写真の保存・共有方法:2年前と変わらず「自分のパソコン(に保存する)」(31.8%)がトップ。クラウドサービス関連では「Facebook」(8.3%)がトップも、全体的には少数にとどまる
カメラで撮影した写真の保存や共有によく利用している方法あるいはツール・サービスを聞いた。
データを保存する方法としては、もっとも多かった「自分のパソコン(に保存する)」(31.8%)や、「自分の携帯電話・スマートフォン」(13.7%)という回答が多かったが、これは、従来からの一般的な保存方法であり、当然の結果だろう。
クラウドサービス関連では、「Facebook」が8.3%でもっとも多く、次いで「Dropbox」(3.6%)、「Picasaウェブアルバム」(3.0%)、「Yahoo!ボックス」(3.0%)、「SkyDrive」(2.8%)などがあがっている。ただ、全体の割合からすれば、これらのサービス利用度はまだまだ低く、「Facebook」以外は3%程度にとどまっている。まだ、こうしたクラウドサービスを積極的に利用するという層は少数のようだ。
【図10 写真の保存・共有によく利用しているもの】

もっともよく撮る被写体:「風景」(41.5%)、「人物(家族・友人)」(31.0%)。デジタル一眼など本格派カメラでは「風景」、コンパクトデジタルカメラでは「人物」が比較的多い
普段もっともよく撮影する被写体について聞いた。もっとも多かったのは「風景」(41.5%)で、次いで「人物(家族・友人)」(31.0%)となった。旅行や家族イベントなどで、家族や友人と、あるいは旅先での風景などを撮影するという使われ方が多いことがわかる。この傾向は2年前の調査でもあまり変わっていない。
なお、この結果を、メインで使用するカメラ機器別に見てみると、デジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラなどの本格派カメラでは、「風景」を撮影する割合が比較的高いのに対し、コンパクトデジタルカメラなどでは「人物」を撮影する割合が比較的高めに出ている。このことからも、コンパクトデジタルカメラがどちらかといえば、家族や友人とのスナップ写真撮影に多く用いられていることが見て取れる。
一方、携帯電話・スマートフォンの搭載カメラでは、風景撮影も人物撮影も同じ程度で使われており、用途を選ばずまんべんなく使われている様子がわかる。
【図11-1 もっともよく撮る被写体】

※今回の調査から新たに加えた項目
・「人物(自分自身)」「人物(家族・友人)」「人物(他人)」
‐2012年調査時の選択肢「人物」を再編しました
・「乗り物(鉄道・飛行機など -新規追加
【図11-2 もっともよく撮る被写体(メインカメラ別)】

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- カメラ歴:「カメラ歴10年以上」71.2%。2年前の調査時(2012年3月)より増加。女性のカメラ所有率が上昇傾向
- 主に使用するカメラ:2年前と比べ、コンパクトデジタルカメラの利用者数が大幅に減少し(11.2ポイント減)、デジタル一眼レフや携帯・スマホ搭載カメラの利用者数が増加。使用の頻度ではミラーレス一眼がもっとも高い結果に
- サブカメラ:若年層は携帯電話・スマートフォン搭載カメラ、シニア層はコンパクトデジタルカメラを使う傾向。ミラーレス一眼の割合も上昇中
- 一番最近購入したカメラと購入時期:購買トレンドの主流はデジタル一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラ。特にミラーレス一眼カメラは人気急上昇
- 写真の保存・共有方法:2年前と変わらず「自分のパソコン(に保存する)」(31.8%)がトップ。クラウドサービス関連では「Facebook」(8.3%)がトップも、全体的には少数にとどまる
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