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ノートPCの処理速度は年々速くなっているが、それはあくまで数値上の話。1世代や2世代くらいのモデルチェンジでは、実際の利用シーンで体感できるほどの高速化を感じることはまれだ。そんな中、アップルのMacノートやiPadに採用される独自のプロセッサー「Mシリーズ」は、2020年に登場した「M1チップ」から数えてわずか3年で「M2チップ」「M3チップ」と、ユーザーの期待を超えるような進化を遂げてきており、その評価は高まっていた。
そんな今年3月に発売されたM3チップ搭載の「MacBook Air」は、M1チップ搭載モデルに対して最大60％、それ以前のインテルチップ搭載モデルに比べると最大13倍も高速になったとアナウンスされ、大きな話題を呼んだ。ただ、これが単なる誇張でないのは、使ったユーザーから寄せられた「アプリの起動や処理が驚くほど速くなった」「パワーを持てあますくらい速い」といった声が証明している。このほかにも、高精細な「Liquid Retinaディスプレイ」や、最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6E」、最大18時間使えるロングバッテリーなどを搭載し、細かいところでは2画面同時出力にも対応するなど、思わず買い換えたいと思えるような魅力が満載。持ち歩きに便利で、処理も速く、ストレスフリーのMacノートを求めている層に大きくアピールし、ノートPCにとってはやや難しいこの時代に、これだけの高い評価を勝ち得たのだろう。