2010年買い替えなければよかった製品:1位「携帯電話」(2.2%)。しかし全体的に不満は少ない結果に。
今度は逆に、2010年に買い替えた製品の中で、「買い替えなければよかった」と思った製品をあげてもらった。全体的にはそれほど不満を覚える製品は少なく、不満を抱いた割合はせいぜい1%台というところだったが、そんな中でも、他のカテゴリと比べて不満が多かったのは「携帯電話」(2.2%)だった。フリーアンサーを見ると、スマートフォンを購入した人の中には「タッチパネル操作がしづらい」「それほど機能を使わなかった」「まだ発展途上で、次々に新しいモデルが出てくる」などの意見があった。また、従来の携帯電話を購入した人では、「もう少し待ってスマートフォンにしておけばよかった」など、スマートフォン人気の陰で、こうした不満もやや聞かれるという結果になっている。
そのほかやや不満が多かったのは、「薄型テレビ」(1.3%)、「ノートパソコン」(1.1%)、「ブルーレイ/DVDレコーダー・プレーヤー」(1.1%)、「デスクトップパソコン」(1.0%)など。薄型テレビについては、製品サイクルが速い点と、エコポイントの影響であわてて買ってしまったことを後悔する意見があった。また、「ノートパソコン」については、「ほかにもっといい選択肢があった」「もっと待てばよかった」といった意見や、「スマートフォンで事足りてしまった」という意見もあった。さらに、「ブルーレイ/DVDレコーダー・プレーヤー」の場合は、「ブルーレイにダビングすることがほとんどない」「HDDレコーダーやブルーレイプレーヤーで事足りた」というように、自分の使用用途に対して、製品がややオーバースペックであったことを後悔するケースが多いようだ。
【図3 2010年買い替えなければよかったと思う製品】

今後買い替えたい製品:1位「ノートPC」(22.2%)、次いで、「デスクトップPC」(21.0%)、「ブルーレイ/DVDレコーダー・プレーヤー」(20.8%)。2011年はパソコンの買い替え需要が拡大か。
最後に、今後買い替えたい製品を回答してもらった。こちらでは意外なことに、2010年一番人気だった「薄型テレビ」(17.2%)が5位に後退しており、逆に、「ノートパソコン」(22.2%)、「デスクトップパソコン」(21.0%)、「ブルーレイ/DVDレコーダー・プレーヤー」(20.8%)といったカテゴリが20%を超える人気となった。スマートフォン人気の「携帯電話」も18.1%とそこそこの人気を保っているが、2010年に比べるとやや人気が後退している。
この結果を見る限り、2010年中に薄型テレビはすでに購入済みという人が多いようだ。エコポイント制度の後押しもあって、薄型テレビへの買い替えが急ピッチで進んだ2010年だったが、2011年は前年ほどの需要増は起こらないと見たほうがよいだろう。その代わりに、2010年に薄型テレビを購入した人が次に欲しくなる製品として「ブルーレイレコーダー」の存在がじわりと増してきている。ハイビジョン番組をキレイなまま録画でき、3Dコンテンツなどの再生にも対応したブルーレイレコーダーは、今人気が上昇中のカテゴリであり、2011年は薄型テレビに代わって、AV家電の人気製品となる可能性がある。
また、2010年中はやや不発だった印象のあるパソコン本体についても、2011年は、やや明るいきざしが見えている。元々パソコンの買い替えサイクルは3〜5年程度と言われているが、最近はそれ以上前に購入したパソコンでも、インターネットなどの利用が中心であれば十分使えてしまうため、今でも「Windows XP」以前のOSを使っている人が多くいる。しかしながら、さすがに5年の間にはパソコンの技術もかなり進化しており、パーツ自体の価格もかなり下がっている。インターネットのコンテンツにもハイビジョン動画などが増えてきたこともあって、やや処理にもたつきを感じたりするケースは増えつつある。さらに、今年2011年1月には、インテルが処理性能がかなりアップした新型CPU「Sandy Bridge」を発売開始しており、パソコンを購入するにはいいタイミングともいえる。「ノートパソコン」「デスクトップパソコン」ともに、現在買い替え需要が高まっているのには、こうした背景があるものと思われる。
【図4 今後買い替えたい製品】

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