
使用しているスマートフォンへの満足度:約7割が「満足」。不満な点は「バッテリーの耐久性」(63.0%)が断トツ1位。
現在使用しているスマートフォンの満足度を聞いた。「非常に満足」(28.3%)、「やや満足」(41.1%)を含めると、2/3以上のユーザーが自分の使っているスマートフォンに満足していることがわかる。スマートフォンの満足度は全体的に高めと言っていいだろう。
逆に「やや不満」も24.1%いるが、不満な項目で見ると、「バッテリーの耐久性」が断トツのトップで63.0%となっている。スマートフォンという製品の特性上、従来の携帯電話よりもバッテリーの消耗率が高いのはやむを得ないが、なかにはバッテリーが1日持つか持たないかというような状況の製品もあり、こうしたことがユーザーの不満につながっているケースも多い。また、「FLASH非対応」や「電子マネー・おサイフケータイ非対応」といった不満もある程度多いが、これは最新のスマートフォンでは徐々に解決されつつある。なお、「価格」や「重量」「音声通話の品質」などに関しては、それほど不満が高いわけでもない。このあたりからは、最初からある程度スマートフォンの特性を理解したうえで購入している人が多いことがうかがえる。
【図11 現在使用しているスマートフォンの満足度】

【図12 現在使用しているスマートフォンの不満な点(複数回答)】

今後のスマートフォン購入意向:約7割が「購入希望」、スマートフォン所有者ほど購入意向が強い。購入したい機種は「iPhone 4」が1位(14.3%)
現在スマートフォンを所有している方、いない方ともに、今後、スマートフォンを購入する予定があるかを聞いた。
結果としては、「購入する予定がある」と回答した人が15.1%で、「具体的な予定はないが、今後購入したい」と回答した人が53.0%となり、合計で68.1%というかなり高い割合の人が、今後スマートフォン購入の意向があることがわかった。なお、スマートフォン所有者と非所有者とで、その割合を比べてみると、スマートフォン所有者のほうが、今後も購入したいとする割合が多く、現在のスマートフォンの満足度とあわせ、スマートフォン自体の便利さは多く実感している様子がうかがえる。逆に、スマートフォン非所有者では、「具体的な予定がなく、購入したいとも思わない」という割合が22.2%と多く、スマートフォンに対して否定的な人の割合もやや多いという結果になっている。ただし、どちらの場合も、半数以上の人がスマートフォンの購入に対しては前向きであり、いわゆる「ガラケー」からスマートフォンへの移行は今後もますます進んでいくと予想される。
なお、今後スマートフォンの購入予定がある人を対象にした「欲しいスマートフォン」の割合では、ソフトバンクの「iPhone 4」が14.3%と人気が高い。次点はAndoroid系スマートフォンで、ドコモの「REGZA Phone T-01C」(8.2%)や、auの「IS03」(8.1%)などの最新製品に人気が集まっている。
【図13-1 今後のスマートフォン購入予定】

【図13-2 今後のスマートフォン購入予定(スマートフォン所有者別)】

【図14 今後購入する予定がある人のうちもっとも購入意欲が高いスマートフォン】
順位 | 製品名 | 割合 |
---|---|---|
1位 | SoftBank iPhone 4 | 14.3% |
2位 | docomo REGZA Phone T-01C | 8.2% |
3位 | au IS03 | 8.1% |
4位 | au その他のスマートフォン | 7.1% |
5位 | docomo GALAXY S SC-02B | 3.9% |