Wi-Fi設定を除けば至極快適な操作感

JBL ON AIR WIRELESSを使うに当たって必要なことは、まずWi-Fi接続の設定だ。これだけがちょっとだけ面倒くさい。AirPlayは、接続機器すべてが同じ無線LANにつながっている必要があり、ここにJBL ON AIR WIRELESSを追加する設定が必要だ。

といっても接続するWi-Fiルータを指定し、パスワードを入力するだけ。ネットワークの扱いに慣れている人にはどうってことのない操作だが、慣れていない人は戸惑うかも知れない。送出側のiPadiPhone/iPod touchも同じWi-Fiルータに接続する必要はあるものの、普段からWi-Fi接続で使っているなら、改めて設定をする必要はない。Wi-Fi設定が終わるとiOSのアプリから、出力先にJBL ON AIR WIRELESSが選べるようになる。

パスワードの入力は画面を見ながら、本体右にあるカーソルボタンかリモコンで、一文字ずつ選択。ここだけやや前時代的 (画像クリックで拡大)

iPhoneのAirPlay対応アプリで出力先を切り替える様子。「iPhone」を選ぶとiPhoneの内蔵スピーカーかイヤホン端子、「JBL On Air xxxxxx」を選ぶとJBL ON AIR WIRELSSから出力される(画像クリックで拡大)

それ以外の操作は実に快適だ。JBL ON AIR WIRELESSのオーディオソースは、FMチューナー、iPodドック、AirPlay、AUX入力と4つが選べるが、AirPlay対応アプリで再生を始めると、ほかのソースから自動的にAirPlayに切り替わる。本体側で切り替える操作は要らないのは楽で良い。

iPadやiPhoneなど複数のiOS機器を持っている人も多いはずだが、複数台同時にAirPlayで再生することはできない。先に再生を始めた1台が優先され、ほかの機器から割り込んで再生することもできない。まず再生中の端末を止めなければ、他の機器から再生を始められない、という仕組みになっている。