株式投資の夜間取引(PTS取引)とは?

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2017年2月6日掲載

株の買い方・売り方

株式投資の夜間取引(PTS取引)とは?

「自分はサラリーマンだから、日中に株価をつねに確認しながら株式投資できない。何かよい方法はないかな」。株式の売買は通常、平日の9:00〜15:00です。ちょうど忙しいタイミングにあたるビジネスパーソンの中には「株価の値動きを見ながら売買したい」と思う方も多いでしょう。

そんなときは、「夜間取引」の仕組みを利用してはいかがでしょうか。ここでは、夜間取引の方法やメリット、デメリットについて解説します。

夜間取引とは?

有名企業や成長企業が数多く上場する東京証券取引所では、株式取引は9:00〜11:30、12:30〜15:00までと決まっています。この時間以外にも注文はできますが、売買は成立(約定)しません。

一般的なビジネスパーソンであれば、この時間はまさに勤務中で、パソコンやスマートフォンを使って株価を確認しながら株式投資をしようと思っても難しいことでしょう。指値注文などであらかじめ発注しておくしかありません。

夜間取引とは、こうした日中なかなか株価の状況に応じて売買しにくい投資家のため、夜間にリアルタイムで株取引ができる仕組みです。帰りの電車の中や夕食後など、忙しさから解放された時間帯にあたるため、サラリーマンでも気軽に取引に参加できます。

夜間取引のメリット、デメリット

夜間取引のメリットは、日中は忙しい投資家でも、実際の値動きを確認しながら、リアルタイムで株を売買できる点です。

特に、証券取引所での売買が終わった15:00以降は、たくさんの企業がプレスリリースを公表します。決算発表シーズンであれば、数百社が決算の概要を発表します。こうしたタイミングでは、翌営業日の取引開始を待つことなく、最新の情報をもとに、夜間取引でいち早く株を売買できます。

一方で、デメリットもあります。最も大きいのは、取引が成立しないリスクが、日中よりも遙かに大きくなる点です。夜間は売買に参加する投資家が少ないため、買い注文を出しても、売ってくれる投資家が必ずいるとは限りません。

売買のボリュームなどは、投資家の売買注文が一覧できる「板」を参考にしましょう。参加者が極端に少なかったり、想定した価格で買えそうになかったりする場合は、無理して夜間取引する必要はないでしょう。

夜間取引できるのはPTSだけ

夜間取引できる証券取引所は、限られています。証券会社が独自に開設する「PTS(ピー・ティー・エス、私設取引システム)」という取引所だけでしか、売買できません。PTSでは日中も売買できますが、夜間取引できるのはPTSだけです。

加えて、東京証券取引所などと比べ呼値(よびね)が細かいことも特徴です。呼値とは注文できる価格の単位のことで、東京証券取引所では、株価が1,000〜3,000円の銘柄は1円刻みで売買します(大企業であれば0.5円の場合も)。PTSではこれが0.1円単位となるため、東京証券取引所での売買よりも安く買える可能性があります。

個人投資家がPTSで夜間取引できるのは、2017年1月時点でSBI証券を通じて発注できる「ジャパンネクストPTS」だけです。これまで19:00〜23:59が夜間の取引時間でしたが、17年2月からは18:00〜23:59と、1時間前倒しして取引できるようになります。

PTSは仕事終わりにゆっくり株式投資できる!

図:PTSは仕事終わりにゆっくり株式投資できる!

発注方法はとても簡単です。売買したい銘柄の画面を表示させてPTSのボタンをクリックし、現物買いか現物売りを選ぶだけです。選んだ後は、売買したい価格、株数を入力し、発注します(成行注文はできません)。

図:PTS発注方法(SBI証券の場合)
  • 引用元:SBI証券

PTSでは、東京証券取引所に上場している、ほぼすべての銘柄を売買できます。名古屋、福岡、札幌の各証券取引所の銘柄は対象外です。「15:00発表の業績が予想外に悪く、なるべく早く損失を確定させたい」「夜に放送していたニュースで株価が大きく動きそう」といった状況も十分ありえるため、日中の売買がメインの投資家でも、PTSという仕組みがあることを覚えておきましょう。

夜間取引ができる証券会社

個人投資家が夜間取引できるのは、SBI証券だけです。PTSでの売買手数料は投資金額10万円以内で132円と、同社を通じて証券取引所に発注する通常の取引(税抜き139円、スタンダードプラン)よりも安くなっています。

SBI証券

多彩な商品ラインナップと業界屈指の格安手数料が魅力。カスタマーサービスのサポート体制も充実。2019年7月20日から、Tポイントで投資信託が買付できる「ポイント投資」もリリース。

  • 予備でもいいからひらいたほうがいい証券口座

    日本で一番ポピュラーな証券口座といっていいでしょう。手数料は、手ごろだし、他の証券にはない夜間取引があります。メインでなくても、サブとしてもっておくべき証券口座だと思います。満足度:4

まとめ

夜間取引は、日中取引と同じようにリアルタイムで売買でき、日中は忙しいビジネスパーソンにとってとても便利な売買方法です。時間も18:00〜23:59(2017年2月から)と長く、株価を確認したり、じっくり考えたりしながら売買できます。
銘柄の重要な情報は日中の取引時間終了後に発表されるケースが多く、そうした最新の情報に基づいていち早く売買できることもメリットです。

ただし、夜間取引は参加者が少ないというデメリットもあります。つねに自分が望んだ価格、数量で取引に応じてくれる相手がいるわけではありません。
売買注文が一覧できる「板情報」を参考に、想定していた価格、数量で売買できないようであれば、無理して夜間取引する必要はないでしょう。

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