額の試算に含まれておりません。下記のシミュレーションで、ご利用中のサービスや節約額に含めるポイントを選択することで、よりお得なプランが見つかる可能性もございます。30秒でチェックできますので、是非ご利用ください。
東北電力エリアの電力自由化の状況
東北電力が配送電網を担う東北電力エリアは、契約世帯数が約480万件と10個の電力エリアの中でも5番目に契約世帯数が多いエリアです。
※電気事業連合会 電気事業60年の統計(用途別契約口数・2010年度末時点)より東北電力エリアにお住まいの人が申し込める電力会社・サービスを一部ご紹介します。ガスや携帯電話など他のサービスとのセット割引があるプラン、ポイント還元があるプランなど多種多様な料金プランが登場しています。
安心の十電力会社
ガスとのセット割引がある電気サービス
ガス会社からは、ガス・電気を1つの会社に一本化することでセット割引で光熱費をお得に節約できるプランも出てきています。
携帯電話会社の提供する電気サービス
携帯電話会社が提供する電気サービスでは、電気料金に応じて電子マネーが貯まるプランも提供されています。
他にも様々な切り口でお得なプランを発表している電力会社・サービスが続々登場しています。
東北電力エリアで利用できる電力会社・サービス(2016年9月6日時点)
これだけ沢山の電力会社があると、どの会社に切り替えればいくらお得になるか、普通に調べていっても非常に難しく大変です。
後ほど従来からある東北電力の一般的な契約種別・電気使用量の場合にどれくらい節約できるかをご紹介しますが、価格.comの電気料金プランシミュレーションを使えば、あなたの電気ご利用状況に応じた電気料金プランを節約額順に並べて簡単に検索することが可能です。
セット割引やポイント還元の情報も節約額の試算に含めることができるため、総合的にお得な電気料金プランを見つけられるでしょう。
30秒ですぐにチェックできますので、今すぐ調べて見たいという方は、こちらからどうぞ。
従来から東北電力で契約しているプランって?
まだ電気料金プランを切り替えていない人は、引き続き東北電力のプランを継続して契約していると思いますが、どのような料金体系のプランで契約しているか把握していますでしょうか?
先ほど紹介した料金プランのシミュレーションを使うにしても、今の自分の契約種別(料金プラン)・契約容量・使用量の3つが把握できていないと正確な試算ができないため、ここではその確認方法をご案内します。
契約種別(料金プラン)・契約容量・使用量を確認するためには、毎月ポストに入れられる「電気使用量のお知らせ」を確認するのが一番早いです。 それぞれ下記に記載されている情報をご確認ください。

いかがでしたでしょう?
東北電力エリアの最も一般的な契約種別は従量電灯Bになるでしょう。オール電化住宅や店舗兼住居などで沢山の電気を使う世帯の場合、従量電灯Cをご契約の方もいるかと思います。
契約容量は一度に使うことができる電気の量になります。この容量を超えた電気を一度に使うとブレーカーが落ちてしまいます。一人暮らしでワンルームのマンションやアパートにお住まいの方の契約容量は30Aとなっていることが多いかと思います。 3〜4人家族で3LDK以上の広さのおうちに住んでいる方は、40〜50Aとなっていることが多いのではないでしょうか。
電気料金は、これらの情報と料金表を見比べると試算することが可能です。
東北電力の電気料金の計算方法って?
例えば従量電灯Bの場合、まず契約容量ごとに基本料金が決まっています。
基本料金
単位:1契約
料金(税込) | |
---|---|
10A | 324円00銭 |
15A | 486円00銭 |
20A | 648円00銭 |
30A | 972円00銭 |
40A | 1,296円00銭 |
50A | 1,620円00銭 |
60A | 1,944円00銭 |
そして、使用した電気の量(kWh)に応じてかかる従量料金があります。こちらは、使用量が多くなるほど単価が高くなっています。
従量料金
単位:1kWh
区分 | 料金(税込) |
---|---|
最初の120kWhまで | 18円24銭 |
120kWhをこえ300kWhまで | 24円87銭 |
300kWhをこえる | 28円75銭 |
また、燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金といった費用も電気使用量に応じて加減されるため、単純に上記の従量料金単価と使用量の掛け算にならないことは注意が必要です。
このように基本料金、従量料金、燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金を足し合わせることで東北電力エリアの従量電灯Bの電気料金が決まります。
価格.comの東北電力のページには、従量電灯B以外の提供中のプランも一覧が掲載されています。それぞれのプラン詳細のページには詳細な料金表がありますので是非ご参照ください。
それでは実際に計算をしてみましょう。
例えば、従量電灯Bで契約容量が50A、月の電気使用量が400kWhだった場合、月の電気料金は以下のようになります。
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金は、2016年5月〜2017年4月の2.25円/kWh
- 燃料費調整額は、2016年7月の-2.45円/kWh
- 口座振替割引はなし
を前提として計算しています。
-
- 基本料金(50A)
- 1,620円00銭
-
- 従量料金(最初の120kWhまで)18.24×120kWh =
- 2,188円80銭
-
- 従量料金(120kWhをこえ300kWhまで)24.87×180kWh =
- 4,476円60銭
-
- 従量料金(300kWhをこえる)28.75×100kWh =
- 2,875円00銭
-
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金および燃料費調整額(-2.45+2.25)×400kWh =
- - 80円00銭
-
- 合計して切捨て
- 11,080円
電気料金の計算や料金プランの比較は複雑で難しいことが多いですが、大体の概要を理解して料金プランシミュレータを活用すれば、あなたにあった最適な料金プランが見つかり、光熱費を削減できるはずです。