株の損切り(ロスカット)と目安とは?

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2016年12月6日掲載

株の買い方・売り方

株の損切り(ロスカット)と目安とは?

株は価格(株価)が上昇してもうかるときもあれば、値下がりして損を抱えることもあります。大切なのは、損を大きくしないために早い段階で売る(損切り、ロスカットする)ことです。ここでは、「損切り(ロスカット)」の重要性や損切りの目安などについて解説します。

損切り(ロスカット)とは

損切り(ロスカット)とは、買値より株価が安いときに株を売り、損失を確定することです。たとえば、株価が1,000円のときに100株買い、900円に下落したタイミングで売却すれば、損失額は1万円で確定し、その後は損が大きくなったり、小さくなったりしません。

買値より株価が安く、売った場合に損する状況を「含み損」といいます。反対に、買値より高い価格で株を売ることは「利益確定売り」、売った場合に利益が出る状況が「含み益」です。

株の初心者が損切りできない理由

株の初心者にとって、含み損の銘柄を損切りするのは大変難しいようです。ダイナミックな値動きに不慣れなうえ、大きなお金を投じているだけに、「絶対に損したくない」という気持ちが強いためです。

しかし、含み損がある銘柄を持ち続けることは、かえって大きなリスクになります。株価が買値まで戻るとはかぎらず、一段と値下がりする可能性もあるためです。

株価が下落する大きな理由は、企業業績の悪化です。成長力がなくなり、株の魅力が薄くなると、多くの投資家が売却します。株価の値下がりを受けて含み損を抱えた投資家も損切りに動き、下げ幅がより大きくなるという悪循環に陥ることも多いです。

含み損が大きくなり、売るに売れなくなったことで保有期間が延びた銘柄を「塩漬け株」といいます。いったん塩漬けになると、売ってほかの優良株を買いたくても現金化しにくく、値上がりしそうな優良株を買うタイミングを逃してしまいます。「高い技術力で成長し続けているから値下がりは一時的」など、銘柄選びに自信がないかぎり、早めの損切りが重要です。

ロスカット(損切り)にためらっていると含み損が大きくなる可能性も

図:ロスカット(損切り)にためらっていると含み損が大きくなる可能性も

損切りの目安の重要性

一般的に、損切りの目安は買値からの値下がり率で「10%」といわれています。「投資元本が1割減った」という心理的な節目の意味合いのほか、15%、20%……と下落率がより大きくなると買値まで戻るのに時間がかかり、塩漬けのリスクが高まるためです。

ただし、10%はあくまで参考値です。投資する銘柄により、損切りするタイミングは違います。値動きが小さいと10%の損を取り戻すのに一苦労ですが、値動きが大きい銘柄であれば2割近く値下がりしても、早い段階で買値まで戻るかもしれません。

投資する期間によっても、損切りの目安は変わります。頻繁に売買を繰り返す短期投資の場合、10%の値下がりを短期間で穴埋めするのは容易でなく、買値から3〜5%などもっと低い水準に損切りする水準を設定すべきでしょう。

一方で、年単位など長い期間にわたり投資する場合は、10%程度の損失は許容範囲になります。企業に重大な問題が発生したり、業績が悪化し続けたりする場合でないかぎり、慌てて損切りする必要はないかもしれません。

銘柄や投資期間によって損切りする目安は大きく変わるため、損切りするタイミングに一律の基準はありません。過去の株価の推移や投資スタイルなどを踏まえ、自分なりの損切りの基準を設けましょう。

いったん決めた損切りの目安に到達しそうな場合は、指値注文と反対の売買をする逆指値注文をすると便利です。たとえば「株価が1,000円以下なら売る」といった注文をしておけば、損切りにためらったり、売り忘れたりして含み損が大きくなる心配がありません。

損切りと税金について

株の売買で得た利益には、もうけた金額に対し20.315%(2016年11月時点)の税金を支払います。損切り(ロスカット)で投資元本が少なくなった場合は、それまでの利益から損した分を差し引くため、税負担は少なくなります。

たとえば、10月までに50万円もうけ、11月に10万円損した場合、税金の支払い対象になる利益は差し引き40万円です。1年間を通じてもうけがなく損だけの場合は、納税額はゼロになります。

株の損切り(ロスカット)で1年間のもうけが少なくなる場合は、利益が出るたびに税金相当額を支払う「源泉徴収ありの証券口座」を開設していれば、支払いすぎた分は還付されます。

確定申告する「源泉徴収なしの証券口座」や「一般口座」であれば、株の利益から損を差し引いた実際のもうけを申告します。1年を通じて大きなマイナスだった場合、「翌年も損がある状態」にする繰り越し控除の仕組みが利用できます。

まとめ

株を売買していると、買値よりも株価が安くなって「含み損」を抱える可能性があります。含み損が大きくなる前に「損切り(ロスカット)」しないと、売れないまま保有期間が長くなる「塩漬け」になり、投資効率が悪化します。
保有株の過去の値動きや投資スタイルなどを踏まえ、自分に合った損切りの目安を設定しましょう。

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