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No.061 最新・カメラ購入意識調査!- デジイチ?コンデジ?ミラーレス?-

購入したいデジカメ:トップはキヤノン「EOS-1D X」、次点はニコンの「D800/800E」。6割以上が購入検討中

今後購入したいと思うデジタルカメラ製品を聞いた。なお、この質問では、この春に発売される新モデルを中心に、比較的新しい製品をピックアップして載せているので、ここに含まれない製品も存在することをお断りしておく。また、このアンケート開始時に発表されていなかった製品(キヤノン「EOS 5D MarkIII」など)も、個別の製品名としては掲載していない。

それを踏まえて、この結果を見ると、この春の新モデルの中でもっとも購買意欲が高かったのは、キヤノンのフラッグシップモデル「EOS-1D X」(8.1%)となった。次いで、ニコンがこの春発売するハイアマチュア向けの高級モデル「D800/D800E」(6.7%)、さらにソニーの「α NEX-7」(5.7%)が続く形となっている。ニコン「D800/800E」の直接的なライバル製品となるキヤノンの「EOS 5D MarkIII」が選択項目に入っていなかったのは残念ではあるが、その後もニコンのフラッグシップモデル「D4」(4.3%)や、オリンパスの高級ミラーレス一眼「OM-D E-M5」(3.8%)が続くなど、フラッグシップモデルを含む高級一眼モデルがずらっと上位に並んだ。

また、コンパクトデジタルカメラのほうに目を移してみると、トップは比較的ポピュラーな存在のパナソニック「LUMIX DMC-TZ30」(3.0%)だったが、次点はキヤノンの高級モデル「PowerShot G1 X」(2.1%)、ソニーの1820万画素スリムモデル「サイバーショット DSC-TX300V」(1.8%)など、比較的マニアックな製品が上位にランクインした。

冒頭に紹介した通り、このアンケートの回答者層には、カメラにかなり精通している人が多いのだが、それにしても、今年春のデジタルカメラ市場では、高級モデルを中心に人気が高まっていることがこの結果からわかる。なお、「購入予定はない」と回答した人は全体の36.9%で、残る6割以上の人は、この春何らかのデジタルカメラの購入を検討しているということだ。

【図6 購入検討しているデジタルカメラ】

図6:購入検討しているデジタルカメラ

デジタルカメラの購入理由:「解像度の高さ」49.3%が断トツのトップ。デジタル一眼レフカメラの今春の進化を象徴か

上記「図6」の設問で「購入したい」と回答したデジタルカメラの購入理由について聞いた。理由として断トツで高かったのは「解像度の高さ」(49.3%)。この春は、デジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデルやそれに次ぐハイエンドモデルが一気にモデルチェンジを迎えるが、史上初の3000万画素オーバーを実現したニコンの「D800/D800E」に代表されるように、解像度が一気に高まってきているモデルも多い。この「解像度アップ」という技術革新が、ユーザーの購入動機としてはもっとも高い結果になっている。

次に多かったのが「高感度撮影性能」(33.3%)、「好きなメーカーの新製品だから」(29.7%)、「手ぶれ防止機能」(28.0%)、「軽量・コンパクトさ」(27.7%)、「オートフォーカス性能」(27.6%)、「ボディデザイン」(26.1%)と続く。最近のデジタルカメラの進化トレンドの1つである「高感度撮影性能」や「手ぶれ防止機能」は、やはり購入理由としては比較的上位に来ており、基本性能の1つである「オートフォーカス性能」も、購入理由としては強い。逆に、それほど上位にこなかったものとしては「連写性能」(17.3%)、「マニュアル撮影機能」(15.1%)、「動画撮影機能」(14.6%)、「バッテリーのもちのよさ」(13.1%)などがあがっている。なかでも「動画撮影機能」に関しては、各メーカーともここ数年力を入れている機能だけに意外な結果となった。また、数年前であればかならず上位に顔を出していた「バッテリーのもちのよさ」も、すでにほぼ解消されているのか、それほど大きな購入理由とはなっていないようだ。

【図7-1 図6のカメラを購入したい理由】

図7-1:図6のカメラを購入したい理由

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